卒業式が近づくにつれて、さまざまなイベントが出てまいります。
その一つに卒業文集を書くというものがあります。
私の場合、小学生の時、中学生の時、高校生の時。
人生において計3度にわたり、この卒業文集を書いてきました。
今でこそ、このように文章を書くことが得意になりましたが、当時の私は国語の成績もあまり良くなく、特別な文章などとてもじゃないが書くことができませんでした。
それでも当時は一生に残るものだし、自分の持てる限りの文才を生かし、少しでも良い卒業文集を書きたいと思って精一杯頑張りました。
しかし結果は惨敗。
原因は自分の書きたいことばかりを書いてしまったせいでした。
卒業文集にはきちんとした書き方があります。
本記事ではこれから卒業文集を書こうと思っているあなたにとって、卒業文集の書き方のコツについてお伝えします。
またそもそも卒業文集とは何か?
書く目的や、その狙いについてもお伝えしていきますので、これから卒業文集を書こうと思っている学生の皆さんにとって非常に有益な内容となっているはずです。
一生に何度もない卒業文集を書く機会。
一生涯残るものなので、せっかくですから素敵なものにしたいですね。
それでは参りましょう。
そもそも卒業文集とは?
そもそも卒業文集とは、卒業を目前に控えた学生が卒業に向けて思ったことやそれまでの学校生活の振り返りを記し作文したものです。
基本自分の好きなことを書くことができます。
また卒業アルバムと同じく、児童や生徒が課題に基づいて文章を作成し、教職員が手配した業者によって装丁が行われます。
卒業式やその前後に配布されますが、必ずしも作成されるわけではありません。
卒業文集は、例えば小学生であれば6年間の学習の集大成であり、生徒にとって最高の学校生活となる最後の成果物です。
大人になって読み返すと、とても懐かしく日々を振り返ることができます。
私も小学時代、中学時代、高校時代とこの卒業文集を書いてきましたが、たまに読み返すのが楽しくて、たまにやってしまいます。
特に素直な時代だった、小学、中学時代の文集はたまに読み返すと、大切なことを気づかせてくれる良いきっかけになります。
卒業文集を上手に書く必要ってどこにあるの?卒業文集の狙いとは?
それでは卒業文集を上手に書く必要が果たしてあるのか?ここでは卒業文集の狙いについて解説していきたいともいます。
一生涯残るものだから
誰かからの評価は一旦おいておいて、卒業文集は一生残るものです。
それに卒業生全員に配られるものですし、その学校の記録として、保蔵され続けます。
例えば、平成10年度卒業生の卒業文集。
その次は平成11年度卒業生の卒業文集といった感じで、その学校で保蔵され続けていくんですね。
このように卒業文集は一生涯残るものですし、保蔵されるづけていくものです。
なので一般的にどうせ残るものだったら、下手よりも上手に書けたほうがいいとされるのです。
先生や家族、好きな人が特に熱心に見るものだから
また卒業文集は自分だけでなく先生や家族、好きな人が見たりします。
各家庭で配布されるものですし、子を思う親からすれば、我が子がどのような卒業文集を書いたのか気になるところです。
卒業文集には、自分の将来に対する意気込みや長かった学校生活の振り返りが記されています。
学校側としても、自分の請け負った生徒がどのようなことを思いをこの卒業文集に記しているのか気になるのは当然ですし、担任の先生はきっとその卒業文集を一生涯の宝物にするはずです。
卒業クラスを担任できる先生は限られていますからね。
自分の学生生活の集大成とも呼べるものだから
卒業文集は生徒にとって学生生活の集大成とも呼べるものです。
生徒の特徴がその卒業文集内には保存されるのです。
長い学校生活に対する思いや、将来への意気込み。
中には苦い経験や甘い経験も記されていることでしょう。
生徒からすれば自分の集大成をみんなに知らせることができる唯一の場にもなります。
自分をアピールするという意味でもこの卒業文集はしっかりと書いたほうがいいのです。
ありのままの成長や思い出を記録できるから
卒業文集の狙いとして、成長や思い出を記録できるからというものがあります。
うまい下手はともかく、等身大の、ありのままの自分が自分の集大成をこの卒業文集に込める。
中には成長の過程を書く生徒もいるでしょうし、学校生活の思い出を書く生徒もいることでしょう。
どんな内容であったとしても、あとで読み返したときに当時のありのままの自分が書いた成長や、思い出。
これだけで価値のある、素晴らしいものなんです。
上手い下手は関係ありません。
ほかの生徒の考えに触れる機会をつくる
また大きな学校であれば、クラス単位で卒業文集を書くこともあるでしょうし、仮に小さい学校であったとしても、学年全体でこの卒業文集は書くことになります。
そして記録に残ります。
卒業文集の良いところは、自分だけではなく他の生徒たちも同様に書かなければいけない点です。
なのであなただけでなく好きな子や、大好きな友人も同じようにあくせくしながら、そして少しドキドキしながらこの卒業文集を書くために、筆を走らせているはずです。
そして無事に卒業文集が出来上がって、自分の手元にその文集が届くはずです。
もちろんまず先に自分の文集はどのように仕上がっているのか?に目を通すと思います。
そして次は仲の良い生徒。大好きだった、女の子、男の子の文集に目を移すはずです。
みんなどのようにこの卒業文集を書いたのか?
学校生活を締め括ったのか?
卒業文集を一番最初に書くのはおそらく小学生の時。
あなたはもう物心もついているはずだから、初めて他の生徒たちの考えに触れ、その時自分はどう思うのか?想像してみてください。
きっと貴重な経験になるはずです。
多くの気づきや発見を得られるはずです。
だから卒業文集というのは良いものなのです。
真剣に書く必要があるのです。
卒業文集に書くテーマや内容について
それでは卒業文集のテーマや内容はどのようなものがいいのでしょうか?
ここでは5つのテーマに沿って、なぜここで紹介するテーマが卒業文集の内容に適切なのかについてお伝えしていきます。
- 将来の夢
- 在校時の思い出
- 部活動やクラブ活動での経験
- 普段のクラスの出来事や雰囲気について
- 仲の良かった友達について
ちなみにここでご紹介したテーマや内容は、一つに絞って書いてもいいでしょうし、それぞれの内容を織り交ぜながら一つの文集にしていってもいいと思います。
将来の夢
まずはやはりというべきものが「将来の夢」についてです。
将来の夢は書きやすいです。
小学生から中学生にかけての時期が一番「将来の夢」について考えるときですし、そのときに考えた将来の夢がその人にとって本当の素直な将来の夢に対する考えであることが多いです。
なので非常に価値があります。
それに将来の夢について書いておけばあとで読み返したときにも忘れていた大切なことを思い出させてくれます。
またご両親や先生からの印象もいいです。
ちなみに私も小学、中学のときに書いた卒業文集では、変わらない同じ「サッカー選手」になるという将来の夢について書きました。
残念ながら叶いませんでしたが、やはり私の人生において本当の将来の夢だったなと思えます。
ぜひ本当のことを述べられる時期だからこそ、将来の夢について書いてみてください。
在校時の思い出
またこちらもポピュラーで、人気があるのが「在校時の思い出」についてです。
こちらも書きやすいですね。
小学生や中学生くらいの時は記憶力が非常に良い時期です。
修学旅行の思い出もそうですが、それまでにあった在校時の思い出についても非常に鮮明に覚えているので、結構面白い内容になったりします。
大人からすると、そんなことまで書かなくていいのに!といったことまで小学生や中学生であれば書くことができてしまいます。
なので書くことがなかったり、鮮明に覚えていることがあれば、ぜひ文集内に取り入れてみましょう。
部活動やクラブ活動での経験
また部活動やクラブ活動での経験について述べてみても面白いと思います。
特に小学生、中学生の時は半強制的に部活動に入部させられます。
誰しもが部活動やクラブ活動での経験があるはずです。
なので書きやすいと思うんですね。
昔から部活動に熱心な生徒は優等生と思われてきたし、実際に何か夢中になっている生徒は素敵です。
むしろ幼いときに夢中になれるものといえばこの部活動くらいのものではないでしょうか。
それに学校の先生や両親からしても、生徒や自分の子供が熱心に取り組んでいたことに対して知りたいと思っています。
その際部活動やクラブ活動で残せた成績などがあれば、周りのみんなに自慢もできますよね。
それだけでなく部活動などで味わった悔しさや気づきについても述べると良いでしょう。
普段のクラスの出来事や雰囲気について
また普段のクラスの出来事や雰囲気についても述べてみると面白いと思います。
同じクラスに属するあなただからこそ、感じる雰囲気や気づきがあるはずです。
誰も気づかなかなかったことも、もしかしたらあるかもしれません。
きっと面白いものになるはずです。
周りの生徒や、先生、保護者があとで読み返したときにきっと、楽しみながら読んでくれるはずです。
仲の良かった友達との思い出について
仲の良かった友達についてもどんどん言及していきましょう。
自分の名前が挙がったとなれば、きっとその子も喜んでくれるはずです。
その際、〇〇ちゃんのこういうところが好きだったり、〇〇くんがあの時助けてくれた、こんなことを言ってくれた、ゲームを貸してくれた。
こんな些細なことでもいいんです。
卒業文集は一生の宝物です。
のちに大人になって読み返したとき、自分の名前が挙がっていたこと、逆に〇〇くんのことについて述べていたことを思い出して嬉しくなるはずです。
上手に書こうとしなくていい、素直な気持ちでいいのです。
仲の良かった友達との思い出があれば、どんどん書くようにしましょう。
卒業文集に書くことがないときはどうしたらいい?
それでは仮に卒業文集に書くことがないときは何を書けばいいのでしょうか?
親への感謝を書く
卒業文集に限らずですが、どんな書き物においても誰かに対して「感謝」の思いを書くことは非常に好感を持たれます。
やはり書き物において「書く内容」というのは非常に大切なんですね。
書くことが何も思いつかないという人はまずは親への感謝の内容を取り入れてみてはいかがでしょうか?
親はそれがわかったとき、感動してくれるに違いありません。
先生への感謝を書く
先生への感謝の手紙を書いてもいいと思います。
担任の先生、事務の先生、保険の先生、生活指導の先生、体育の先生、進路相談に乗ってくれた先生。
どなたでも結構ですし、誰か一人くらいは感謝したい先生はいるはずです。
それに先生への感謝の文集であれば、学校側からも非常に好印象を持たれます。
書く内容が思い浮かばないという人は先生への感謝の内容を書いてみましょう。
卒業文集の書き方のポイント
それでは次に卒業文集の書き方のポイントについても述べてみましょう。
全体的な卒業文集の書き方のポイント
まず全体的な卒業文集の書き方のポイントについてからです。
以下の8つのポイントを押さえながら書いてみましょう。
- 思い出や考えていることを実体験やエピソードを参考にしながら具体的に書く
- 「はじめ」「なか」「まとめ」という三部構成で書く
- タイトルは個性的なものにする
- 文の書き出しを工夫する
- 上手に書こうとしなくていい、自分が思っていることを素直な気持ちで書けばいい
- 具体性を持たせる
- 丁寧語を使う
- 終わりに結論を提示する
どれも重要なことですね。
しかしこれらを意識するだけで、断然良い文集に仕上がります。
また小学生や中学生だけでなく、高校生についてもこれは当てはまることです。
上記のポイントを意識しながら、以下でそれぞれのポイントをさらに詳しくみていきましょう。
小学生の卒業文集の書き方のポイント
まず小学生であれば、意識したいのは、
- 思い出や考えていることを実体験やエピソードを参考にしながら具体的に書く
- 上手に書こうとしなくていい、自分が思っていることを素直な気持ちで書けばいい
↑こちらの2点です。
小学生の良いところは素直だということです。
そして素直さは、物事を柔軟に捉えることができたり、感受性を豊かにしたり、良いことがたくさんあります。
しかし大人になるにつれてその素直さはだんだんと薄れていきます。
なのでその素直さを存分に発揮した卒業文集にしましょう。
そうすれば必ず良い文集になります。
特に小学生のうちは上手に書こうとしなくていいのです。
素直な気持ちを書き連ねて素直な文集にすることを心がけましょう。
そうすることで、きっと周りからも褒められるし、将来読み返した時も、ああ素直に書いて良かったなと思えるはずです。
中学生の卒業文集の書き方のポイント
中学生にもなると、小学生に比べて少しは文章力が向上しているはずです。
素直に書くことを重視し、それに加え以下の2つのポイントを意識できると良いでしょう。
- 「はじめ」「なか」「まとめ」という三部構成で書く
- タイトルは個性的なものにする
文集は一つの作品です。
なので構成を持たせると、非常にまとまりのある文になり読みやすくなるだけでなく、アーティスティックになります。
例えば起承転結を意識しながら文章に「はじめ」「なか」「まとめ」といった役割を持たせてみたり。
タイトルを個性的なものにしてみたり。
あとは小学生と同様、素直に書いていけばいいだけです。
それだけで工夫の効いた、中学生らしい感性の文集に仕上がるはずです。
高校生の卒業文集の書き方のポイント
高校生はもう大人の一員です。
仮に卒業文集の寄稿があるとするならば、真剣に書いたち、評価される卒業文集を書いてみましょう。
まず小学、中学で習った書き方は大前提として行えるようにしてください。
それに加えて、
- 文の書き出しを工夫する
- 具体性を持たせる
- 丁寧語を使う
- 終わりに結論を提示する
こちらの4点を意識してみてください。
例えば、
「僕の高校生活で一番楽しかった思い出は修学旅行です。」
と書くことは簡単です。
しかし上記の4点を意識して書くと
Aくんが国際通りのお土産屋で財布を落としてしまったせいで、一緒に財布を探す羽目に。そのせいで私が楽しみにしていたスキューバダイビングも当然お預け。だけどそのあと無事財布も見つかって、Aくんがそのお礼にソフトクリームを買ってくれました。みんなの帰りを待っている間、屋台の前で二人で話しながら食べたソフトクリームの味は今でも鮮明に覚えています。思い返すと、その時の思い出が私にとって学校生活一番の思い出かもしれません。
どうですか?
- 文の書き出しを工夫する
- 具体性を持たせる
- 丁寧語を使う
- 終わりに結論を提示する
「僕の高校生活で一番楽しかった思い出は修学旅行です。」という単なる一文もこちらの3点を意識して書くと、こんなにも世界が広がって、読み手に感動を与える文になります。
特に文の始まりと終わりに関しては意識をし、終わりに関しては結論をしっかりと言い切るように努めましょう。
以上のポイントを意識して構成していけば、読み応えのある非常に良い卒業文集になるはずです。
卒業文集に書くべき文字数に関して
ここで一旦、卒業文集に書くべき文章量、および文字数に関して言及しておきたいと思います。
小学生の卒業文集に書くべき文字数
まず小学生の卒業文集の文量は、原稿用紙に書くと2枚分、約600~800字くらいが妥当です。
小学生の頃はだいたいこのくらいを目安に書くと良いでしょう。
中学生の卒業文集に書くべき文字数
中学生は原稿用紙に書くと3枚分、約1000字くらいが妥当です。
高校生の卒業文集に書くべき文字数
高校生も中学生と同じ約1000字くらいは書くようにしましょう。
その分、質を意識して書いてみましょう。
1000文字であったも、十分人々の記憶に残る文集を書くことが可能です。
大学生の卒業文集に書くべき文字数
大学生にもなると、卒業文集ではなく卒論に変わります。
大学生活における集大成ですね。
この卒論の出来の如何で卒業が認定されたり、就職が有利に働いたりします。
私も書きましたが非常に大変だったのを覚えています。
卒論では20,000文字から40,000文字書くのが一般的です。
原稿用紙一枚がだいたい400文字程度になりますので、卒論ではおよそ50〜100程度の原稿用紙を書く必要があります。
気が遠くなる文字数ですよね。
まだまだ卒論は先の話という人も、ぜひこの卒論の文字数の目安を頭に入れておくと良いでしょう。
卒業文集の例文について
最後にここで、これから卒業文集の執筆を控えるあなたのために、卒業文集の例文を以下の2つの観点に分けてご紹介させていただきます。
- 卒業文集で感動を呼ぶ例文について
- 卒業文集で面白い例文について
卒業文集で感動を呼ぶ例文について
まずは卒業文集で感動を呼ぶ例文についてご紹介します。
ここでは以下のテーマを題材に一つ例文を作ってみたいと思います。
テーマ | 文字数 | 対象 |
---|---|---|
お別れの手紙 | 700 | 小学生の卒業文集 |
先生へ
こんにちは、先生。もうすぐ卒業ですね。この手紙を書いていると、まるで昨日入学したばかりのような気持ちになります。先生に会ったのは、1年生の春の日でした。その時の先生の優しい笑顔、今でもはっきりと覚えています。小学校での6年間、本当にたくさんのことを教えてくれて、ありがとうございました。授業で学んだ数学や国語、理科の知識はもちろん、友達との喧嘩の仲裁、運動会での励まし、文化祭でのサポート。先生がいつもそばにいてくれたおかげで、私たちはたくさんのことを学び、成長することができました。特に忘れられないのは、3年生の時に行った遠足です。山の中で道に迷ってしまい、みんなで不安になった時、先生は落ち着いてリーダーシップを発揮して、安全に学校に戻ることができました。その時の先生の姿は、今でも私の心に強く残っています。先生は、ただの先生ではなく、私たちの憧れであり、ヒーローでした。いつも私たちを信じてくれて、挑戦する勇気をくれました。先生の言葉一つ一つが、私の胸に刻まれています。でも、卒業というのは別れだけではありませんよね。これから新しい道に進むスタートでもあります。先生から教わったことを胸に、私たちは次のステップへと進んでいきます。先生と過ごした日々は、これからの人生の大きな宝物です。卒業式の日、先生に直接お礼を言えるのを楽しみにしています。そして、これからも先生のことを応援しています。先生も新しいクラスの子たちに、私たちと同じように素晴らしい思い出をたくさん作ってくださいね。心から感謝を込めて、 [あなたの名前]より
卒業文集で面白い例文について
テーマ | 文字数 | 対象 |
---|---|---|
私の学校生活の一日 | 1000 | 中学生の卒業文集 |
皆さん、こんにちは!いつもニコニコの太郎です。今日は僕の「超ハチャメチャ学校生活」について話そうと思います。準備はいいですか?じゃあ、スタート!朝、目覚まし時計が鳴る前に起きたんです。なんでかって?隣の部屋でお父さんが「大怪獣バトル」を見て大声で応援してたからです。「お父さん、朝から元気だなぁ」と思いながら、朝ごはんに向かいました。でもね、朝ごはんが「ピーマンのおひたし」だけだったんです。ピーマン嫌いの僕は、まるでスーパーヒーローが悪者と戦っているみたいに、ピーマンと格闘しました。結果、ピーマンに勝った僕は、勝利のダンスを踊りましたよ。学校に着いたら、もう大騒ぎ。なんと、飼育小屋のウサギが脱走して、校庭をビュンビュン走り回っているんです!先生たちはウサギ捕獲隊に変身して、大追跡。僕たちは応援団になって、「がんばれ〜、ウサギ〜!」って叫びました。まるでオリンピックのような盛り上がりでしたよ。授業中も面白かったですよ。数学の時間には、先生が「分数のわり算」を教えてくれたんですけど、先生が黒板に書いた分数が全部バナナに見えてしまって。僕は「先生、そのバナナ、食べてもいいですか?」って聞いちゃいました。クラス中が大爆笑。先生も笑いながら、「太郎、バナナじゃなくて分数だよ」と言っていました。お昼休みは、友達と「ゴム飛び」大会をしました。でも、ゴムが伸びすぎて、最後はまるでスペースシャトルの打ち上げみたいになってしまいました。飛んでる子が宇宙まで行っちゃうんじゃないかってくらいに。先生が見たら、「子供たちが飛んでいく!」って驚くんじゃないかな。そして、放課後。今日は図工の時間に、自分たちでロケットを作るんです。みんなで協力して、ダンボールや色紙を使ってロケットを作りました。僕のロケットは、ちょっと変わっていて、宇宙犬のボビーが操縦している形でした。でも、僕が「3、2、1、発射!」って言ったら、本当にロケットが動き出しそうでしたよ。そんな感じで、僕の学校生活は毎日が冒険でいっぱいです。卒業しても、この楽しい思い出はずっと心の中に残ると思います。これからも、どんな時でも笑顔で楽しい毎日を過ごしたいと思います!皆さんも、いつでも笑顔でね!それでは、この辺で。またね![あなたの名前]より
卒業文集の書き方に関する最終疑問
- 卒業文集を書くときの注意点は?
-
注意点としては、出来事の羅列は避けて、思い出や考えている事、わかる範囲で具体的なエピソードを記載する事です。 単純に移動教室に行った事をただ書くのではなく、その時に楽しかったことは何か、何を感じたのかを書くことで将来見返した際に楽しい卒業文集になります。 書き始める前に子どもたちにポイントを説明してあげましょう。
- 卒業文集を書く割合は何割?
-
小学校卒業時に、97.8%という非常に高い割合で制作されたという卒業アルバム・卒業文集。 「卒業アルバム」はほとんど、「卒業文集」も7割が制作、「卒業アルバムと卒業文集が一体型」という回答も3割に上りました。
卒業文集にはきちんとした書き方があります!書き方を理解して一生の特別な記念にしましょう。
卒業文集を上手に書く際いくつか守るべきルールがあります。
内容だったり、文字数、それぞれのポイントだったり。
そんな中、特に意識すべきことは書きたいことを素直な気持ちで綴るということです。
これができれば、きっと何十年後かに卒業文集を読み返してもそう後悔することもないはずです。
人生において卒業文集を書く機会ってそうそうないと思うんですけど、一生残るものですし、周りの友達、その父兄、自分の両親や、先生方。
多くの人が見るものでもあります。
なのでできることなら、周りの人に一目置かれるような文集を書けたらいいですよね。
私の時代は誰も卒業文集の書き方について教えてくれませんでした。
全て自己判断で、その都度思ったことを思ったように書いていたんです。
しかし今はインターネットがあって、どんな情報も簡単に入手できるようになりました。
この記事もそのうちの一つです。
本記事がこれから卒業文集を控えるあなたのとってお役に立てれば幸いです。
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