人間生活を送っていると、文章を書く機会は意外にもたくさんあります。
そんな時文章を上手にかけたり、読んだ人がわかりやすいようにかけたり、その文章を読んだことによって感動したり、共感したりといった付加価値を与えることができたら、その文章によって人を喜ばせることができます。
また特に社会人に至っては、その文章を読んだ人が仮に上司や取引先だったりした場合、それがきっかけで評価につながるかもしれません。
文章とは絶大なスキルなんです。
そんな文章を書く作業はほとんどの人が毎日行うものだし、その単純作業が自分への評価につながるとしたら、文章力を身につけることで人生の可能性は大きく広がっていくことになります。
とはいえ文章を書くといっても、どのように書けばいいのかわからない人は多いはずです。
実は書くことというのは難しいんです。
初めから誰でもスラスラと書けるわけではありません。
現に私も初めは全く書けませんでしたし、書くことが苦痛で仕方ありませんでした。
難なく書けるようになるためにはトレーニングが必要ですし、スラスラ書けるようになるためにはある一定期間日数が必要です。
しかしそれは誰でも同じことなんです。
頭が良い悪いは関係ありません。
誰も初めはから書くことなどできないのです。
本記事では文章が書けないのは頭が悪いせいなのか?その真相を解明するとともに、どうすれば文章をスラスラ書けるようになるのか?に対するコツやトレーニング方法についても解説します。
文章力がないのは頭の悪さが関係している?
文章を書くのは難しいです。
自分だけなぜこんなにも難しく感じてしまうのだろう。
生まれつき頭がもっと良ければもっとスラスラかけたのかもしれない。
文章力がないのは頭の悪さが関係しているのかもしれない。
そのような不安を持っている方は多いです。
文章力と頭の良さは、悪さは関係ありません
しかし結論から言って、
文章力と頭の良さ、悪さは関係ありません。
現に私は決して頭が良い方ではありませんでした。
学校でも、後ろから数えた方が早いくらいにいつも位置していました。
それでも今はこのようにまぁまぁスラスラと文章が書けます。
またブロガー界でも、頭が悪くても毎日ブログを更新していくことでスラスラ字が書けるようになって、ブログで整形をなしている人というのを何人も目撃しますし、過去の名だたる文豪たちも皆が皆、頭が良かったわけではないと言います。
特に太宰治や芥川龍之介なんかも、頭が悪いどころか、人間の生活に順応できなかった部分も多く持ち合わせていたと言います。
それなのにあんなにも多くの書物を残し、文豪と称されるまでになったのです。
もちろん人には文才というものがあって、(私はまだその文才というものがどのようなものなのかわかりませんが)例えば本なんかを読んでいて、どんなに書く練習をしても自分にはこういった表現はきっとできないなぁ〜と思わせる文章を書く人もいます。
そう思うと確かに元々字を書くのが得意な人はいるはずだし、文才というものを持ち合わせている人もいるかもしれません。
しかしそんなことを言ったら、あなたにもあなたしかできない表現があるはずなんです。
なぜなら文章とは自分の思っていることを伝える手段にしか過ぎないからです。
つまりあなたという人物そのものなんですよ、文章って。
自分が普段思っていることや、価値観、そういったものがあって、それが特異なものだったとして、それを文章で伝えてみた。
それがもしかしたら、第三者からすれば、非常に新鮮に感じられるものかもしれません。
あなたにも誰かを救ったり、共感させたり、導いたりできる文章が書けるかもしれません。
そう言った意味で言えば、誰でも文才は持ち合わせているとも言えるのです。
自分の伝えたいことを文章で伝える。
文章の仕組みはこれだけです。
そしてそれは語彙力を学べば、誰でもできます。
文章の仕組みは案外シンプルなのです。
そもそも頭が悪いとはなんなのか?どういう事象なのか?
そもそも頭が良い悪いに関しても、しっかりとした定義があるわけではありません。
果たしてどのような人を頭が良いというのか?
どのような人を頭が良いというのでしょうか?
学問が得意な人を頭が良いというのか?
その中で例えばテストをやって国語や数学、地理に歴史、全てオールラウンドに及第点を取れる人を頭が良いというのでしょうか?
あるいは学問は不得意だけど、意外な発想、誰も思いつきもしない人を頭が良いというのでしょうか?
どれもすごいことですよね?
このように頭が良い、悪いの定義って決して数値では測れないんですね。
小学校のとき全然頭が良くなかった子が、社会人になって起業したり社長になったりするなんてことも全然ありますし、小中高と頭が良くても社会に出ると全く活躍できなかったりすることもよくある話です。
頭が良い悪いというのは、誰も定義づけられないし、特に文章においてもそんな問題は大した問題ではありません。
一人一人には個性があって、皆、自分にはない魅力を持っているものです。
必ず自分が持っていないものを、その人は持ち合わせています。
文章を書くときもそれを大切にすればいいんですね。
前述したように文章は伝える手段にしか過ぎないわけですから、その独自の魅力、あるいは感度があれば誰にも真似されない文章を書くことはできますし、スラスラ書くことなんてのは二の次で、語彙力を学べば誰でもそんなことは可能なのです。
頭が悪いと文章を理解できない?その信憑性は?
また頭が悪いと文章を理解できないというような話もよく聞きます。
これは確かにあるなとは思いますね。
正確にいうと、頭が悪いからではなく、語彙力がないからです。
例えば以下の例文をご覧ください。
上記の文章が少し読みづらいと感じてしまうのは、JASRACや公的機関、著作権使用料に関して、その単語の指す意味がわからないからです。
JASRACとは何なのか?それは人の名前なのか?場所なのか?
公的機関とは何なのか?何を指しているのか?学校なのか?
そう言ったことがわからないため、理解に苦しむんですね。
しかしそれらは辞書を引けば答えが出てきます。
あるいは今はインターネットがあるので簡単に調べられます。
要するにこの文章を理解するためには、わからない単語の意味を調べればいいんですね。
要するに読解力というのは出てくる単語の意味を知っているか、知らないかの違いでしかないのです。
仮に文章がどんなに長くなってもそれは変わりません。
ここでも頭が良い悪いではなく、知っているか知っていないかの違いなんですね。
それでもわからないのは、その意味を調べようとしないだけの怠惰な人間性の問題になってきます。
文章が上手い人は頭がいい?
また時折「あの人は文章がうまい」という表現もよくききますね。
この「文章がうまい」というのも雲を掴むような話で、定義づけされていないものです。
例えば、共感を持てる文章が上手いと感じるのか、あるいは例え話が上手なのが上手いと感じるのか、具体的な話が上手いと感じるのか、文章を上手いと感じるその感度は人それぞれなんですね。
なので一概に上手い文章とはどういうものなのか?というのも定義づけられないのです。
仮に共感を持てる文章が上手い文章だとするならば、そんな共感を持てる文章なんてのは誰でも書けます。
例えば以下の例文を見てください。
こんな文章は誰でも書けます。
なぜなら自分が感じたことをそのまま文章にしているだけだからです。
またあなたが感じたことが、多くの人々が共感できるものであればあるほど、それはSNSやブログを通してシャアされ、多くの人の目に留まるかもしれません。
もしかしたら、それがきっかけでとある出版社から「毎朝の電車の出来事」というコラムをやってください!なんて依頼が来るかもしれませんよね?
その文章が上手いのか下手なのか?それを定義づけることは誰にもできません。
文章の一切の評価は読み手に託されているからです。
それでも文章の仕組みはシンプルで、自分の思っていることを伝えること、たったこれだけです。
そんなに多くの語彙力がなくても、自分の思っていることは伝えられるし、もしかしたらシンプルな文章でもその内容によっては多くの人が目にする文章になり得るかもしれないのです。
文章を書くうえで、難しい表現や単語。
こういったものは必ずしも必要ではないのです。
文章力がないのは何かしらの障害がある?
文章力がないのは何かしらの障害があるのか?このように不安に思われている人も中にはいるかもしれません。
ディスグラフィアというものがあります。
このディスグラフィアとは「学習障害(LD)/限局性学習症(SLD)」の種類のうちの一つで、文字や文章を書くことに困難が生じる症状のことです。
脳機能の偏りが原因だと考えられていて、一般の人に比べて書いたり、読んだりすることが困難に感じられるんですね。
このディスグラフィアに関して、遺伝性のものなのか、ある日突然なってしまうものなのか、明確な答えは解明されていないと言います。
文章は毎日トレーニングをすれば誰でも書けるようになる
今のディスグラフィアの方を除いて、一般の人であれば難なく文章を書くことができます。
スラスラ書けないのは、語彙力を持ち合わせていないからです。
また文章は自分の思いを人に伝える手段ですから、伝えたいことがあるというのも大切な条件となります。
あとは、毎日文章を書いてみたり、本を読んでインプットをしていけば、必ずどなたでも文章を書くことができるようになります。
語彙力×伝えたいこと×アウトプット×インプット
これのトレーニングをしっかりと繰り返していけば、書くことは非常に容易になり、どんなことでも楽しく書けるようになるのです。
具体的な文章の書き方については後ほどまた詳しく解説しますが、よろしければ以下の記事もご参考ください。
文章を書くのが苦手になってしまう原因とは?
それでも文章を書くのが苦手になってしまう原因とは何かあるのでしょうか?
やはり毎日書く習慣をつけないと、文章を書くのは億劫になってしまいます。
毎日息を吸って吐くように文章を書く。
そうすると、文章が生活の一部になり、文章を書かなくてもいられない自分になっていきます。
私が実際にそうで、毎日このように文章を書かないと、いてもたってもいられなくなってしまいました。
おかげで今はこうしてブログで生計を立てることができるようになりましたし、毎日が楽しくもなりましたが。
また文章を書くのが苦手になってしまう原因として、もう一つ考えられるのが、どうにかして書こうとするマインドの問題があると思っています。
何度もお話ししている通り、文章は自分の思いを伝えるための手段です。
なので自分にそもそも伝えたい「何か」がある必要があるのです。
それがないにも関わらず書こうと思う。
これでは書けません。
書くものがないので、書けるはずがないのです。
これに気づけると非常に気楽になれるかと思います。
私にそう気づかせてくれたのは以下の書籍です。
↑の「書くのがしんどい」という本は、今まで出会ったライティング本の中で最高の一冊です。
ぜひ読んでみてください。
文章力がない社会人が多い
最近は文章力がない社会人が多いとも言われています。
最近の社会人は勉強をしなかったり、書く習慣が昔と比べてなくなってしまったりというのが原因だと考えられています。
社会人にとって文章力は非常に重要なスキルです。
例えば上司に対するプレゼン。
これも文章力があれば話を論理立てて説明することができたり、わかりやすく説明することができたりして、評価につながります。
例えば上司に来年度の予算についてプレゼンする機会があったとき、その予算値を具体的に論理立てて説明することが可能になるのです。
それまでは「来年度の予算は1000万だ」と言われたところで「なぜ1000万なのか?」、「500万じゃいけないのか?」こういった漠然とした疑問があるだけで、それを自分の頭だけで明瞭化することは難しかったところ、文章力が備わったおかげで、「500万に比べて1000万投資した方がこれほどまでに効率が良くなる」。
だから「1000万投資した方が良いのだ」ということを自分の頭で筋道立てて、明瞭化できるようになるといったイメージですね。
その考え方がプレゼンに生きるのです。
文章力があれば、これまで不得意だった「数字」も単なる数字にとどめず、分かりやすく自分の頭に吸収することが可能です。
社会は実力主義です。
自分の身は自分で守らなければなりません。
そんなとき文章力があればある程度の評価を受けられます。
文章力があれば、話を論理立てて考える思考力が備わり、物事を解決する力が備わります。
何か問題が起こった時に、その問題には必ず原因があって、またその原因というのもさまざまな要素が絡み合って起こっている。
そしてその原因を解決するためには、一つずつコツコツと順番にその物事を解決していく必要があるというのが文章力によってわかるのです。
つまり物事を解決する力ですね。
これはあらゆる事業にも精通することで、それは文章力が大いに関係しているのです。
今は確かにスマホがあって、ゲームやら動画やら魅力的なコンテンツがたくさんある時代です。
しかし文章力はいつの時代も変わらない普遍的なポータルスキルです。
あらゆる個人がこれだけは必ず持ち合わせていたい必携のスキルなんですね。
文章力がある人とない人の特徴
文章力の有無は頭の良い悪いではないということをこれまで述べさせていただきました。
文章力は誰でもトレーニングをすれば必ず身につくものだと考えられているのです。
しかしそのトレーニングができないのは、書こうとする人に原因があったり特徴があったりするからなんですね。
次にここでは文章力がある人とない人の特徴についてみていきます。
文章力がある人の特徴
まず文章力がある人の特徴についてです。
文章力のある人は以下のような文章を書くことができるとされています。
- 話が論理的
- 伝えたいメッセージを明確にできる。
- 文章全体に目を配って整えられる。
- 場合によっては、図表も利用できる。
- 文法の誤りや誤字脱字が少ない。
そんな文章を書ける人は以下のような特徴があります。
- 物事を論理的に考えられる
- しっかりと書く内容について考えることができる
- 伝えたいことが豊富にあって、知識が豊富
- 読み手のことをしっかりと考えられる
- 毎日書いたり読んだりする努力ができる
一つずつ見ていきましょう。
物事を論理的に考えられる人
文章がしっかりと書ける人の特徴として物事を論理的に考えられる人というのが挙げられます。
文章とはそもそも自分の思っていることを伝える作業です。
もっと言えば第三者に自分の思っていること、あるいは伝えたいことを筋道立てて説明していく作業なんですね。
その際第三者に自分の思っていること、感じたことを伝えるためには、前後の話のつじつまがあっていて、それを読んだ読者がその話の意味がしっかりと理解できるようになっていなければなりません。
でないとその文章で何が言いたいのか、何を言っているのかわからないのです。
その文章を読んでしっかりと意味が理解できること。
文章においてまずはこれが一番重要です。
物事を筋道立てて考えることができ、それを文章構成にしっかりと反映させている文章はひとまず良い文章何ですね。
それができるのは物事を論理的に考えられる人なんです。
論理的とは自分はなぜそのように思ったのか?、そのように思ったきっかけは?そう思ったことで、どのような結果が得られるのか?こうしたことをしっかりと考えられること。
だから一つの話にストーリー性があって、前後の話が一つにまとまっている。またその話がその次の文節にも繋がっている。
このような文章が書けるのです。
しっかりと書く内容について考えることができる
また今の話にもつながりますが、これから書こうとしている内容に対してしっかりと考えることができる人も良い文章を書ける人です。
これから書く内容に関して論理的に考えるためには、そのことをしっかりと考えることが大切です。
例えば、
りんごは美味しい。なぜならりんごは栄養があるから。これからは毎日りんごを食べるようにしたい。
このような文章があったとします。
我々はすでに栄養という存在を知っていて、栄養が健康的な生活につながるということまで考えられています。
「りんごには栄養がある」=「健康に良い」=「毎日食べたほうがよさそう!」
↑こんな感じですね。
だから
りんごは美味しい。なぜならりんごは栄養があるから。これからは毎日りんごを食べるようにしたい。
このような「りんごを食べることによって得られる効果」という物語の結末に該当するところまで書くことができるし、それを読者に伝えたいと思うのです。
しっかりと書く内容について考えることで、その文章の「まとめ」の部分、その文章の味噌となる部分を書くことができるようになります。
しっかりと書く内容について考えることができる。
文章を書くための秘訣で、文章が上手な人はこの作業をしっかりと行うことができます。
伝えたいことが豊富にあって、知識が豊富
例えばあなたがこれから「りんご」について書こうとしたとします。
りんごは美味しい。なぜならりんごは甘いから。これからは毎日りんごを食べるようにしたい。
このような文章を書こうと思っても、そもそもりんごとは何か?りんごはどのような食べ物なのか?という知識を持っていなければ、文章は書けません。
つまり「りんご」について書こうと思っても、大元となる「りんご」の存在を知らなければ「りんご」について書くことはできないのです。
書くテーマがある、伝えたいことがあるから文章は始まっていくわけですから、まず書くテーマに関する知識があること。
これが非常に大切ですね。
そのためにも伝えたいことが豊富にあって、知識が豊富であることが重要です。
文章を書ける人はこのセクションが非常に優秀です。
読み手のことをしっかりと考えられる
文章は接客サービスだと思っています。
文章の上手い人はお客さん、つまり読み手のことをきちんと考えられると非常にうまく書けます。
例えば、このように書いたら読み手は理解できるかな?とか、この単語は中学生でも意味を理解できるだろうか?とか。
文章のテクニックはさまざまにありますが、相手のことを思いやって文章を書いていく。
良い文章を書きたいならこれを忘れてはなりません。
読者のことを思って書いた文章と、独りよがりの文章とでは読みやすさが本当に異なります。
毎日書いたり読んだりする努力ができる
最後です。
文章力がある人は毎日書いたり読んだりする努力ができます。
文章は毎日書いたり、読んだりすることで少しずつですが、確実に書きやすくなります。
逆に毎日書いたり読んだりできないことには全く成長できませんし、せっかく身についたスキルも一瞬で消失してしまいます。
なので毎日文章を書いたり読んだりしないといけないのです。
もちろんこれはとても難しいことですね。
社会人であれば毎日仕事が忙しいでしょうし、主婦の方であれば家事が忙しいことでしょう。
しかしほんの1時間でも30分でもいいのです。
毎日書いたり読んだりする努力をするようにしましょう。
文章力がない人の特徴
次に文章力がない人についてです。
文章力がない人が書く文章とは以下のようなものです。
- 話のつじつまが合わない
- 文章が長い
- 難しい言葉や専門用語が多い
- 話が二転三転する
- 「こそあど言葉」が多い
- 説明が不足している
- 結論がはっきりしていない
このような特徴が文章に出てしまうのは以下のような原因が考えられます。
- 伝えたいことがわかっていない、まとまっていない
- 書こうとしていることに対する知識がない
- やっつけで書こうとしてしまう雑な性格
- 語彙力がない
一つずつ見ていきましょう。
伝えたいことがわかっていない、まとまっていない
文章は自分の思っていることを読者に伝えるための手段です。
なので自分にそもそもの伝えたい内容がなければ、書くことはできないし、書こうとしても一貫性がない文章になってしまったり、辻褄のあっていない文章になってしまいます。
例えばもし初めから、「りんごは甘くて栄養があって美味しい。だから私は毎日食べたい」ということがわかっていて、それを伝えたいのなら、その内容について自分の持っている語彙力を駆使して書けばいいだけです。
仮に平易な表現であっても、その文章は意味のある文章になります。
しかし何を言いたいのかわからない、何も伝えることもなければ、本人自体伝えたいこともないし、まとまってもいない。
このような状態で書き始めても、良い文章は書けるわけがないのです。
文章を書く大前提として、まず伝えたいことがある。
そしてその伝えたい内容が自分の頭の中である程度構築できた上で文章は書き始めましょう。
書こうとしていることに対する知識がない
繰り返しになりますが、文章は自分の伝えたいことを伝えるための手段です。
先ほどもお伝えしたとおり、自分にまず伝えたいことがあるというのが文章のスタートです。
ではどうすればその「伝えたいこと」が自分に備わるのでしょうか?
それはインプットです。
本を読んだり、テレビを見たり、散歩をしたり、映画を見たり。
そのような機会に触れて、人は伝えたいという感情に出会うのです。
さらにそこから、その伝えたいことを肉付けするために自ら勉強をして知識を蓄えていく。
こうすることで文章がさらに書きやすくなり、読み応えのある文章になっていきます。
文章をうまく書けない人は、こうしたインプットを行わない上、そこからの勉強も怠ります。
なので読み応えのある文章を書けないどころか、そもそもの文章すら書けないのです。
やっつけで書こうとしてしまう雑な性格
文章は接客サービスに似ています。
やっつけで書こうとしたら良い文章は書けません。
文章はいかにさまざまにある文字や幾千通りにもなる文節を、そこからたった一つ選び、それを配置しながら、読者に自分の思っていることを伝えていくというものです。
またどうすれば読者にわかりやすく伝わるか?どうすれば感動できるか?といったことまで考慮されている文章の方がもちろん良いわけですから、文章は自分の思っていることを伝えるための手段と言っても、実際の構成は非常に複雑だったりするのです。
それなのにも関わらず、相手のことを全く思いやれていない、やっつけで書こうとしてしまうから良い文章が書けないのです。
また書き手からしても、そのようなやっつけな思いで文章を書こうとしても楽しくありません。
書き手と読み手、双方が書いていて楽しい、読んでいて面白いと思える文章こそ、本当の意味で良い文章なのです。
語彙力がない
文章は語彙力があれば自分の伝えたいことをもっとわかりやすく伝えられるようになるし、もっとスラスラ書けるようにもなります。
文章を書く上で、語彙力は非常に大切です。
例えば「細かい」という表現と「繊細」という表現とでは、似た意味であっても、文章に当てはめると微妙にニュアンスが異なってきます。
- あの人の性格は細かい
- あの人の性格は繊細
このように日本語にはそれぞれ、その単語が持つ独特の世界観があるのです。
そういった単語の意味を理解しておくことで、より正しく自分の思っていることや言いたいことを言い当てられるし、書く際の手助けとなってくれます。
語彙力は非常に重要なわけです。
文章力がない人ほどこの語彙力の引き出しが少ないです。
スラスラ文章を書きたければ、語彙を深めましょう。
文章力を磨くためのトレーニング方法
それでは文章力を磨くにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは文章力を磨くためのトレーニング方法について見ていきたいとおもいます。
- 多くの文章を読む
- 上手だと思った作家やブロガー、ライターの文章の型を真似る
- 書きたい内容に関する情報を収集する、インプット
- とにかく毎日書く、たくさん書く、SNSやブログでアウトプット
多くの文章を読む
文章力を高めるためには、まずは良い文章とたくさん出会うことが大切です。
そもそも文章力が高い文章とはどういうものなのかを知らなければなりません。
幸いなことに日本にはたくさんの文豪が存在します。
今ももちろんですけど、昔から本当に優れた作家が存在しました。
- 村上春樹
- 夏目漱石
- 池波正太郎
- 太宰治
- 芥川龍之介
- 宮沢賢治
- 三島由紀夫
あげだすとキリがないですね。
もちろん日本だけでなく海外の作家の作品を読んでもらってもいいと思います。
そこに広がる雄大なる文章家の世界。
美しく由々しき日本語の世界。
一般人ではとても言い当てられない感情を見事に言語化してしまう作家の力量。
どの作家の作品もあなたにきっと素晴らしい世界と、素晴らしい文章表現を示してくれるはずです。
文章家で大成するには、まずは多くの優れた文章を読み、文豪の世界に触れることです。
そして文章を好きになることです。
そうやってみんな文章家になっていくのです。
上手だと思った作家やブロガー、ライターの文章の型を真似る
例えばあなたがブログで稼ぎたいから文章力を高めたいというのであれば、すでに稼いでいるブロガーやライターの文章の型を参考にすることもおすすめです。
当然好きな文豪の文章を真似るでもいいです。
あのブロガーの、この部分の言い回しが好きだなぁと思えば真似して同じような表現を使ってみたり。
ある作家の小説を読んでいて、この部分の表現が素敵だなぁと思えば、それも真似てみたり。
ブロガーであればセールスライティングが優れてる人もいるし、文豪であれば一般人ではとても想像できないような文章表現を用いている場合もあります。
なんならBOOKOFFなどに行って100円の小説を購入してみてください。
どんな書籍を選ぼうが、彼らは非常に文章力が巧みです。
まずは書籍を手に取って読んでみる。
そしてさまざまに卓越した文章表現に触れて真似てみる。
そうやって、自分の文章に同化させていくのです。
書きたい内容に関する情報を収集する、インプット
再三申し上げている通り、文章は自分の伝えたいことがあって初めて成り立ちます。
伝えたいことがなければ文章は書く必要がありません。
逆に自分に伝えたいことがあれば、スラスラ文章を書くことができます。
筆が滑らかに進んでいきます。
それではその伝えたいことを自分にどのように準備すればいいのか?
そこでインプットです。
例えば今あなたが仮想通貨について書けと言われたらどうしますか?
予備知識があれば、ほんのりとは書くことができるでしょうが、ほとんどの人が書くことに苦労するはずです。
そもそも仮想通貨についての何を書けばいいのか?ということが全く分からないはずです。
しかし仮想通貨についての本を一冊でも読めば、仮想通貨に関する味噌がわかります。
仕組みがわかります。メリットやデメリット。そういったこともわかります。
自分に仮想通貨に関する知識量が蓄えられ、伝えたいことが溢れていきます。
そして仮想通貨おける、さまざまな局面がわかるようになるのです。
すると初めは「仮想通貨について」という抽象なテーマで何をどう書いていいか分からなかったにも関わらず、「仮想通貨について」書くことができるようになります。
インプットはとても大切です。
まず知識量が増え、伝えたいことが溢れます。
そしてそのコンテンツについてさまざまな局面を知ることができるので、仮に大きすぎるテーマだとしても切り口を分けることによってその正体を文章を持って暴けるようになるのです。
とにかく毎日書く、たくさん書く、SNSやブログでアウトプット
しかしインプットばかりしていても文章は上手くなりません。
アウトプットも同時に行いましょう。
どちらもとても大切だからです。
文章を書く際は、自分の文章の型を知っているだけで、あるいは持っているだけで本当に書きやすくなります。
その自分の文章の型を構築するためには、やはり何度も何度も書く必要があります。
またさまざまジャンルについて書くことでより定着していきます。
また不思議と、何度も何度も書いているとそれまでとてもできなかった文章表現ができるようになります。
これは、インプットの段階で知った綺麗な文章表現や、作家たちの文章の構成をアウトプットしていくことで本当の意味で身についているからだと思うのです。
昔から誰かに教えることで初めて自分のものになると言われております。
知識として知っているだけでは、本当の意味で身についていないんですね。
それを形にできて初めて自分のものになるのです。
文章も同じです。
その文章を自然とかけて初めて自分の文章になるのです。
そのためにもさまざまな文章を何度も書くようにしましょう。
おすすめなアウトプット方法はSNSとブログです。
特にブログはうまくいけば自分が寝ている間にも収益を生み出してくれるので、大変おすすめです。
文章力を鍛えるために必須なツール
文章力を鍛えるためにはツールも駆使しましょう。
ここでは文章力を鍛えるために必須なツールについてお伝えします。
というのも元来ツールというのは便利なもので、効率よく扱えば早く効率よく目的達成ができるからです。
現在は文章力を磨くためにおすすめなツールがいくつも開発されています。
のちに紹介するSNSなどがその最たるもので、気軽に自分の文章を世界に発信することができます。
運が良ければその文章が出版業界の人の目に止まり、本の出版や連載への掲載のオファーも来るかもしれません。
今回は文章向上にまつわるツールを3つご紹介します。
- X(旧Twitter)
- ブログ
- NOTE
X(旧Twitter)
まずは今ご紹介した通り、SNSの活用です。
その中でも「X(旧Twitter)」がおすすめです。
ほとんどの人が利用していて、もはや機能に関して説明する必要はないかと思います。
「X」の良いところはいくつかあるSNSの中でも、よりテキスト志向だという点です。
140文字以内であれば自由にテキストを記述でき、自分の価値観や思っていることを発信できます。
また一度発信した内容に関しては全て記録しておくことができるので、保存用や日記としても活用できます。
自由に記述ができるし、その書いた文章に対する世界からの反応も伺えるという意味で、文章を練習する上で非常におすすめな手段です。
運が良ければ、一つの呟きでビジネスチャンスに巡り会えたり、有名人と知り合いになれたりすることも可能です。
昔でいうアメリカンドリームみたいな要素が今のこのSNSには含まれているのです。
ブログ
続いてはブログです。
ブログは従来、有名人が嗜むイメージを持たれていました。
しかし今ではワードプレスというブログ管理ツールの開発のおかげで一般人でも簡単にブログを開設できるようになったんですね。
ブログはSNSに比べてより自由度が大きいです。
文字の制限もなく、発信する内容に関しても制限が加わることはありません。
もちろん常識の範囲内であれば、何を書いてもよくそれを咎めたり注意したりする人もいません。
また自分の書いたブログ記事に対し、自由に広告を添付することもできるので、文章を書くスキルがあって、自分の書く内容と世の中のニーズがマッチすれば即刻、文章で稼ぐことも可能です。
ブログの良いところは、不労所得になること可能性もあるという点です。
自分の書いた記事はインターネット上にあるので、自分が寝ていたり映画を見たりしている時も、その記事が読まれる可能性があります。
その記事には自由に広告を貼ることができるので、場合によっては毎日四六時中、その記事閲覧で報酬が発生する可能性があるのです。
さらにブログは月々のコストがほとんどかかりません。
無料のブログツールもありますし、おすすめのワードプレスに至っても、月々1000円もかけずに運営できるものばかりです。
- 自由にテキスト発信できる
- 「検索上位表示結果」が他のブログサービスに比べて有利とされる
- 広告の制限を一切受けない
- 独自ドメインを使用するので、半永久的にブログを資産として残せる
- デザインを自由にカスタム出来る
- PHPで動作しており、サイト処理速度が他のブログサービスより圧倒的に早い
文章で練習したり、稼いだりしたいと思ったとき、ブログほど効率の良いツールはありません。
ブログがあれば文章で稼ぐこともできるし、自分のポートフォリオにもなるし、公式のHPとしてもこのブログを活用することも可能なのです。
NOTE
最後はNOTEです。
NOTEもブログと同じように自由にテキストを記述できます。
ブログと違う点はNOTEは書いた記事そのものを「有料化」できるという点です。
仮に無名なライターであっても、NOTEでテキストを有料化にしてしまえば、誰もあなたの書いた記事を読み進めることができません。
またそのコンテンツの値段も、有料の範囲も自由に設定ができます。
NOTEはよりテキスト重視のプラットフォームになっており、SNSと違って場合によっては無名のライターが書いた作品も多くの人にシェアされたり、業界の人の目にも止まる可能性があったりします。
登録は簡単だし、無料で行えるのでぜひ登録してみましょう。
文章をスラスラと書けるようになるコツ
文章力を上げるためのトレーニング方法やツールについて解説してきました。
次にここでは文章をスラスラと書けるようになるコツについて解説します。
トレーニングを行い、ツールも駆使しつつ、コツも理解する。
これが文章上達への最短の近道です。
- 書くこと=考えること。書けないといってイライラしないこと、丁寧に考えて書くこと
- 文章と文章の接続をスムーズにする
- 書くときは話すように書く
書くこと=考えること。書けないといってイライラしないこと、丁寧に考えて書くこと
書くこと=考えること。
です。
何かを書けなかったり、言語化できなかったりするのは、そもそもそのことについて深く考えられていないことが原因なのです。
私から言わせると、言語化できない思慮はないと思っています。
書けないのは考えていないからです。
例えばあなたがこれから「民主主義」に関して書こうと思ったとします。
民主主義に関しての「何を」自分は伝えたいのか?その肝となる部分を考えることはもちろん、民主主義が我々人間にどういったことをもたらし、一般人や、社会人、学生にどのように思われている存在なのか?
あるいは民主主義のデメリットはなんなのか?将来性はどうなのか?世界的にはどのように思われているのか?
自分が文章で伝えようと思っている事柄に関して、あらゆる角度から、視野の広さと深さを持って考えることが大切です。
広い角度と深い角度を持って見ることによって、その事柄のあらゆる「顔」を知ることができるからです。
そしてさまざまな顔を知ることによって、その内容に関しての情報量も増えるので、比例して伝えたいことも溢れていきます。
それがスラスラ書くためのコツなのです。
再三お伝えしている通り、書くことは自分の思いを伝えることですから、まず自分にその伝えたいことがなければなりません。
なのでここで言っているのはその伝えたいことをさらに担保するための工夫についてなんですね。
書籍などで勉強したり、インプットしつつまずはその事柄に関して自分の今できる限りの情報量を駆使して考え抜いてみる。
あらゆる角度からその事柄を見ようとしてみる。
これが書く前の準備として非常に重要です。
文章と文章の接続をスムーズにする
また文章がスラスラ書けない原因として、文と文との接続が苦手だからというのが結構あると思っています。
例えばA文では「パンの作り方」に関して語ろうとして、B文では「パンの材料」に関して語ろうと思った時など、微妙に内容に変化が生じています。
初心者の方はその際の話の移行の仕方がスムーズに行えないために、文章に苦手意識を持ってしまうんですね。
要するに、文章は新しい文を何度も何度も積み重ねていく行為の繰り返しですので、その毎回起こる新しい文章の書き出しをスムーズに行えるようにしましょうということなんですね。
そこがスムーズにおこえるようになれば、文章を書くことは非常に楽になります。
例えばその際、A文からB文に突入しようとしたときに、B文の始まりに「というのも」とか「すると」とか「というわけで」というアクセントを足してみると、その後の文章が書きやすくなったりします。
文章において書き出しは非常に重要です。
なぜなら文章は新しい文章をどんどん考案し、それを注ぎ出していくという行為の繰り返しだからです。
その際文章と文章の接続がスムーズに行えるようになれば、文章は本当にスラスラ書けるようになります。
そのためにも先ほど述べたような書き出し部分に該当する語彙を学んでみたり、引き出しを自分の中にたくさん持っていることで、文章は書きやすくなるのです。
書くときは話すように書く
文章は書くように話しましょう。
文章が書ける人は話も会話も上手です。
また会話ができる人は必ず文章を書くこともできます。
文章もそうですが会話も、自分の伝えたいことを相手に伝えたい。
そういう意図があるから行いますよね。
文章であれば文字で。
会話であれば発言で。
その際、自分にそもそもの「伝えたいこと」がないことには文章を書いたり、会話したりする意味はありません。
そんな中、仮に文章を書くことが苦手だとしても会話は割とスムーズにできるという人は多いはずです。
それは会話であれば、仮に使っている言葉がメチャクチャであっても、論理が破綻していたとしても、その場の雰囲気で話が相手に通じたりするからです。
話手の表情を窺って、聞き手がその内容が理解してくれたりするんですね。
それに会話であれば、身振り手振り、声のアクセント、感情の浮き沈みもジェスチャーを駆使して自分の思いを伝えることができたりするからです。
要するに会話の方が戦場に持っていける武器が多いんですね。
しかし文章では、使えるのはたったの一つ、「文字」だけです。
その文字だけで読者に、自分の思っていることを伝えなければなりません。
難しいのは決まっています。
しかし先ほども述べたとおり、文章も会話も自分の思いを相手に伝えるための手段です。
それをいかに、今自分が持っている武器で、分かりやすく伝えられるかのゲームなんです。
文章が難しいのは、相手がどこの誰だかわからない上、どれくらい説明する必要があるのかわからない上、それを説明するための語彙力も必要になるからです。
しかし仮にそうであっても、なんとかしてそれを説明すればいいだけなんですね。
会話であれば詳細は必要ないのかもしれないですが、文章ではあらゆる説明の義務があります。
それはもう仕方のないことなので諦めましょう。
なので説明をすればいいだけです。
初めから丁寧に、全てを。
文章と文章の接続、その事柄に対しての共通認識。
これらを全て説明していけば、必ず相手に自分の思いは伝わります。
文章が苦手だけど会話は得意という人は、必ず文章もスラスラかけるようになります。
その内容について会話だったら伝えられる自信があるという人は必ず文章であっても書けるはずなのです。
文章が苦手な人はもっと、会話するように書いてみましょう。
会話だったら自分がどのように説明するか?ということを意識して、その要素を文章に落とし込むのです。
書くことも話すこともからくりは同じです。
会話ができる人は必ず書くこともできます。
必ず自分の思っていることを伝えられるはずです。
話すように書く。
このことを意識しながら書いてみましょう。
文章の書き方がわかる書籍
最後に文章の書き方が、もっとわかるようになるためのおすすめな書籍をご紹介します。
私はここで紹介する書籍を通して文章の書き方を学びましたし、文章の書き方について本当に多くのことを学ぶことができました。
またここで紹介する書籍を通せば文章の書き方だけでなく、良い文章の書き方についても理解を深めることができると思います。
あんまり紹介したくない三冊です。
- 書くのがしんどい
- 20歳の自分に受けさせたい文章講義
- 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
書くのがしんどい
何よりもまずはこれですね。
先ほども紹介しました。
竹村 俊助さん著、「PHP研究所」より出版されている「書くのがしんどい」です。
なかなかキャッチーなタイトルだと思われたことと思います。
文章の書き方を学びたい人は、この本だけはマジで読んで欲しいと思います。
ほんと、これだけでもいいので。
結論から言うと、この本があれば「何をどうやったら書けばいいの?!書くのって難しい!!」と言う悩みを全て解決できます。
本記事の要所でも行っているように、文章の目的は「自分の思っていることを伝えること」です。
私もそうでしたが、初心者は文章を書こうとしてしまいます。
しかし本来文章とは「伝えるための手段」です。
そんな文章のメカニズムにもふれ、文章がなぜ存在するのか?なぜ書くことはこんなにも難しいのか?
しかし発想の転換で、一気に書くことが楽しくなり、止まらなくなる。
文章に関してたくさんの秘密が詰まった一冊になっております。
紹介したくはありませんが、紹介しなけえればいけない一冊なんですね。
私は本当にライティングが苦手でした。
書くことって自分で脳を使わなければいけないし、疲れる行為ですよね。
そんな中本書と出会って、書くことの「仕組み」がわかりましたし、それ以降はどんなネタでもどんな記事でもスラスラ書けるようになったんです。
今後も二度とライティングにつまずくことはないと思います。
本当に出会ってよかった一冊です。
ぜひあなたにも手に取っていただければと思います。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
次は古賀史健さん著、「星海社新書」より出版されている「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。
文章力の偉大さというか、文章力がもたらす可能性をロジック的に踏まえ、かつ感動的に紹介している一冊です。
こちらもぜひ読んでいただきたい一冊ですね。
今は昔に比べてSNSを使う人が増えました。
メールがLINEに変わって、自分の文章が世間に露出することが多くなりました。
そんな時自分の書いた文章が魅力的だったら、例えばメールを受け取った人は嬉しく思うし、SNSで目にした人は感動だってするかもしれません。
そしてそこからさまざまなことが起きて、自分も魅力的な人生になっていきます。
文章にはそういう力があるんですね。
文章とは何か?魅力的な文章を書かなければいけない理由とは何か?こういった文章のある意味「根幹」といった部分に触れたような作品です。
今後AIが我々人間の仕事を台頭していくと言われております。
そんな時、どうすれば我々、特に書き物を生業にしている人間はAIに立ち向かっていけるか?そう言ったこれからのヒントも隠されている一冊です。
ライティングの基礎を学びたいという人はぜひ手に取ってみてください。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
最後はは唐木元さん著、「インプレス」より出版されている「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」です。
今回ご紹介している書籍の中で唯一技術的な一冊です。
文法の使い分け、ライティングの型、物事を例えるときの表現の工夫などを実践的に解説しております。
「文章の書き方に関して」といえば、今回の中で一番ふさわしい一冊でしょう。
文章界で第一人者の唐木元さん監修ということで、どのフェーズも非常にわかりやすく、肝となる部分のみを抜粋し、書籍として紹介してくれております。
困った時には本書をひらけば、そのわからないことを解決できるようになっており、文章バイブルといった使い方ができると思いますね。
横に一冊置いておけば、アイデアに困ることもないですし、筆を書く手が止まるといった心配もないと思います。
これは個人的な意見なんですけど、特にブロガーさんやライターさんにとっては、自分がそこまで精通していないネタを扱う時って、文字数に困ったり、文章表現に困ったりしますよね。
そんな時、どうすれば文章量を稼げるか?説得力のある文章を書けるか?というと、やはりそこは技術的な部分でカバーするしかないんです。
そういったことを学べる一冊です。
間違いなく必見です。
文章力がない頭が悪いに関する疑問
- 文章力を上げる習慣は?
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- 紙に出力して書いた文章を見直す
- 時間を置いて書いた文章を見直す
- 文章力を上げることは誌面上でもできる
- 書いた文章を他人に読んでもらう
- 書いた文章の文字数を減らす
- 語彙力が低いとどうなる?
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語彙力が低いと、相手の話を理解する力や読解力の低下にもつながります。 言葉の意味自体を知らなかったり、ちょっとした言葉のニュアンスを理解できなかったりするため、表面的にしか内容を捉えることができなくなります。
- 語彙力がない人が多用する言葉は?
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「語彙力がない」人の特徴として挙げられるのが、「すごい」「やばい」「超」などを多用することです。 きれいなものや、美味しいものなどに対しての感想が、何でもかんでも、「やばいキレイ」「とりあえず、すごい」などで済ませてしまうのです。
文章力がないのは頭が悪いからではありません。習慣やトレーニング、コツを理解しよう!
文章力がないのは頭が悪いからではありません。
文章は誰でも初めから簡単に書けるわけではないのです。
まず文章は自分の伝えたいことを相手に伝える行為です。
基本的に何かを書けないのはそのことについて「考えていないから」と思っておけば良いと思います。
考えることは頭が悪くてもできるわけですから、書けないことと頭の良い悪いは一切関係がないんですね。
書こうと思っていることに関して、自分の中に考えが存在していないから書けない。
書けない理由は実にシンプルです。
また技術的な面で言っても、文章はたくさん文章を書くことで自分の中に「型」のような引き出しがたくさんでき、あらゆる状況に応じたライティングが可能になるのです。
そのためにもたくさんの本を読んで、良い文章の型を理解したり語彙力を深めることが大切だし、伝えたいことを自分の中に蓄えることが重要です。
文章が書けないのは頭が悪いから!と簡単に諦めてしまうことはできますが、文章はそんなシンプルな成り立ちではありません。
書くためのコツはちゃんと存在するし、「そのことについて自分の頭でよく考える」といったしっかりとした前準備も存在します。
面倒なんです。文章を書くことは。
しかし同時に文章があなたにもたらしてくれるメリットも計り知れません。
文章力があれば会社内での評価も上げられるし、思慮の幅が広がり毎日を楽しく生きることができるようになります。
人間の生活にとって思慮が根幹ですからね。
また文章力があれば例えばブログで、自分が寝ている間にも稼げるようになるのです。
ぜひ本記事で文章のシステムを理解し、文章の人生を始めてみましょう。
以下の記事を参考にしてもらえればたったの10分で自分のブログを開設することができます。
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