今の時代、安いもので1万円もかけずに購入出来る「メガネ」。
現在、個人で持ち合わせているメガネの数は平均で2、3個以上持っているのが当たり前だと言われております。
そのくらい我々の日常に広く浸透してきたこの「メガネ」。
しかし、購入したはいいもののその購入したメガネの処分の仕方について困ったことってありませんか?
愛着があってなかなか捨てにくい「メガネ」だけに、処分をするのなら適切に処分してあげたいものです。
また最近では「サステナブル」な観点から、「メガネ」の捨て方を見直そう!といった動きも国内で多く見られるようになったんです!
可能であれば自分が使った「メガネ」をそのまま捨てるだけでなく、環境に優しい方法で処分したいと思っている方が多くいるみたいなんですね!
この記事を読んでいただければ「メガネ」の正しい処分の仕方が分かるうえ、リサイクルに力をいれるメガネ企業も併せて知ることが出来ます。
特に「JINS」と「Zoff」は我々が普段から本当にお世話になっている「メガネブランド」だと思いますが、本記事ではそんな「JINS」と「Zoff」の「メガネリサイクル方法」について重点的に解説しておりますので、きっとあなたにとっても役立つはずですよ♪
また各社の掲げるサステナブルプロジェクトについても触れているので、今後のメガネ選びの参考にしてみてください。
それでは早速参りましょう♪
メガネの保有率は年々増えてきている
冒頭からちょっとだけ余談を失礼します。(読みとばしてもらっても全然OKですよ!)
現在、環境を汚染する産業として「ファッション業界」は「2位」に位置しております。
例えばファッション業界が排出するとされる「CO2排出量」は増加の一途をたどっており、2030年には約20億8千万トンにもなると予測されています。
これは1年間で2億3千万台の乗用車から排出されるCO2の量にほぼ等しいといいます。
いや、本当に凄い量です・・・。
このような結果になってしまうのは「環境配慮」という「人類が率先しなければいけないテーマ」より、人間の「欲望」が優先されてしまうことが大きな原因だと言えるでしょう。
それでも最近では、「サステナブル」に力をいれるファッション企業が増えてきています。
人類の欲望と「環境問題」を掛け合わせようという狙いなんですね。
またそんな中ファッションアイテムとしても欠かせない「メガネ業界」でもそのサステナブルな取り組みに注目が集まっているんですね。
例えば、
- 植物由来の樹脂を配合した生地でメガネフレームを作成したり
- 付属ケースにも再生紙を使用したり
など、環境に配慮した製品作りを行うメガネ企業が増えているんです。
2015年に「MyVoice」が1万2千人を対象にしたアンケート調査によると、メガネを保有している人は8割を超えると言います。
そのくらいこの「メガネ」は市場が大きいというわけです。
その中でも、
- 1個保有している人は27%
- 2個保有している人は26%
- 3個以上保有している人は約26%
と近年2個以上保有している人が増え、一人当たりのメガネの保有率は年々高くなってきています。
現にこの記事をお読みになっている方の中でも、メガネを複数持っているという方は多いのではないでしょうか。
現在1人当たり平均で3本以上をメガネを持つ時代です。
このメガネは、生活必需品としてこれまで多くの人の役にたってきたし、今後もその価値を変えない商品であり続けます。
また近年はスマートフォンの普及やデスクワークの普及で、人々の視力が低下していく一方だと言われていることもあって、今後「メガネ」の保有率は益々広がっていくことが予想されるんですね。
なので我々消費者もメガネの「処分の仕方」や、「購入の仕方」など環境配慮を踏まえてこのメガネと向き合わなければならないのです。
不要なメガネの処分方法は大きく分けて「3つ」
そんな中、あなたはいらなくなった「メガネ」をいつもあなたはどのように処分していますか?
そしてその「メガネ」の処分方法に困ったことはありませんか?
1人当たりの保有率が高くなった今、気にすべきはこの処分方法です。
ここではメガネの後処理として基本となる方法を見ていきたいと思います。
今後のメガネの処分時にお役立てください。
「メガネ」の処分方法は大きく分けて以下の3つです。
- ゴミとして処理
- 販売店に引きとってもらう
- 売りに出す
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1、ゴミとして処理
まず不要になったメガネの処分方法として1番多いものは「ゴミとして処理」をするということです。
ゴミとして処理する場合はいくつかの処理方法に分類されるので、ここできちんとした分別の仕方を抑えておきましょう。
「メガネ」をごみとして処理する場合は「材質」によって、次のうちのどれかに該当します。
- 燃えるゴミ
- プラスチックゴミ
- 不燃ごみ
その際、レンズの材質がプラスチックならば「燃えるごみ」もしくは「プラスチックごみ」になり、ガラスの場合は「燃えないごみ(不燃ごみ)」としてレンズは処分することができます。
最近は安価で軽いメガネが市場に多く出回っておりますが、そのほとんどの「レンズ」や「フレーム」はプラスチック製であることが多いです。
なのでほとんどが「プラスチックゴミ」か「燃えるゴミ」になるということですね。
きちんと「材質」を見分けて正しく処理をするということが大切になるので、抑えておきましょう。
材質 | 処分方法 |
---|---|
プラスチック | 燃えるゴミ/プラスチックゴミ |
ガラス | 不燃ごみ |
2、販売店に引きとってもらう
次にご紹介する方法は「JINS」や「Zoff」を代表とする、メガネの販売店で無料で引き取ってもらうという方法です。
「JINS」では、BRING PLA-PLUSプロジェクトと呼ばれる取り組みをかねてから行っております。
不要になったアイウェアを無料で回収し、リサイクルする活動を行っているんですね。
また、「Zoff」ではキャンペーン期間中にお店にブランドを問わず使っているアイウェアを持ち込めば、下取りをしてくれるキャンペーンもあります。
このように信頼できる販売元で、不要になったメガネを無料で引き取ってもらえるのは嬉しいですよね!
馴染みの深いお店だから気軽に足を運ぶことも出来ますし♪
しかも「JINS」の「PLA-PLUSプロジェクト」の場合、リサイクルしてくれるので環境配慮にも繋がるのが嬉しいです。
このような取り組みがもっと広がれば今後わざわざメガネを捨てるという習慣もなくなるかもしれません。
3、売りに出す
比較的新しく、商品状態も良いもの「メガネ」ならば近くのリサイクルショップに売りに出すという方法も選択できます。
またメガネの場合は商品査定にもさほど時間を要しません。
すぐに現金化したいという方はこの方法を選ぶと良いかもしれませんね!
ただ、人肌に密着する「メガネ」は低い値段で買い取られることが多く、その査定金額はあまり期待しないほうがよさそうです。
また最近では近くのリサイクルショップだけでなく、「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリを使って不要になったメガネを売却する人も多いようです。
フリマアプリの場合、リサイクルショップと違い、自身の言い値で売買できるので、その点はメリットかもしれません!
不要なメガネの回収方法とリサイクル方法について、JINSとZoffを例に見る
ここからは我々も大変お世話になっていて、国内の圧倒的なユーザーシェア率を誇る、「JINS」、「Zoff」両者のサステナブルへの取り組みをみていきましょう。
不要なメガネをお持ちの方は、ぜひここで紹介している各ブランドの取り組みを参考にしてみてくださいね。
1、JINS「BRING PLA-PLUSプロジェクト」
まずは「JINS」の取り組みについてみていきましょう。
「JINS」は2021年現在、国内でメガネシェア率NO.1を誇る企業です。
因みに2位が「Zoff」、3位が「眼鏡市場」となっております!
研究開発から生産販売まで一貫して展開するメガネブランド「JINS」は、日本環境設計株式会社が発足したリサイクルプロジェクト、「BRING PLA-PLUSプロジェクト」に同プロジェクト発足当初の2012年から参加しております。
先程も簡単にご紹介しましたが、このプロジェクトでは「不要になったプラスチックの眼鏡を回収してリサイクルする活動」を行っています。
- 不要のメガネが全国にある「JINS」店舗に持ち込まれる
- その後、粉砕されたメガネは、BRING PLA-PLUSプロジェクト提携先工場へ運ばれる
- ガス、コークスなどのエネルギーや新しい資源へとリサイクルされる。
今後「JINS」は、メガネの回収キャンペーンや循環再生型アイウエアの製造に向けて取り組み、メガネのサステナビリティを推進していきます。
「BRING PLA-PLUSプロジェクト」実際の流れ
「BRING PLA-PLUSプロジェクト」実際の流れは以下の通りです。
- 日本国内の「JINS」および「rim of jins」の店舗へ持ち込む
- その後、スタッフに声がけの上、JINS 各店舗内に設置されている「BRING PLA-PLUS プロジェクトメガネリサイクルBOX」に不要になったメガネ、サングラスを入れるだけ。
日本発の高度な技術で、フレームもレンズも100%リサイクルされます。セルフレーム/メタルフレーム、メガネレンズ/サングラスなど、ブランド、フレーム素材の種類、レンズの種類は問わず、アイウエア製品全てが対象です。
ブランド問わず回収してくれるという点が嬉しいですね!
未来への子供たちの為に
「JINS」は「未来の日本の目を守ろう」をスローガンに掲げたプロジェクトを開始し、その第1弾として東京都渋谷区の全ての公立小中学校の約9000人に2021年から3年間継続して眼鏡「ジンズスクリーン」を寄贈することを発表しました。
この「ジンズスクリーン」は目の疲れの一因とされるブルーライトをカットする「メガネ」です。
2011年の発売から今日まで累計1100万本以上を売り上げる大ヒット商品です。
コロナ禍で子供たちのオンライン授業増加により、パソコンやタブレットの使用がより一般化しました。
「JINS」はこのように「未来の子供たち」の目を守ることを「サステナブル活動」の一環としているんです。
日本のメガネ業界を索引する「JINS」ですが、何よりも国内の子供たちを優先しているあたりが素晴らしいですね!
2、Zoff「Eye Performance」
続いては「Zoff」です。
勿論この「Zoff」もどんなメガネでも下取りしてくれるキャンペーンを行ったりと、精力的にサステナブル活動を行っている言わずと知れた「国内メガネ企業の第一人者」です。
「Zoff」ブランドを運営する、「株式会社インターメスティック」は2021年、創業20周年を迎えました。
創業以来「メガネが主役の時代を作る」を理念としながら、「誰もがメガネを気軽に楽しめる社会」の実現をサポートしてきた「Zoff」。
2020年7月に発表した「Eye Performance」はその理念に基づいた新ブランド戦略です。
この「新ブランド戦略」を提示することによって社会や暮らしに必要とされる次世代ブランドへと生まれ変わる意思表示を示したのです。
その「新ブランド戦略」の一つとして、社会課題を解決しサステナブル(持続可能)な社会の実現を図ろうというものがあります。
以下で詳しく見ていきましょう。
Eye Performance Studioの設立
「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックは、2021年に創業20周年を迎えるにあたり、より細かく商品の研究・開発機関できるよう、“Zoff Eye Performance Studio”(ゾフ アイパフォーマンス スタジオ)を2020年に設立しました。
「Zoff」が2020年5月に実施した調査によると、約「2人に1人」が「1日に10時間以上」もデジタルデバイスを使用していることが明らかになりました。
また、その中で約7割以上の人が、テレワークによりPCを見る時間が増えたと回答するなど、我々の「目」は毎日酷使され続けています。
今後「Zoff」は「目」をサポートする「メガネ」というツールのパフォーマンスを充実させることが持続可能な社会へのきっかけにとなると確信しています。
そのような経緯で今回、専門研究・開発機関、“Zoff Eye Performance Studio”を設立するに至ったというわけですね。
不要なメガネの回収方法とリサイクル方法について、まとめ
「メガネ」はファッションアイテムとしても広く沢山の人達に親しまれております。
また一人当たりのメガネの保有率は今後ますます広がることも予想されます。
今回そんな今後大きな市場となることが予想される「メガネ」において、
- メガネの重要性
- 正しい処分の仕方
- 今後のメガネ業界のあり方
- サステナブルな取り組みを行うメガネメーカー
以上の4つの観点で「メガネ」のに求められる「サステナブル」を解説してきました。
生活必需品ともいえるこの「メガネ」。
今後我々がどの「メガネブランド」を着用し、どのように不要になったメガネを処分していくのか。
サステナブルな未来のためにメガネとの付き合い方もきちんと考えなければなりませんね。
コメント