会社でいきなりスタッフブログの運営を任されたけど、これまでブログなんて書いたことがなくて困っている。
先日、こんな相談をいきなりされました。
いや、そんなこと言われても私も困る!そう言い返したわけですが、そこをなんとかということで、やむを得ず相談に乗ったわけです。その際これまで行ってきた5年以上にも及ぶブログ経験を踏まえたさまざまな内容をアドバイスしました。
その人が心配しているところ、それは、
- 文章力
- ブログの書き方
大きく分けてこの2つでした。特に文章力に関して不安も持たれているようでしたね。
個人ブログには正直文章力は必要ありません。必要ないというか、そこまで意識しなくていいものです。あれば越したことはないですが、なくても別に・・・。
仮にそれで収益が上がらなくても誰にも迷惑はかかりません。

実際に私も開設した当初文章力なんてまるでなかったし、今もあるとは思えないからです。
しかし今回のパターンのように、急遽仕事でブログを書かなければいけない、しかも公式サイトにて。となると話は別です。
いきなり多くの人に見られる可能性はあるし、仮にそこで不適切な発信となれば、企業の損害に繋がるかもしれません。至急対策をしなければいけないことでしょう。
そういった時にはブログでよく使われるテンプレートがありますので、そういったものを参考にしながら記事を書いていけばいいと思います。
そのブログ専用テンプレートはユーザーにとって読みやすく、ライターとしても書きやすいものを目指して考案されたものです。
しかもインターネット上で無料公開されているので誰でも簡単にその型を真似することができます。
特に今までブログなんて書いたことのない初心者の方は、何をどう書いたらいいかわからないと思うので、初めはこうしたテンプレートの存在を頼りながらブログの執筆に慣れて、そこからだんだんと魅力的なブログ記事を書いていければいいですね。
もちろんこのテンプレートに倣って書くことで、ある程度の体裁も守れるので、初めからそれなりに読んでらうこともできるはずです。
そういったやむを得ない状況もさることながら、今はブログは大人気の副業で、このブログを今日にでも始めたいと思っている人も多いはずです。
そこで不安に思うのが文章力がないけれど果たして大丈夫なのか?と言うことではないでしょうか?
その点に関しても心配いりません。そう言える理由について今回はお伝えしていきますね。
大丈夫、私も初めは文章力はありませんでした。今もあるとは思えません。笑
それでもこうやって稼ぐことができるわけですから!
ブログに文章力は必要?
まずブログに文章力が必要なのかどうなのか?についてお伝えしていきます。
この記事をお読みの方の中には、これはさほど重要な問題ではないと言う人もいるでしょうから、そういった方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
ブログ運営の目的によります!
結論から言って、それはブログ運営の目的によって変わってくると思います。
ご存知の通りブログにはさまざまな種類があります。
例えば、
- 個人で趣味として運営しているブログ
- 個人で収益を目的として運営しているブログ
- 企業で業務の一環として行っているスタッフブログ
こういったものですね。
大きく分けてブログはこの3つのうちのどれかに分類されると思います。
趣味の運営であれば文章力などいりません。それはただの自己満足の延長だからです。誤字脱字があろうと、論理が破綻していようと、仮にそんな文章を掲出していようと、誰にも迷惑がかからないですよね。
なので文章力など二の次でいいわけです。楽しいからやる。趣味でやる。それだけです。
しかし収益も目的としたり、会社の業務の一環として行うとなれば話は別です。
そこではちゃんと読者を意識する必要があります。
そこでは読者に対し、例えば自社のサービスを購入してもらったり、資料請求をしてもらったりする必要があるわけです。それが目的ですからね。
となると、適当な文章を書いていてはいけないわけです。
意味がわからなかったりすれば読者は離脱してしまうし、事実に反することを述べれば信用に傷がつきます。誤字脱字が多くても同じく信頼を損ねてしまうでしょう。
このようにブログと言ってもさまざまな目的があるわけで、その目的に応じてこの文章力というのも必要だったり、不要だったりします。
収益を目的とするのなら文章力以上に大切なのがSEOスキル
とはいえ文章力が不要ということはないんです。あったほうがいいのは間違いないことですね。しかしなくても大丈夫。特に個人ブログ運営の場合は。
ここではその個人ブログ運営に的を絞ってお話ししますが、その個人ブログ運営において文章力以上に大切なスキル、文章力よりも早く身につけるべきスキル、それがSEOスキルです。
今個人ブログを運営している人は多く、趣味でやっているとは言っても、収益化をやはり目的として、つまり副業としてブログ運営を行っている人が多いわけです。
ブログは広告収入です。いかに多くのユーザーに自分のブログを読んでもらえるか、また広告を経由して商品やサービスを購入してもらえるか、ここが焦点となります。
その際文章力というよりは、いかに自分の記事にユーザーを訪問させるかが重要で、そこで重要になるのが先ほどのSEOスキルというわけです。
広告収入プログラムの1つにアドセンスプログラムというものがあります。これは読者に広告がクリックされるだけで報酬が発生する仕組みのプログラムです。
つまり読者によって広告がクリックされるだけでいいわけで、そのためには自分の書いた記事にユーザーを訪問させることさせできれば、そのクリックが発生する可能性があるわけなんです。
そこにおいては文章力など二の次なんですね。また文章力がなくてもこのSEOライティングが可能です。
なのでブログで稼ぐという点においていえば、文章力よりはこのSEOスキルの方が重要というわけなんです。
収益化を目的としたブログはいわばビジネス。文章力は求められます。
とはいえ、文章力はやはり必要です。
今、ブログは収益の面においては文章力よりはSEOスキルの方が身につけるべきスキルとして優先度が高いという話をしました。
繰り返しになりますがブログの収益化のプロセスは広告収入です。その中のことアドセンスプログラムにおいていえば、ユーザーを記事に訪問させることさえできれば、広告が自動表示され、そこでクリックを誘発することは可能となるので、文章力が仮になくてもそこまで問題視されません。
ユーザーを記事に訪問させられれば良いわけです。
とはいえ、もし自分がユーザーだとして、訪問した記事にめちゃくちゃな内容が書かれていたら、そこですぐにその記事を読むのをやめてしまうと思いませんか?
この記事は大丈夫だろうか?信頼できないかもしれない。そのような不安に駆られるからです。
仮に多くのユーザーが訪問してくれようとすぐに離脱されれば、クリックにすら至らないのです。そこではやはりある程度の文章力は必要です。
また同じく広告収入プログラムの1つにアフィリエイトプログラムがありますが、これは例えば自身が書いた記事の中で特定の商品やサービスに関する広告を貼り、その広告経由でユーザーが実際に商品の購入をしたり、サービスの契約をしたりすればあなたに多くの報酬が支払われる仕組みのことです。
アドセンス以上に報酬単価が高く、ブログで大きく稼ぐためには必須の広告運用となりますが、ここにおいて文章力が必須となります。
というのも、仮にその商品やサービスに関してしっかりと説明がなされていなければ、その商品を購入しようとは絶対に思えないからです。
しかもただ商品やサービスの説明をされるだけでなくユーザーは、その商品におけるメリットや、使うことによって得られるベネフィット、実際に使って感じた感想、デメリット、などさまざまな要素を知りたいと思うはずです。
そのようなこともきちんと文章で説明を受けることによって、ユーザーは購入の検討をするわけです。
文章というのは文字通り、テキストだけの世界線です。特にこれだけインターネット記事が公開されている現代においてはなかなか他人の文章でお金を払うなどといったことはありません。
読者はそこまで単純じゃないんです。そこでは上手なライティングが必須となるわけですね。
単なる趣味の一環でブログを行うのであれば、自由に好きにやればいいんです。それもブログの醍醐味です。
しかしある程度ブログで収益を上げたいと思うのなら、やはりそれはビジネスになりますので、文章力は必要となることは覚えておきましょう。
ブログ運営をしていてどうすれば文章力が身に付く?


ここまでの結論としては、稼ぐことを目的としてないブログ運営であれば文章力は必須ではないということがまず1つ。
一方で稼ぐことを目的としたブログ運営においては、やはりそれは文章が織りなすビジネスとなりますので、ある程度の文章力は必要になるということをお伝えしました。
ブログで稼ぐためには文章力は必要です。この記事をお読みの方は、おそらく稼ぐことを視野に入れている人がほとんどだと思いますので、次にここでは、
- どうすればその文章力を身につけることができるのか?
- またそれは日々のブログ運営の中で身につく物なのかどうなのか?
- さらにもし身につくのであれば、実際にその際どうすればいいのか?
ということをお伝えしていきます。
文章力が必要なのはわかるけど、どうやってそれを身につけたらいいか不安ですよね。
ぜひここで言うことを参考にしてみてください。
日々書くことで誰もが自ずと文章力が身に付く
あなたはせっかくブログを開設しました。そのブログを運営していく中で文章力はある程度鍛えられます。別に何か講座学習をしたり、オンラインスクールに通ったり、高い資料を購入する必要はありません。
しかしそれもあなたが毎日アウトプットを行っていればの話です。このアウトプットを日々欠かすことなく行っていればお金をかけることなく、またそこまで多くの時間をかけることなく、手軽に日々のブログ運営の中で文章力を鍛えることができます。
せっかく開設したブログなので大いに役立てましょう。
アウトプットとは要するに「書く」ということです。ブログで毎日この書くを繰り返してくださいということですね。
そもそも文章力とはなんぞや?というお話ですが、私が考える文章力というのは、簡単にいえば論理的に文章を書ける能力のことです。
そもそも我々はなぜ書くのか?というと、文章を通して自分の思いを伝え、それを読んだ読者がその文章を読んで感動してくれたり、共感してくれたり、あるいはあなたに興味を持ってもらうために書いているんですよね。
そしてそれができることによって、自分の文章が話題になったり、多くの広告収入を得られたりと嬉しいメリットがあるから書くわけです。
当然その際文章力があれば、簡単に人の心を動かすことができたり、あるいは共感を呼んだり、多くの話題を呼んだりすることができるわけです。
文章力というのは、そういったことを成し遂げるために欠かすことのできないスキルというわけです。
しかし人を動かすも、共感を誘うも、そもそも自分の書いた文章が読者に伝わらなければ、そこには到達できません。
まず読者の理解があって、その上で感動や共感といった産物が産れるわけなんです。
感動を生むためにも、共感を呼ぶためにもまずは読者に自分の文章を理解してもらうこと、これが大前提となるわけですね。
それではその読者の理解とはどのようなプロセスで成り立っているのかと言うと、それが先ほど申し上げた「論理的」であるということなんです。
例えば「今日は寒い」という文章を書くとします。これを読んだ読者はあぁそうなんだ、と理解できます。
おそらくこれだけでは感動は生まれないと思いますが、とりあえずは理解できます。またおそらく全員が理解できます。
これを論理的な文章と言います。
しかしこれを長文にしてみて「今日は寒い。だから家にいて音楽でも聴きながら本を読もう」としたらどうでしょう?おそらくこの文章に対し疑問を持つ人が出てきます。
実際に読んでいてなんだか違和感を感じませんでしたか?
寒いからってなんで読書なの?なんで音楽なの?このような疑問が出てきてしまうからですね。
このような少しでも疑問が生まれる文章を論理が破綻している文章と言います。そしてこうした疑問が生まれてしまった時点で、読者はその文章に不信感を抱き、離脱してしまいます。
我々が求めている感動体験や、共感、そういったことを叶えられなくなってしまうのです。
しかし今のを、「今日は寒い。外に出るのも憚れるくらい寒い。私は寒いのが嫌いだ。だから家にいて好きな音楽でも聴きながら本を読もう」としたらどうでしょう?
疑問は解消されるはずです。こいつは寒いのが苦手なんだな、音楽が好きなんだな、だから家にいたいんだなと納得できるからです。
文章で何よりも大切なのは読者が理解できること、疑問が介入することなく不信感も抱くことなく読み進められることです。
そしてそのための論理的な文章構成です。
私の捉える文章力というのは文章の本来の形を支えるにつながるこの論理的な文章構成能力だと思っています。どの読者もステージ上に連れて行ける文章を書ける力のある人のことだと思っています。
そこで今回の話に戻すと、その論理的な文章構成能力というのは日々書くことでこそ養われると思っております。
つまりアウトプットを繰り返すということですね。
そもそも何かを書くという作業というのは、筆者から見て今目の前で起きていること、今自分が身を置いている状況のこと、またそれらに因んだ自分の感情のこと。こういった状況を言語化する行為のことなんですね。
つまり文章というのは言い方を変えれば状況(感情)の説明に過ぎないんです。
またその状況というのは常に理にかなっているものです。
- 冬だから寒い
- 寒いから寒い、寒いのが嫌だ
- りんごが木から落ちる
- 急患者を急いで病院へ運ぶために救急車が走っている
- その救急車の音を聞いて自分はうるさいと感じている
ここには何も疑問が生じません。疑問が介入する余地がないのです。絶対的な論理性なのです。
文章というのはこれらを説明していく作業になるわけです。
何かを書こうとした時点でこの論理的な状況を捉えようと、頭を巡らせることになるわけです。
なので毎日のようにこの書くことを行っていくことで、自然とこの論理性が養われていき、文章力が向上していくというのはこのわけです。
またそれを日々のブログ運営で、できるわけですね。ブログでは自由になんでも書くことができるわけですから。
少し長い解説となってしまいましたが、ぜひこのことを念頭に普段からアウトプットを行ってみてください。
インプットも行う
アウトプットだけでなくインプットも重要です。
つまり読書ですね。そこでは実際の書籍でなくても、webコンテンツでもなんでも、形式はなんだっていいです。
とにかく何かしらの情報媒体に目を通すこと。
これも文章力向上につながります。
何かを書きたいとき、しかしうまく書けない時があります。
先ほど文章とは詰まるところ状況(感情)の説明だと言いましたが、うまく書けない時とはその状況、あるいは感情が把握できていない時ですね。
それはつまりその場面の様子を「言語化」できていないということです。
我々は言葉があるから物事を認識できるわけです。「りんご」という言葉を知っているからそれが「りんご」だとわかるわけで、そこから周辺状況の把握ができるわけですね。例えば「りんが木から落ちる」という状況の把握もでき、実際に文章が書くことができるようになるわけです。
それが書けないのは、あるいはうまく書けないのは、スラスラ書けないのは、そもそもその状況(感情)を言い当てるための言葉を知らないからなんです。それを言語化できていないからなんです。またそれに至るまでの認識ができていないからなんです。
それを解消するのがインプットです。
書籍には多くの言葉が敷き詰められております。
読書をすることで自分の知らない言葉を知ることができます。語彙力を養うことができます。言葉を知ることができれば、それがなんなのかがわかるようになります。つまり認識ができ、把握ができるようになるのです。
そういった言葉の引き出しを多く持つことができる。これが読書です。
そして実際に書く際に、その状況(感情)に適した言葉がその引き出しから自動で呼び起こされます。それで文章が書けるようようになるのです。
このインプットも先ほどのアウトプットと同様、非常に重要な作業です。
日々ブログでアウトプットを行うのと同時に、色々な書籍を読み漁ってみてください。
写経がおすすめ!
文章力を上げるための練習法として「写経」というものがありますがご存じでしょうか?
これは筆で般若心経を半紙に書くあの「写経」とは少し違います。
ここで言う写経とは、とある文章技術に優れたライターさんの記事を、初心者であるあなたが初めから最後まで真似て全く同じように書くというものです。
その内容を全く同じようにタイピングしてみるということですね。
例えば今あなたが読んでいる私のこの記事を、自身のPCでも同じようにタイピングしてみるということです。
これは特に初心者の方に従来よりおすすめされている文章上達法ですが、こうすることによって、結果としてその文章技術を自分のものにしやすくなるからです。
文章力を身につけたいと思って、書くことが上手なライターさんの記事をいくら読んでも、それをなかなか自分の文章力に繋げることはできません。
読んでいるだけだとどうしても注意が散漫になり、それを記憶することが難しいからです。
しかしそれを真似して実際に自分でも書いてみると、手にその技術が馴染んでいきます。それが脳に流れていき、記憶しやすくなるのです。
よく何かを覚えたい時、実際に書いた方がいいよと言われますが、まさにそのことで、自分の手に馴染ませるということが、何かを記憶したいときに非常に効果的なんですね。
もちろんそれはあくまでも練習として行うもので、公開してはいけません。もし公開してしまうと著作権侵害となります。
しかし誰にも見せないように、練習用で行うのであればいくらでもやっていいんですね。
私も初めの頃はこの写経をよくやっておりました。
初めはわからない文章の書き方、ブログ記事の書き方ですが、この手法によってその基本がなんとなく理解できるようになるし、真似して書いていくうちに、だんだんとその基本が自分にも染み付いてきます。
そして気づけばスラスラと書けるようになっているわけですね。
有料でもいいけど何か他にある?
ここまでがざっと日々のブログ運営の中で簡単に実践できる文章力上達の方法です。
とはいえ文章力を向上させるためにはそれ相応の時間がかかります。一朝一夕で身に付く技術ではありません。
中にはこんなチマチマしたやり方なんてやってられないとおっしゃる人もいるかもしれません。またお金を払ってでも早く身につけたいと思う人もいるかもしれませんが、やはりそんな簡単なものではないんですね。
私もかれこれ6年近くこの物書きをやっておりますが、いまだ文章力が高いとはいえません。
その中では今ご紹介したやり方の他にも、オンラインスクールに通ったり、少々お高めな商材を購入したり、とある文筆家の添削プランに申し込んだり、それこそ多くの方法を採用したり、金額を投資してきました。
それでもいまだにこんなものです。
焦る気持ちはわかります。
しかしやっぱり時間がかかるんです。文章力を身につけるためには。
手っ取り早い方法があれば私が逆にその方法を知りたいくらいです。しかし残念ながら私をそれを知りませんし、コツコツと毎日継続して書いたり、インプットを行ってきたから、それなりの文章を書くことができるようになりました。
これまでに述べたことを長く実践し続けること、これしかないかなと思っています。
もちろん今言ったオンラインスクールや有料商材の購入もしてみるのは全然いいと思います。
中には本当に素晴らしいことを語っている書籍もあって、それがきっかけで文章力が向上するなんてこともなくはないわけですから。
スタッフブログでいきなりブログを書くことに!どうすればいい?
さてこの記事を書こうと思ったきっかけは、冒頭でもお伝えした通り、とある方から寄せられた、
会社でいきなりスタッフブログの運営を任されたけど、これまでブログなんて書いたことがなくて困っている。
このような悩みを寄せられたからです。
こうした悩みが寄せられたからには真摯にお応えしたいと思って今こうして記事を書いているわけですね。
そしてそれに対する返答が本記事で伝えたいもう1つのテーマに繋がってくるかと思っています。
つまり文章力がなくてもブログを運営するためにはどうすればいいのか?ということです。
またこれまでに語ってきたことは、とりわけ個人ブログ運営における話です。
結論ブログ運営には文章力が大切だとは言っても、仮に個人ブログであれば、そんなものがなくても損をするのは自分だけで済みます。なのでなくてもいいという話です。
しかし企業で仰せつかったブログ運営に関してはそういうわけにはいきません。そこではきちんとした形でブログを更新していく必要があります。
今回の相談者もそのような背景から相談をしてくれたのでした。
悩ましい問題ですよね。ここではその問題について触れていきたいと思います。
企業におけるブログ運営の目的、スタッフブログの目的
まず企業がブログを運営する目的を明らかにしましょう。
例えばパン屋さんがサイト運営を始めたとします。またあなたはそのパン屋さんのサイト運営を任されたとしますね。
もちろんそのサイトには収入源となるパン1つ、1つの紹介ページはあると仮定します。そしてちゃんとそこでパンの販売も行えるとします。
どうすればもっと自社の存在をしてもらえるか、あるいはHPを通じてパンの注文をしてもらえるか?もしくは実際に来店してもらえるか?これがおおよそのパン屋さんにおけるサイト運営の目的となるわけですが、そこで今回のスタッフブログが役に立つわけです。
例えばブログにて、そのパン屋さんで働いているスタッフの紹介を行えば、どういった人たちによってそのパンが作られているのかのかがわかります。
するとユーザーはこんな素敵な人たちに作られているのであれば、ネットからパンを購入してみようと思えるかもしれません。また実際に来店してみようとかとも思えるかもしれませんよね。
さらになかなかHP上だけではわからないような店内の様子だったり、お店の裏側のこと、スタッフの一押し商品紹介や、プライベート事情などもこのスタッフブログ上では掲出が可能で、そのようなことを行うことでユーザーに親近感と興味を抱かせることができるわけです。
興味を抱いたユーザーは、そのサイト上でパンを購入してくれるかもしれません。来店もしてくれるかもしれません。
要するに、スタッフブログというのはある程度自由度の高い掲出が許されている一方で、歴とした自社の認知や収益拡大を図る上で大切なマーケティング施策の一環なんです。
また自由度の高いコンテンツが多いということで、単純に楽しめるコンテンツが多くあるため、ユーザーからすると楽しみにしている部分でもあるのです。
さらにそういったスタッフブログが毎回更新されているとあれば、ユーザーは毎回楽しみにその企業サイトを訪問してくれるようになりますよね。
こういった嬉しいメリットがたくさんあるのがスタッフブログなんですけど、もう1つ重要な目的としてサイトの更新性を保つというものがあります。
というのはおそらく今はどの企業サイトにおいてもSEO施策を講じております。
このSEO施策とはHPを活用して、多くのユーザーを獲得するための施策のことを言うんですが、そのSEO施策の一環にこのサイトの更新性を問う指標があります。
つまりサイトの更新性が高いサイトというのは評価されやすいんですね。なかなか企業のHPにおいて、他のページを更新する機会はなかったりするのですが、このスタッフブログ枠においては、そこで随時更新が可能になります。
そこで更新することで評価されていくということですね。
こういったSEO施策の観点からしてもこのスタッフブログの運営というのは重要になったりするわけです。
文章力は必要ない!日記ブログのテンプレートを活用してみよう
なのでこの企業においてもこのブログ運営というものは大切な施策の一環なんです。きちんと取り組まなければなりません。
とはいえすぐには書けないはずです。あなたは書くことにも慣れていないし、ブログの書き方もわからない状況のはずです。
そこで頼りたいのがテンプレートです。あなたが今どの業種のスタッフブログを任されているかはわかりませんが、ここでは1つ先ほどのパン屋さんのスタッフブログを例にそのテンプレートをご紹介しましょう。
勤務スタッフについてと、お店の魅力を紹介する記事とで、それぞれを掲出する際のテンプレートをご用意しました。
実際に書くときはこちらを参考にすればある程度見栄えの良いスタッフブログとなるはずです。
勤務スタッフ紹介記事のテンプレート
✍️ タイトル例
- 「○○(スタッフ名)が語る!パンへのこだわりとおすすめ商品」
- 「笑顔を届ける○○さんをご紹介!」
- 「パン作り一筋○年!○○さんの想いとは?」
📄 記事構成
1. 冒頭(リード文):
- 読者の興味を引く簡単な紹介
例:「こんにちは、〇〇ベーカリーです!今回は、いつも元気いっぱいに接客してくれている○○さんを紹介します。お店の人気商品から趣味まで、ぜひ最後までご覧ください!」
2. スタッフのプロフィール紹介:
- 名前(ニックネームでもOK)
- 担当業務(例:レジ、パン作り、接客)
- 入社のきっかけや経歴
3. スタッフの想い・エピソード:
- 仕事で大切にしていること、やりがい
- 好きなパン・おすすめ商品(理由も添えると◎)
- 印象に残っているエピソード
4. プライベートな一面:
- 趣味や休日の過ごし方
- 他のスタッフとの交流エピソード
5. まとめ・読者へのメッセージ:
- 読者への一言(「ぜひお店に遊びに来てください!」など)
- 次回のスタッフ紹介の予告もあると続きが楽しみになります。
📷 おすすめ写真
- スタッフの笑顔ショット
- 作業風景(パンを焼いている様子)
- おすすめパンとのツーショット
お店の魅力を紹介する記事のテンプレート
✍️ タイトル例
- 「焼きたての香りをお届け!〇〇ベーカリーのこだわりをご紹介」
- 「ここでしか味わえない!〇〇ベーカリーの人気TOP3」
- 「地域密着○年!〇〇ベーカリーの魅力に迫る」
📄 記事構成
1. 冒頭(リード文):
- お店の雰囲気を伝え、読者に訪れたくなるような導入
例:「こんにちは!〇〇ベーカリーです。私たちは毎日、焼きたてのパンと笑顔で皆さんをお迎えしています。今回は、お店のこだわりとおすすめ商品をたっぷりご紹介します!」
2. お店の特徴・こだわりポイント:
- 使用している素材のこだわり(国産小麦、天然酵母など)
- 製法や手作りへのこだわり
- お客様との関係性(常連さんとのエピソード)
3. おすすめ商品紹介:
- 人気商品3つ程度をピックアップ(名前・特徴・おすすめの食べ方)
- 季節限定商品があればそれも紹介すると話題性UP
4. お店の雰囲気・スタッフの魅力:
- 店内の雰囲気(温かみ、親しみやすさ)
- スタッフの接客スタイルやチームワーク
5. まとめ・読者へのメッセージ:
- 「いつでも焼きたてのパンをご用意してお待ちしています!」と来店を促す言葉
- キャンペーンや特別イベントの告知を加えても◎
📷 おすすめ写真
- お店の外観・内観
- 看板商品や焼き上がりのパン
- 接客中のスタッフや製造風景
文章力がなくてもブログを魅力的に見せる方法
それではどうすれば企業、個人に関わらず自分が運営するブログがもっと魅力的になるのか?その対策方法について、最後にお伝えしたいと思います。
表現方法に誤りがないか意識する
ブログの効果は絶大です。
個人であってもうまく書けば、ファンが増え、収益を挙げられます。
また企業にとっても欠かせない大切なマーケティング施策です。
その際多くのユーザーに記事を読んでもらわなければなりません。多く訪問してもらわなければなりません。
そこではやはりある程度の文章力が求められます。しかしそれがない以上、他の部分で補う以外ありません。
例えば誤字脱字がないかや、丁寧な文章表現ができているかなどの最終チェックです。これくらいはおそらくどなたでもできるはずです。しかし誰でもできる一方で、多くの人が怠る作業でもあります。私もいろいろな人のブログや企業のブログを眺めたりする機会がありますが、結構誤字脱字が目だったり、不適切な表現をしているブログが見受けられます。そうしたブログはやはり心打たれませんし、また訪れたいとも思えないものです。
なのでそういったことって、ブログを読み進めたり、また読んだりするためには結構大切だったりするんです。
仮に文章力がなくても、この丁寧な表現を心がけることくらいはできるので、ぜひ心掛けてみてください。
読者にとって読みやすい構成を意識する
先ほどもご紹介しましたがブログジャンルごとにそれぞれ読者の興味を惹きやすい書き方があって、しかしそれはテンプレートを参考にすれば誰でも書くことができます。
パン屋さんであれば商品紹介やスタッフ紹介、写真の挿入などがその中身に入ってきます。
一方でどのジャンルにおいても使い勝手の良い、汎用性の高いテンプレートというものがあり、これを利用することで、テンプレートが存在しないジャンルだったり、書きにくいと思われるジャンルにおいても凌ぐことができます。
それがPREP法です。
これは公開する記事において、最も大切な結論部分から先に述べ、最後にまた同じく結論を述べるというスタイルで、読者のストレスを緩和し、読み進めさせることを狙ったものです。
なかなか読んでも結論や肝心な部分が見当たらないと、読者は離脱してしまいます。それを逆手にとった記事構成になっているんですね。
これであれば、読者は離脱することなく記事を読み進めてくれるとともに、結論がすでにわかった状態で記事を読み進められることで、内容の共有もさせやすいといったメリットがあります。
あらゆるブログジャンルでも活用できるテンプレートなので覚えておくといいのですが、こうした構成に沿って書いていくと、ブログ記事は格段に読みやすくなります。
また「結論」や「理由」、「例」といった型がすでに用意されているので書き手としても、それに内容を落とし込むだけでよく、記事を書きやすくなるというメリットもあります。
とにかく楽しさや躍動感が伝わるように感情を入れ込む
最近私が懸念しているのは、ブログ記事の本来のあり方が失われつつあるということです。
ブログは企業の戦略として大切な手段という風に先ほど述べていたのですが、ブログはもっと自由な掲出方法でいいと思いませんか?
私は少なくともそういうイメージを持っております。
例えば企業のスタッフブログなどを見に行ったときに、そのスタッフさんのプライベートのことや、売上を意識していないことがわかる記事が書かれていたりすると嬉しくなります。
そういった企業ブログであれば毎回読みにいきたいと思えるんです。
特にそこで働くスタッフさんのプライベート事情って、この広いインターネットの世界を見渡してもどこにも載っていない情報なんです。純粋に楽しみながら読めるし、新しい発見にも繋がるわけです。
これは企業ブログだけでなく、個人で運営するブログにおいても同じです。
ブログではこうした体験をさせられると思うし、ユーザーもこうした体験を求めているんですね。これが本来ブログに求められていたことだと思うんです。
前置きが長くなってしまいましたが、要するに好きなことを情熱を持って書けばいいと思うんですね。
どんな内容でもいい。書いている本人が楽しみながら書けること、ストレスなく書けること。ブログ執筆においてはこうした姿勢を大切にするべきです。
仮にそれが企業のPRだとしたらそれはそれで問題ありません。そのPRはとても良いPRになると思います。
書き物というのは結局は本人の感情を伝える手段に過ぎません。書き手の今置かれた状況に対し、思っていること。これを書いているに過ぎないんですね。ブログというのはまさにそれを形にできるものだし、していいものだと思っています。
今回の「文章力」の有無問題以前に、執筆として大切なスタンスとなります。
そこをセコセコしていたり、狭まった条件下で書こうとすると良いコンテンツにはならないです。
ブログはもっと感情むき出しで書いていいのです。
企業ブログにおいてはこれはなかなか難しいことだと思いますが、スタンスとしては参考にはなるはずです。
個人ブログにおいてはこのことを意識することで、もっと読まれるようになります。
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