寝たくても眠れない時、なんとか寝ようと思うとますます目が冴えてきてしまう。
どうしてらいいのか?焦ると余計に目が冴えてしまい、さらに眠れなくなる。
しまいにはイライラしてくる、しかし誰にもこの怒りを向けることができない。
本当に困った、焦燥しきってしまった。
休んでいるはずなのに、むしろ疲れてしまう。
誰にでもこういった経験が一度や二度あるはずです。
眠りたくても眠れない時って本当に苦しいですよね。
私も本当にしょっちゅうこういった経験をしていて、無理やり目を閉じて3時間くらい経過していたり、音楽を聴いて気持ちを落ち着かせようと努力してみたり、それでもダメで朝になってしまったり。
こんな経験をこれまでに何度もしてきました。
本当に様々な試行錯誤を繰り返し、この問題と向き合ってきました。
そんな中唯一効果があったのが文章を読むということです。
文章を読んでいるとあんなにも冴えていた目が自然と重くなり、眠れるようになります。
オーソドックスなやり方ですが、一番効果があるやり方なのです。
しかしただ文章を読めばいいというわけではありません。
眠くなりやすい文章を読む必要や眠くなりやすい文章の読み方というものがあるのです。
そこで今回、みなさんも気になっているであろう眠れない時でも眠たくなるおすすめな文章術をお伝えしていきます。
本記事をお読みいただければ、きっとこれまでしてきた経験をしなくて済むようになりますよ!
本日からでも実践できるものになっておりますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
あの行き場のない苦しみと今日でおさらばしましょう。
眠くなる文章ってどんな文章?

早速ですが眠くなる文章とはどういうものなのか?その定義についてお伝えしていきます。
- 興味のないジャンルの文章
- 感情の浮き沈みの少ない文章
- 難解な文章
興味のないジャンルの文章
まずは興味のないジャンルの文章を目の前に広げてみましょう。
すぐに眠くなります。
例えばあなたが高校生や大学生といった若い時期であればビジネス書なんてあまり読まないし、興味をそそられないですよね?
社会人であっても、建設の本だったり、交通の本だったり、政治の本だったり、人によって興味あるないが分かれるでしょうが、自分の興味のないものを選ぶのです。
そして持っていると手が疲れてしまうような、なるべく分厚いものを選ぶのです。
そういった文章を一冊でも枕元に置いて、眠れない時は読んでみてください。
感情の浮き沈みの少ない文章
またこれは文学とかによく言えることですが、読んでいて感情の浮き沈みの少ない、動揺させらない文章というのもおすすめです。
読んでいて主人公に共感してしまったり、犯人を憎く思ってしまったり、登場する女性に焦がれてしまう。
これが読書の素晴らしいところですが、そういった経験を逆にさせられない文章や文学を選ぶと良いでしょう。
例えば私が好きな作家に原田マハさんという人がいますが、彼女の作品は良い意味で私にとって平坦な作品、文章で、心に平穏をもたらしてくれる数少ない貴重な作家です。
もちろんその感じ方は人にもよると思いますが、この人の作品は感情を揺さぶられないなぁというものがあれば、そういったものを寝る前に読むといいと思います。
難解な文章
難解な文章。
実はこれが一番おすすめです。
例えばソクラテスとかアリストテレスとか、過去の偉人の哲学書とかはまさにそれに該当して、読んでいて一切意味がわかりません。
なにを言おうとしているのか、この本を読んでなにになるのか?
読み始めて読者はすぐに迷路になってしまうのです。
実におすすめなの手法なので手に取ってみましょう。
そもそも夜になぜ眠くならない?目が冴えてしまう?

普通の生活をしていれば夜は大体眠くなります。
しかし他の人と同じように毎日朝早くに起きて、夜も普通に仕事をしている。昼寝もあまりしないし、目が冴えるような刺激的なこともしていない。
それなのに眠れないのはなぜでしょう?
眠りたいのに眠れないのは以下のような原因が根底にあるからです。
- 生理的な原因
- 心理的な原因
- 飲食物・薬などの影響
- 精神疾患の影響
こういった原因をなくしていくことが眠るために必要な条件となります。
しかし誰しもが健康だけど不安を抱えていたりしますよね。
どうしても眠りたくても眠れない時というのは誰しも必ずあるものです。
なので無理してそういった思いを排除しようとせず、そういった時はぜひ文章の力を借りてみましょう。
なんで文章を読んでいると眠くなる?

それではなんで文章を読んでいると眠くなるのでしょうか?
文章を読んでいて眠くなるのは、脳が使用され、脳がだんだんと疲れを覚えてくるからです。
そして脳が疲れたときに出る「アデノシン」という物質が自然な眠りを誘うと言われているからです。
アデノシンとは、脳が活動すると増え、眠ると減る物質です。
このアデノシンが何らかのメカニズムによって眠気を増やし睡眠を促しているのではないかと考えられているんですね。
なので眠れない時はどんどん脳をつかって、アデノシンを増やせ!ってことなんですけど、脳を使うことって普段あまりないんです。
特に寝る前においては・・
もちろんスポーツをしたり、仕事をしたり、食事をしたりするとエネルギーを使ったり、思考を巡らせたりして、脳へ負荷をかけることができます。
しかしそれが叶わない夜にどうすれば脳を使えるのかってことなんですけど、読書や文章がそれにうってつけというなんです。
読書をしているときの脳はいついかなる時も言葉を通して世界を知り、整理されるという一番高度な働きをしています。
つまり、言葉を通して想像力を育んだり、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五感の記憶が言葉によって喚起され、遠い世界に思いを馳せたりといった様々な体験を脳にさせてくれるんです。
また読書をしていると脳はまるで、それを実体験しているような感覚に陥ります。
文章によってまるでスポーツをしているような感覚。
文章によってまるで仕事をしているような感覚、遊んでいるような感覚。
これが文章の、あるいは読書の力なんです。
脳を使うことによって眠りに誘われやすくなります。
読書が眠れない時におすすめなのはこういう理由なんですね。
眠くなるためにはどうすればいい?

余談ですが、読書以外にも作為的にに眠くなる方法はいくつか存在します。
例えば以下のようなことです。
- 寝る前に温かい飲み物を飲む
- ヒーリングミュージックを聴く
- 腹式呼吸をする
- 筋弛緩法で心身の緊張をほどく
- ストレッチをする
- 眠気を誘うツボを押す
- アロマを焚く
- 長めに入浴する
また、快眠へのコツとしては、次のようなものがいいとされています。
- 寝る前に読書をする
- 眠る2時間前には食事をすませる
- 電気やテレビは消して、暗い環境で眠る
- 朝の散歩や通勤・通学時に1駅歩くなどして、朝日をしっかり浴びる
- 眠る前は深呼吸する
- ぬるめのお湯で入浴する
よく聞かれるものばかりですね。
個人的には「ぬるめのお湯で入浴する」が一番効果があった気がしますが、やはり寝る前の読書が一番いい気がしますね。
ただ人によっては効果が期待できるのもあると思うので、眠りたくても眠れない人はここで紹介していることも試してみるといいですよ。
眠くなる文章の遊び方

実は読書以外にも、文章を使って快眠を誘う方法があります。
それが文章を使って頭の中で遊ぶ方法です。
文章には快眠効果があり、読書以外にも文章の安眠効果は期待できるのです。
例えば連想式睡眠法というものがあります。
これは五十音の中から1文字を選び、そこから始まる言葉をひたすら思い浮かべる方法です。
たとえば「あ」であれば、「明石」「明石焼き」「小豆」「アジサイ」「あんこ」「あざらし」「青」といった要領で、ひたすら「あ」のつく言葉を連想していきます。
そしてもう出ないなと思ったら次は「い」に進み、同じことを繰り返していきます。
これが案外楽しい上、脳をいい感じに使うこともできるので、気づいたら寝ていたといったこともあったりします。
また認知シャッフル睡眠法もおすすめです。
これはカナダのサイモンフレーザー大学のリュック・ボードワン博士が開発した睡眠法です。
この認知シャッフル睡眠法はランダムな単語を次々にイメージすることで脳を効果的に使うことができ、また頭の中のイメージがシャッフルされ、リラックス効果が期待されます。
そしてそれが睡眠効果が期待できるのです。
1つの簡単な単語、例えば「りんご」を思い浮かべて、その単語の「最初の一文字」から始まる単語の映像を思い浮かべていく、という方法です。
「りんご」の次は「力士」、その次は「リフト」、「リュック」、「リード」といった感じで、どんどんその単語の映像を頭の中でイメージしていくのです。
これが案外楽しくて、夢中になりすぎて逆に目が冴えてしまったりするのですが、脳を使うことができるので、繰り返していくとだんだんと脳が疲れ始めて眠くなってきます。
世界中で安眠効果が報告されている手法なのでぜひ試してみましょう。
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