人生において文章を書く場面は山ほどあります。
例えば「将来の夢作文」や「卒業文集」、「卒業論文」に「会社のレポート」、「メール」、「ライン」。
本当に多くありますよね。
しかし書くことって案外難しいんです。
書くことに慣れていない人からすれば本当に苦痛以外の何物でもない作業なんです。
- 書こう書こうと思っても、何をどのように書けばいいかわからない。
- 何のテーマについて書けばいいのかわからない。
- 文章の構成の仕方もわからない。
- 書く内容に関して考えるのが辛い。
- そもそも良い文章とはどういうものなのかということもわからない。
文章を書くためには、明確にしておかなければならない問題が本当に多くあります。
書く前の段階で、こういったことを明確にしておかなければ書き進めていくのは難しいですし、本当に書くことが辛くなってしまいます。
しかし逆に書くことのコツさえ掴めば、スラスラどんなことでも書けるようになるし、書くことが非常に楽しく感じられるようになります。
現に私も書くことが大嫌いだったのですが、この記事で解説している「文章の書き方」について理解をしたところ、瞬く間に書くことが上手になりまして、そして好きになりました。
今ではそれがきっかけで、webライティング能力検定1級も取得できましたし、ブログ運営で生活しております。
今回、そんな私がこれまでに知り得た文章の書き方の秘訣を余すことなくご紹介していきます。
本記事をお読みいただければ、今後文章の書きかたで悩むことはきっとなくなるはずですよ。
なぜこんなにも文章を書くことは難しいのか?なぜ思うように書けないのか?
なぜ書くことはこんなにも難しいのでしょうか?
例えば今、あなたが「仮想通貨」について書けと言われたら書けますか?
仮想通貨について書くためには仮想通貨が何かを知らなければなりません。
また仮想通貨とはどういったサービスで、なぜ人気があるのか?
利用することでどのようなメリットがあるのか?
現在利用している人はどのくらいいるのか?
こうした仮想通貨に関してさまざまな方角から説明できなければ、仮想通貨については書くことができません。
それにそんな知りもしないトピックについて、書かないといけないのは本当に骨が折れますよね。
ただそうなってしまうのは「仮想通貨について」という扱うテーマが広すぎることが原因でしょうか?
例えば「仮想通貨の未来について」書きなさいと言われたらどうでしょうか?
おそらく同じように書くことが大変なはずです。
仮に「仮想通貨の未来について」と書くテーマを狭く絞ったとしても、仮想通貨の未来について書くためには、先ほどと同じように、仮想通貨とはどういったサービスで、なぜ人気があるのか?利用することでどのようなメリットがあるのか?現在利用している人はどのくらいいるのか?という素材を集める必要があるのです。
問題はテーマの広さ、狭さじゃないんですね。
例えばこれがあなたがよく知る大好きなアニメのことだったらどうでしょうか?
スラスラ書けてしまうはずです。
そのアニメのあらすじ、そのアニメに登場するキャラについて、そのキャラの好きな好物、筆を一才止めずに書き進めていくことができるはずです。
同じく「そのアニメの未来について」もスラスラ簡単に書けるはずです。
つまり、何かを書こうとして、そのトピックについてどれだけ知識があるか?知見があるか?
その情報量によって書きやすい、書きづらいという違いが出てきます。
そこで書きやすいテーマ、自分が知見のあるテーマであれば、書くことは全く苦ではなくなるのです。
まずはこれが文章の大元となるからくりです。
つまり、
ということ。
もちろん語彙力を知っている、文章の構成の仕方が上手い。
そういったテクニカルな部分ももちろん関連しています。
普段から文章をたくさん書いている人は、自分があまり詳しくないトピックに関してもある程度の文章量は書けてしまうはずです。
しかしそんなものは小さい問題にしか過ぎません。
それに、やはり情熱を持たない書き物は誰にも感動を起こさせません。
情熱や愛を持って書かれた作品ほど読者を引き込むものはないのです。
最後にここで文章の目的についてお話ししておきましょう。
情熱を持って伝えたいことがある。
文章を書くうえで必要な素材はたったそれだけです。
文章の書き方で大切にすべき基本とルールとは?
それでは次に文章の書き方で大切にすべき基本とルールについてもお話ししておきましょう。
文章の書き方で大切にすべき基本とルールとは?
文章の書き方で大切にすべき基本とルールとありますが、正直そんなものはないと思っています。
前述した通り、文章の目的は書き手の伝えたいことを読者に伝えることです。
伝えたいことがなければ文章を書く必要などありません。
なので文章の書き方のルールについて、もしそんなものがあるとするならば、書き手に伝えたいことがあるかどうか?というのが大前提のルールだと言っていいでしょう。
文章は伝えるためにある。読者にそれが伝わる文章を書こう
そもそも文章とはなんでしょうか?
前述した通り、文章とは書き手の伝えたいことを読者に伝えるための手段です。
例えばあなたがとあるテレビ番組で「仮想通貨」についての特集を視聴したとします。
そしてあなたはすっかりそのテレビに魅了され、仮想通貨のメリットや凄さ、利便性、人気などに魅了され、それを誰かに伝えたくなってしまいました。
それを伝えるために使われるのが、この文章です。
「この前テレビを見てたらさ〜こんなことがあってさ〜」とか「私の彼氏あり得ないんだけど!ちょっと聞いてよ!」とか「今日地下鉄に乗ってたらこんな人がいたよ!」とか。
第三者に自分の思ったことを伝えるための手段。
これが文章です。
SNSなどを見ていると、この文章の仕組み、正体がよくわかるかと思います。
文章を書く際は行うべき準備と書き方がある
前述したように文章の目的は書き手のつたえたいことを読み手に伝えることです。
そのための方法として用いられるのがこの文章なのです。
なので大前提として「伝えたいこと」がなければ文章は書く必要がありませんし、そもそも書けません。
書き手には伝えたいことがある。これが何よりも大切なことです。
さきほどもお伝えしたように例えば仮想通貨について書けと言われても中々かけないのは、あなたがこの仮想通貨に関して知識がないともいえますが、それよりも前に仮想通貨に関してあなたは「何も伝えることがないから」なのです。
文章を書く際、そのトピックに関して伝えたいことが何なのか明確にしてから書き始めるようにしましょう。
小学生でも文章の書き方さえわかれば書けるようになる
このことが理解できれば誰でも書けるようになります。
仮に小学生であっても容易く書けてしまうはずです。
例えば小学生に仮想通貨について何か書いてくださいといったとします。
そこで小学生にさきほどの文章の書き方について教えるとしますね。
するとその話を聞いた小学生は仮想通貨について勉強をするはずです。
理解力は確かに大人よりも劣るものの、それでも彼らは彼らなりの価値観で、この仮想通貨に関して思いの丈を語ってくれるはずです。
彼らの頭のなかには彼らなりの仮想通貨に関する世界、仮想通貨に関して感じたことが広がっているはずなのです。
難しい言葉や語彙は使えなくとも問題ありません。
あとはその思いを自分の言葉で語ってもらえばいいのです。
それが文章です。
このように文章の書き方というのは非常に単純な仕組みなのです。
つたえたいことを伝える。
これさえ理解できていれば小学生だろうと書くことは容易です。
会社やビジネスでも多用する文章。書き方は知っておいて損はない
しかし残念なことに小学生ならまだしも、大人でさえこの文章の書き方について知らない人が多いんですね。
文章はさまざまな場面で使用されます。
特にビジネスシーンにおいて書く機会は非常におおいはずです。
たとえば、上司や先方に送るメールだったり、企画資料の作成だったり、その企画資料のプレゼンというのもすべて文章でやりとりされます。
文章が書けないことには仕事が滞ってしまうんですね。
逆に文章を書ける能力を知っている人間は確実に重宝されます。
なぜなら文章を書ける=そのトピックに関して知識があるということだからです。
また知識があるということは、さまざまな問題や課題についても解決できる能力が備わっている可能性があるということでもあるので、文章の書き方をしっている人間はどこにいっても通用するのです。
文章を書く前の準備とは?
さきほども軽く触れましたが文章を書こうと思った時、重要なのは前準備です。その準備が文章の行方を左右します。
ここでは文章を書く前の準備とはどういうもので、どのようにその準備をしていったらよいのかについてお伝えします。
- インプットを増やし、伝えたいことを増やしておく
- そのトピックに似た別のトピックに関しても知識を増やしておく
- 語彙力を高めておく
- これから書く文章媒体の基本構成を知る
インプットを増やし、伝えたいことを増やしておく
これまで何度もお伝えしている通り、文章を書く上で一番重要なのは書き手に「伝えたいことがあるかどうか?」です。
伝えたいことがないのなら文章を書く必要はありませんし、そもそも書けません。
なので書き手にその「伝えたいこと」が備わっていることが重要です。
それではその伝えたいことというのはどのように自分に担保すれば良いでしょうか?
その際肝心になるのがインプットです。
つまりこれから書こうとしているトピックに関して情報を増やすこと。
勉強すること。
知識を持つことが重要です。
そのためには本を読んだり、実際に体験してみたり、誰かの話を実際に聞いたりすることが重要です。
知識量が増えれば伝えたいことがあふれかえってきて、スラスラ書けるようになります。
そのトピックに似た別のトピックに関しても知識を増やしておく
またそのトピックに関して、似たような話題についても知識を深めておくことで、さまざまな方角から文章を書くことが可能になります。
そして様々な方角から元のトピックに目を向けることで、別の視点が生まれて、より文章量を多くできたり、魅力的な文章にしあげることが可能です。
例えば仮想通貨について書こうと思ったときに、単に仮想通貨に関する知識だけ増やすのではなく、仮想通貨と関連性の高いメタバースやNFTについても知見を増やしてみたりといった感じです。
どれもバーチャル世界を基軸としていますので仮想空間で共通している問題点や課題、将来性がわかるようになり、例えば「バーチャル世界のこれから」といった壮大な内容を仮想通貨のトピックに落とし込むことができるようになるかもしれません。
それはさぞ魅力的なコンテンツとなるはずです。
このように多方角的な視野を取り入れることによって、文章はさらに書きやすくなります。
語彙力を高めておく
文章を書く上で重要なのはインプットです。
そしてそのインプットをもとに自分がつたえたいことを伝えていくことが文章構成のセオリーとなっています。
しかしいくらこのインプットを増やしても書き手に自分の伝えたいことを伝える技術がなければ文章は書くことができません。
例えばあなたはトマト農家の息子で、トマト栽培についてたくさんのことを知っていたとします。
しかしそのことをフランス語で書きなさいと言われても書くことはできませんよね?
なぜならあなたはフランス語を知らないからです。
日本語でも同じなんですね。
伝えたいことはちゃんとある。
しかしそれをどう伝えたらいいか分からない、どの言葉がふさわしいのかわからないため書けない、書く筆が止まってしまう。
書けない原因は本当にシンプルです。
文章を書くためには、自分の思いを読み手に伝える技術、読者への橋渡し役を担う語彙力を養うことが非常に重要です。
これから書く文章媒体の基本構成を知る
またこれから書こうとする文章媒体の基本構成を知っておくとよりスラスラと書けるようになります。
どういうことか説明しますね。
例えばあなたがこれから仮想通貨について、ブログを使って書こうとしたとます。
ブログはインターネット上にある記事のことで、それを読みにくるユーザーは大体の方がスマホを使って空き時間にみにきています。
空き時間にみるということで、ブログ記事を見に来る大半のユーザーは忙しい人が多いんですね。
なのでそんな忙しい人に自分の書いた記事をどうにか読ませる工夫が必要になります。
そこでブログでよく用いられる文章構成に「PREP法」というものがあります。
後に詳しく解説しますが、これは「結論」から先に伝える文章構成のことで、ブログ記事で非常に多く使われております。
結論から書くことで読者を飽きさせない工夫なんですね。
例えば以下の例文をご覧ください。
まず結論を述べ、そのつぎに理由を述べ、例文をいれる。
そして最後に再結論を提示する。
「文章を書く上でインプットが大切だ」というたったこれだけのことも、文章の構成を知れば、ここまで話題をひろげられますし、スラスラ書けるようになるのです。
このようにPREP法に限らず自分のつたえたいことをただ当てはめていくだけで立派な文章ができてしまう文章の基本構成というものがいくつもあります。
またブログに限らずですが、新聞や週刊誌、メルマガなどさまざまに文章媒体がある中で、それぞれの文章媒体には必ず特定のユーザー層というものがあります。
そしてその特定のユーザー層向けに文章構成を組んでいけばより自分の文章をよんでもらうことができるかできるようになるのです。
良い文章の条件とは?
文章の書き方についてはある程度ご理解いただけたかと思います。
しかし文章の書き方を知っただけでは不十分です。
文章家であれば、読者が読みたくなるような文章をかけたり、文章で読者を感動させられたりできるようになるべきです。
せっかく文章を書くわけですからね。
自分の伝えたいことを伝えるだけではただの独りよがりです。
ここでは良い文章を書く上で、そもそも良い文章とは何なのかについてお伝えしていきます。
- 誰でも理解できる文章
- 具体的な文章
- 人の心を動かす文章
誰でも理解できる文章
誰でも理解できるわかりやすい文章は良い文章です。
わかりやすいというのは書き手が自分のつたえたいことを読者にわかりやすく伝えているか?ということですね。
あなたの文章を読みに来てくれた人はもしかしたら小学生かもしれません。
そこで大人でも理解するのが難しい文章を書いてしまったらどうでしょう?
小学生は読むことができませんよね。
もしかしたら辞書を引きながら読んでくれているかもしれません。
そんなのは良い文章ではありません。
それに小説を書いているわけでもないのに、小難しい文章というのは確実に毛嫌いされます。
ほとんどのユーザーは忙しい合間を縫って、あなたの文章を読もうとしてくれているのです。
それなのに独りよがりの文章など書いていたら読んでくれるわけがないのです。
ユーザーのことを思っておもいやりのある文章を書くようにしましょう。
具体的な文章
話が抽象的すぎると内容が読み手に伝わりません。
伝わらないということはその文章は失敗におわったということです。
それではどうすれば読み手にうまく伝えられるのか?そこで文章には具体性を持たせるようにしましょう。
例えば以下の2つの例文ですとどちらがの方が内容が伝わるでしょうか?
- 「スマホってさ、命だよね」
- 「スマホがあればいつでもどこでもインターネットが使えるし、あんなにもコンパクトで持ち運びが便利。しかも簡単に充電ができて、月々8000円くらい払えば使えるんだよ。本当に人生に欠かせないものだよね。そういった意味ではまるで命のようなものだよね
かなり極端な例になってしまいましたが、ようするにこういうことです。
圧倒的に後者の方が読みやすかったはずだし、内容がスッとはいってきたはずです。
読み手に負担を掛けないという意味で文章は抽象的であるより具体的であるべきです。
人の心を動かす文章
文章をせっかく書くのであれば読み手にただ内容が伝わるだけでなく、そこに新たな発見や感動をもたらしてあげるべきです。
それができる文章は良い文章です。
感動とは心が動くことです。
それではどうすれば読み手に感動を与えられるか?というと共感性が重要になってきます。
例えば以下の2つの例文をご覧ください。
- 私の人生は仕事ばかりで忙しく、そして辛いものだった
- 私は栃木生まれの田舎ものだ。大学で上京してから会社に就職して毎日仕事ばかりしていた。電車で毎日ぎゅうぎゅうの満員電車に揺られ、息もできないような狭い空間に押し込まれ通勤する。会社についてからも電話をたくさんして、アポをとり、毎日都内を駆け回っていた。会社が終わるのも終電間際で、毎日コンビニ弁当ばかり。昼ご飯なんて食べられなかった。彼女もいたことがなく、いつも一人だった。私の人生は本当に仕事ばかりで、そして辛いものだった。
恐らく2つめの例文の方が、読んでいてかわいそうという想いになったはずです。
それは通勤や満員電車、会社に終電と、あなたの日常でもそう遠くないコンテンツが散りばめられていたからです。
人はある物事に共感すると、それを自分事としてとらえる習性があります。
そしてかわいそうと思ったり、わかるわかる!と同調したりするんですね。
共感性があって、人の心を動かせる文章はよい文章です。
わかりやすく読みやすい文章を書くためのコツは?
次にここでわかりやすい、良い文章を書くコツについてお伝えします。
- 文章では書き出し、冒頭を意識する
- 一文を長くしない
- 例文を入れる
- 多少のテクニックを意識しながら書く
文章では書き出し、冒頭を意識する
文章では書き出し、冒頭を意識して書くようにしましょう。
というのもさきほども簡単におつたえしたように、今は文章があまり読まれなくなってきております。
例えばブログであれば知りたいことをすぐに解決したいユーザーを相手にしていることがほとんどです。
またブログに限らずとも、文章はユーザーを飽きさせない工夫が確実に必要です。
そこでどんなユーザーでも必ず目を通す冒頭だったり、書き出しの部分を意識して後の文章を書くとユーザーはその文章を読み進めてくれます。
例えば「まさかこんなことになるなんて・・・」とか「10秒読んだだけで人生が変わる!」とか「どうか私に3分だけ時間をください、かならずその3分であなたの人生を変えて見せます」だったり。
こうしたインパクトのあるキャッチーな文章を冒頭や書き出しにもってくる。
それだけで読者があなたの文章を読んでくれる可能性は高まります。
一文を長くしない
またわかりやすい文章を書くなら一文の長さはなるべく短くしましょう。
一文一文が長くなりすぎるとさまざまな弊害が起こります。
例えば論理が破綻したり、主語と述語の関係性がおかしくなったり、主語がふたつでてきてしまったり。
実は文章は短ければ短いほど良いのです。
それはいま述べた弊害の存在ももちろんあるのですが、読解力のあるユーザーがいま非常に少ないというのも原因としてあるからなんです。
文章が長ければ負担に感じてしまい即離脱してしまうユーザーも少なくありません。
それにやはり良い文章家というのは「多くを語らずしてすべてを伝える文章を書ける人物」です。
ユーザーの負担もさることながら、それが古来より言われてきた文章の美学でもあるからなんですね。
長い文章を使えば確かにどんなことでも説明できるかもしれません。
しかしそのためにはユーザーの協力が確実に必要だし、読んでもらっているのにすくなからずユーザーに負担をかけることにもなります。
それでは良い文章とは言えないのです。
例文を入れる
文章は例文があるとさらに読みやすくなります。
例文があることによってユーザーはそのシチュエーションを想像しやすくなるからです。
スっと頭にそのシチュエーションが入ってくるのです。
文章ではこの例文が本当によく使われます。
また例文を使うことによって、読者を飽きさせないだったり、共感させたりだったり、筆者と読者とを共通の土俵にあげるなどの効果も期待できます。
お分かりの通り私もこの記事でたくさんの例文を使っています。
例文をいれることで、話はぐっとわかりやすくなり、最後まで飽きずに読める楽しい文章となります。
多少のテクニックを意識しながら書く
最後に雑にはなってしまいますが、ここまで語ることのできなかったライティングテクニックについてリスト化してみました。
内容が一部被る部分もありますが、ぜひここで挙げていることも参考にしてみてください。
- なくても意味が通る語句を削る
- 不要な修飾語を削る
- 不要な接続詞を削る
- 重言の使用を避ける
- 指示語は削る、もしくは具体化する
- 抽象的な表現を具体化する
- 主語を明示する
- 主語と述語を対応させる
- 読点を正しい位置に打つ
- 修飾語は被修飾語の直前に置く
- 修飾語が2つ以上あるときは長い修飾語を先に書く
- ひらく言葉、閉じる言葉
- 漢字、ひらがな、カタカナのバランス
- 箇条書きを使いこなす
- 結論を先に述べる
- 全体像を先に示す
ブログ記事の書き方
次にここではブログ記事の書き方についてお伝えしていきます。
ご存知の通り私はブロガーです。
いまあなたがお読みのこの記事も私が書いているものです。ぜひここで言っていることを参考にしてみてください。
ブログ記事の書き方の例
まず上の画像をご覧ください。
こちらは「パンの作り方」に関する記事の構成を表したものです。
この画像でもわかる通り、さまざまな構成から一つの記事ができあがっています。
例えば今回の「おいしいパンの作り方」であれば、一番最初のH2の見出しに「おいしいパンの条件」、次のH2の見出しに「おいしいパンの作りに欠かせない材料」といった感じにしてみたり、必要であればそのH2の配下にさらにH3の見出しで「栃木県産小麦粉」という見出しを構成して、より詳しく解説してみたり。
ブログ記事ではなによりユーザーが知りたそうなことを次々に内容に取り入れます。
ブログではフェーズごとに検索意図にあった内容を取り入れることが大切なのです。
それに「パンの作り方」に関する記事なのに「ラーメンの作り方」という見出しをいれてもユーザーはなんの得もしないですよね。
そもそもユーザーは「パンの作り方」に関して知りたいのに「ラーメンの作り方」など知りたいはずがないのです。
それでは読んでもらうことはできません。
ブログ記事ではまずユーザーが知りたい検索意図に合致した内容をいれ、必要であれば順を追ってH3やH4の見出しもいれて詳しく解説する。
これが重要です。
そうすることによってSEOにも強い記事にしあがります。
SEOについては以下の記事を、またてっとり早くブログで稼ぐ方法について知りたい方はその下の有料商材をご参考ください。
特に「メルマガ」は登録が無料なので予算的に少し難しいという方は、この「メルマガ」だけでも登録してみてくださいね!
今回のNOTEやメルマガは↑このような人に、とってもおすすめです!
ブログ記事を書くコツ、PREP法でどんどん書ける
いまご紹介した方法を頼りに、ブログの見出し、骨組みを配置することができたのならば、あとはその見出しにそって本文を書き足していきます。
その際、さきほどもご紹介したPREP法を駆使すればどんどん本文をうめていくことができます。
おさらいしますと、PREP法とは話の構成を「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再結論)」の順にすることで、要旨を分かりやすく相手に伝える手法です。
仮にそのトピックに関する知識が乏しくてもこのPREP法を駆使することで、ある程度ボリュームをもたせて記事を書くことが可能です。
今回はまた別の例文も載せておきましょう。
- 文章の構成には「PREP法」を用いることが大切です。「Point(結論)」
- 何故なら読者に伝わりやすい文章構成になるからです。「Reason(理由)」
- その理由として何よりも分かりやすいからです。「Example(具体例)」
- なので文章の構成には「PREP法」が重要なのです。「Point(再結論)」
PREP法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。
ブログ記事の結論及びまとめの書き方
またブログでは結論もかなり大きい重要度を占めています。
ここでいう結論とは「まとめ」のことですね。例えば「仮想通貨について」という記事をあなたが書いたとします。
その記事では仮想通貨とはどういうサービスで、活用することでどのようなメリットやデメリットがあるのか、ということがわかりやすく書かれていたとします。
しかしこのまとめ部分がないと結局のところ、読者はその書き手がなにを伝えようとしているのか理解できないなんですね。
例えば「仮想通貨は正確にその価値が判断できないので、初心者にはあまりおすすめできない!」といったまとめが記事の最後にあれば読者は、こういうことをこのブログ記事では言いたかったんだなと、腑に落ちることができるのです。
またまとめや最後の結論はその記事の中でいちばん重要なことが集約されている可能性も大きいため、読まれやすいんですね。
なのでこのまとめの部分でアフィリエイトを行ったり、商材の販売をおこなえば売れる可能性が非常に高いのです。
このまとめの部分は非常に重要です。
まとめではあなたがその記事を通して一番伝えたかったことを書くようにしましょう。
文章の書き方がわかるおすすめな書籍
最後に文章の書き方が、もっとわかるようになるためのおすすめな書籍をご紹介します。
私はここで紹介する書籍を通して文章の書き方を学びましたし、文章の書き方について本当に多くのことを学ぶことができました。
またここで紹介する書籍を通せば文章の書き方だけでなく、良い文章の書き方についても理解を深めることができると思います。
あんまり紹介したくない三冊です。
- 書くのがしんどい
- 20歳の自分に受けさせたい文章講義
- 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
書くのがしんどい
何よりもまずはこれですね。
竹村 俊助さん著、「PHP研究所」より出版されている「書くのがしんどい」です。
なかなかキャッチーなタイトルだと思われたことと思います。
文章の書き方を学びたい人は、この本だけはマジで読んで欲しいと思います。
ほんと、これだけでもいいので。
結論から言うと、この本があれば「何をどうやったら書けばいいの?!書くのって難しい!!」と言う悩みを全て解決できます。
本記事の要所でも行っているように、文章の目的は「自分の思っていることを伝えること」です。
私もそうでしたが、初心者は文章を書こうとしてしまいます。
しかし本来文章とは「伝えるための手段」です。
そんな文章のメカニズムにもふれ、文章がなぜ存在するのか?なぜ書くことはこんなにも難しいのか?
しかし発想の転換で、一気に書くことが楽しくなり、止まらなくなる。
文章に関してたくさんの秘密が詰まった一冊になっております。
紹介したくはありませんが、紹介しなけえればいけない一冊なんですね。
私は本当にライティングが苦手でした。
書くことって自分で脳を使わなければいけないし、疲れる行為ですよね。
そんな中本書と出会って、書くことの「仕組み」がわかりましたし、それ以降はどんなネタでもどんな記事でもスラスラ書けるようになったんです。
今後も二度とライティングにつまずくことはないと思います。
本当に出会ってよかった一冊です。
ぜひあなたにも手に取っていただければと思います。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
次は古賀史健さん著、「星海社新書」より出版されている「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。
文章力の偉大さというか、文章力がもたらす可能性をロジック的に踏まえ、かつ感動的に紹介している一冊です。
こちらもぜひ読んでいただきたい一冊ですね。
今は昔に比べてSNSを使う人が増えました。
メールがLINEに変わって、自分の文章が世間に露出することが多くなりました。
そんな時自分の書いた文章が魅力的だったら、例えばメールを受け取った人は嬉しく思うし、SNSで目にした人は感動だってするかもしれません。
そしてそこからさまざまなことが起きて、自分も魅力的な人生になっていきます。
文章にはそういう力があるんですね。
文章とは何か?魅力的な文章を書かなければいけない理由とは何か?こういった文章のある意味「根幹」といった部分に触れたような作品です。
今後AIが我々人間の仕事を台頭していくと言われております。
そんな時、どうすれば我々、特に書き物を生業にしている人間はAIに立ち向かっていけるか?そう言ったこれからのヒントも隠されている一冊です。
ライティングの基礎を学びたいという人はぜひ手に取ってみてください。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
最後はは唐木元さん著、「インプレス」より出版されている「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」です。
今回ご紹介している書籍の中で唯一技術的な一冊です。
文法の使い分け、ライティングの型、物事を例えるときの表現の工夫などを実践的に解説しております。
「文章の書き方に関して」といえば、今回の中で一番ふさわしい一冊でしょう。
文章界で第一人者の唐木元さん監修ということで、どのフェーズも非常にわかりやすく、肝となる部分のみを抜粋し、書籍として紹介してくれております。
困った時には本書をひらけば、そのわからないことを解決できるようになっており、文章バイブルといった使い方ができると思いますね。
横に一冊置いておけば、アイデアに困ることもないですし、筆を書く手が止まるといった心配もないと思います。
これは個人的な意見なんですけど、特にブロガーさんやライターさんにとっては、自分がそこまで精通していないネタを扱う時って、文字数に困ったり、文章表現に困ったりしますよね。
そんな時、どうすれば文章量を稼げるか?説得力のある文章を書けるか?というと、やはりそこは技術的な部分でカバーするしかないんです。
そういったことを学べる一冊です。
間違いなく必見です。
文章の書き方には秘密がある。文章の書き方がわかれば世界が変わる
ここまで文章の書き方について解説してきました。
文章は「書き手の伝えたいことを読者に伝えるための手段」です。
これが文章の根本となる役割です。
まずこれを抑えることで、これから何かを書こうとした時にいくらか気持ちが楽になるはずです。
伝えることが何もなければ何も無理して書く必要はないのです。
もちろんレポートや課題、メールなど「書かなくてはいけない状況」もあるのは知っています。
そんな時でも書くことは「自分の思いを伝えること」、「自分の考えを伝えること」、「自分の知識を伝えること」と知っていれば、そのために勉強をしたり、相手を調べたり、市場を調査したりなどのアクションを起こすことによって、文章は格段に書きやすくなります。
そのほかの読みやすいだの、かっこいいだのという付加価値は文章のおまけでしかありません。
今後さらにビジネスシーンにおいて、文章を書ける能力は非常に重宝されていくはずです。
インターネット文化ですから、誰しもが表現者なんですね。
その際一番多く使われるのが文章なのです。
文章をスラスラ書ける人、本当にかっこいいですよね。
羨ましいですよね?
しかしそんな彼らは何も特別なことは何ひとつやっていないんです。
自分の伝えたいことがたくさんあるだけに過ぎないんですね。
文章が書ければ世界が変わります。
他人に認めてもらえることはもちろん、自分一人の力でお金を生み出すこともできるようになるのです。
以下の記事を参考にしてもらえればブログを10分とかからずに開設できるので、どなたでも簡単に文章で稼ぐことができるようになります。
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