本記事では「長生きをしたくない」をテーマにしております。
また特に20代や30代の若者むけの記事になっています。
現代は魅力的なコンテンツにあふれかえっているし、個人でも事業を拡大していくことがたやすくなった時代です。
そのため、できれば長生きしたいというのが誰もが考えるところでしょう。
しかし現在は、一定数以上の人が、「長生きすること」よりも「長生きしたくない」ことを望んでいる事実があるのをご存じでしょうか?
それは何故なのか?
どういうことなのか?
ここではそんな「長生きしたくない」というトピックを深堀りしてみたいと思います。
長生きしたくないと思う人は5人に1人。
そもそも人は年を取るにつれて、長生きすることを願わなくなる傾向があるというのをご存じでしょうか?
幼い時というのはできるだけ長生きしたいと思っていたし、長生きすることが子供の中で美徳とされておりましたよね。
現に私も小学生の卒業文集で「将来の夢は200歳まで生きること」と記したのをいまでも覚えているし、誰よりも長生きしたいと思っていました。
また周りのみんなも結構同じように長生きしたいと思っていたようです。
だけど年を取るにつれてそういった意識は確かに薄れてきたようにも思います。
それではまず長生きしたいと思っている人も、そうでない人も、長生きとされる年齢は何歳くらいのことを指すのか?お互いに共通意識を持たせる意味でもここを明らかにしておきましょう。
長生きとされる年齢は何歳くらい?
一般的に長生きとされる年齢は、80歳以上だと言われております。
また日本の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳だと言われておるため、日本人はほぼ長生きすると考えられているんです。
また中には90歳や100歳以上まで生きる人もいるくらい、こと日本においてこの「長生き」はほぼ約束された事実ともいえるのです。
つまり抗えない事実ととらえることもでき、そういった意味から「長生き」は疎ましさを覚えられるようになったのかもしれません。
長生きしたくないと思っている人の割合
それでは「長生きしたくないと思っている人の割合」はいまどのくらいいるのでしょうか?
実際、最近の調査によると、日本人の約20%が「長生きしたくない」と考えているという結果が出ています。
つまり5人に1人が「長生きしたくない」と考えているということですね。
案外少ないなぁと筆者は思ってしまいましたが、やはり一定数以上いるわけですね、この「長生きしたくない」と考えている人は。
その理由としては、のちに詳しく解説しますが高齢化に伴う介護や医療費の負担、孤独や社会的孤立などが挙げられます。
そのような状況を避けるためにも、「長生きしたくない」と考える人が増えているのかもしれません。
長生きしたくないと思うのはどのような理由で?世代や状況ごと
それでは、この「長生きしたくない」と思うのはどのような理由からくるものなのでしょうか?
ここではそれを世代ごとや状況ごとから見ていきたいと思います。
例えば、高齢者であれば介護の必要性に対し、不安を想っているからかもしれません。
あるいは若い人であれば、長生きすることで孤独を感じることや、家族や友人たちを亡くしてしまうことによる孤立感を不安視する人もいます。
その理由は様々にあるのです。
今の20代が長生きしたくないと思うのはなぜ?
まずは若い世代から見ていきましょう。
現代の20代は長生きに対して、以前の世代よりも消極的になっています。
その理由はいくつかあるのですが、一つ目は、社会的な不安定さや経済的な不安定さを若いうちに知ってしまったこともあり、長生きに対し魅力を感じていないということがあげられます。
また過去に比べて、エンタメ業界の発展や個人の考えが尊重されるようになってきたこともあり、若さや美しさがより重要視され、「長寿」というコンテンツ自体が衰退してしまいました。
そのため多くの若者は「長寿」に価値がないように思っているのです。
これらの要因が重なって、今の20代は長生きしたくないと思っているのです。
今の30代が長生きしたくないと思うのはなぜ?
続いては30代です。
今の30代が「長生きしたくない」と考える原因も様々に考えられますが「将来に対する不安」がまず第一にあげられます。
というのも30代は働き盛りだと言われております。
これまでの若い世代と比べて、社会と接している時間が多い分未来に対する不安を感じやすいと思われます。
また現代はストレスフルな社会だけあって、長生きすることに対する欲求を減退させているかもしれません。
各世代の中でも、この30代が特に長生きすることに対し、あまり魅力を感じていないようです。
今の40代が長生きしたくないと思うのはなぜ
それでは続いて40代の世代から、長生きしたくないという声が聞かれるのはなぜでしょうか。
それは中年期を過ぎ、だんだんと高齢化していき、将来的な不安がより強く生じることが原因としてあげられます。
また、40代も当然働き盛りなので現代社会によるストレス負荷が、健康に悪影響を及ぼすことが多くなっているため、長生きしても健康でいられるか強い不安を感じる人もでてくるのでしょう。
さらに、家族を養うためにプレッシャーを人一倍感じていることも40代に長生きしたくないと思わせる要因なのではないでしょうか。
今の50代が長生きしたくないと思うのはなぜ?
そしていよいよ人生も後半戦。
現代の50代世代が長生きしたくないと感じる理由には、それこそさまざまな要因が考えられます。
例えば、過去に比べて現在は社会の高齢化が上昇していますよね?
いたるところに高齢者の方がいるのを目撃する。
また、高齢者の孤独や介護問題も深刻化しており、自分自身がそのような状況に陥ることを避けたいと思う人がいるのです。
さらに、50代ともなれば健康状態が悪化し、病気や障害に苦しんでいるひとも中にはいるかもしれません。
高額な医療費、言うことをきかない自分の体。
生きることに不安を覚える年齢なのです。
今の高齢者が長生きしたくないと思うのはなぜ?
現在は高齢化社会といわれるほど、高齢者が多くなっております。
そんな現代の高齢者はなぜ長生きしたくないと思うのでしょうか?
その一つ目の理由として、高齢者は自分の身体機能の低下や病気など、生命に関する問題に直面するからです。
毎日起きるのがしんどい。
毎日動くのもつらい。
そのつらさは若者が思っている以上につらいものなのです。
そんな毎日をいつまで続けるのか?ということです。
また、高齢にもなれば周りの家族や友人が既に亡くなっていたり、自分が孤独を感じている場合もあるかもしれません。
これらの問題に直面することで、長生きすることの魅力が薄れてしまうのはある意味当然のことです。
今の主婦が長生きしたくないと思うのはなぜ?
それでは続いておかれた立場からの視点に観察をうつしてみましょう。
まずは「主婦」のかたです。
昔はそれこそ多くの専業主婦の方がいました。
女性は家にいて、家事をするのが当たり前。
そういう時代だったんですね。
恐ろしい時代です。
しかし現代においてもいまだ5割の女性が専業主婦をやられている、もしくは望んでいると言われているんです。
そんな主婦たちが長生きしたくない理由は、例えば、家事や子育て、介護など、身体的・精神的に負担のかかる業務が多いことが挙げられます。
また専業主婦のかたはずっと家にいるため、社会的に孤立していると感じている方がおおいのも理由としてあげられます。
現在は女性の社会進出や夫婦共働きが認められる時代であるというのに、自分は主婦としてずっと家にいる。
ストレスも感じてしまうことでしょう。
このような人生なら長く続かなくてもいい。
そのように思われる方も多いはずです。
今の男性が長生きしたくないと思うのはなぜ?
続いて現在の男性についてです。
現在の男性はなぜ長生きしたくないと考えるのでしょうか?
男性が長生きしたくないと思う理由としてやはり、家庭があれば大黒柱にならざるをえないため、その責任の重圧からくるんですね。
また男性は女性に比べて、社会保障や年金制度に対する不信感が強い傾向にあります。
つまり「お金」にまつわる問題を抱えがちなのです。
また、健康に関する問題も大きな要因です。
男性は女性に比べて、健康管理に疎い傾向があります。
そのため長生きすると認知症や寝たきりになるリスクが高いのは男性だと言われているんですね。
そういったことが生きる上で、恐怖の種となっているのです。
今の女性が長生きしたくないと思うのはなぜ?
長生きしたくないと思っている女性ももちろんいます。
その理由として高齢化になればなるほど、孤独になる可能性が高いからです。
女性は男性よりも長生きだといわれております。
例えば結婚をされていれば、先にパートナーを失う可能性が高いんですね。
長生きをしても、周りに親しい人がいなくなってしまうのであれば、生きることに意味を見いだせなくなってしまうことがあるようです。
失礼しました。
また、女性の方が長生きするのであれば、その分パートナーを介護する可能性が高いのは女性のほうです。
介護は負担が大きいため、それが原因で長生きしたくないと思う女性が多くいるようです。
逆に自分自身が介護を必要とされる立場になることを恐れる女性たちも多いようですね。
また現代社会においてはまだまだ女性の立場は弱い傾向にあります。(これって本当おかしいですよね。私は個人的には男性よりはるかに女性の方が優秀で賢いと思っているので・・)
そのため職場で、上司から嫌がらせを受けたり、出世が思うようにいかなかったり、キャリアにおいても自分の思い通りにならない点に不満を感じ、またそれがどうにもならない問題だということに失望している女性も多いようです。
このような時代なら長生きしても無駄だ。
そう思ってしまう女性が多いというんですね。
また男性より優秀な分、多くの仕事を一人で抱え込むのも女性の方です。
そのため仕事や家庭の両立をさせようと頑張って、それが大きなストレスになってしまうこともあります。
そして長生きすることでますますその負担が増えることを恐れている人もいるようです。
長生きを望まない女性たちの悩みや不安は多岐にわたるため、それらに対して社会的な支援が必要であることは間違いありません。
今の日本人が長生きしたくないと思うのはなぜ?
それではこの章の最後として、いまの「日本人」がなぜ長生きしたくないと考えているのか考察してみたいと思います。
日本は、世界でも有数の長寿国家として知られています。
そんな中、若い世代を中心に「長生きしたくない」という声が増えています。
それは長寿国家であるがゆえの、高齢化社会による孤独や貧困の問題です。
日本は豊かな国と言われているけれど、身近な高齢者を見てもそんな風にはとても思えないんですよね。
これは特に現在の若者に感じられる問題のようです。
かっこいい服を着ている訳でもない。
おいしいものを食べている訳でもない。
お金をたくさんもっているわけでもない。
働けて稼ぎたいだけ稼げる自分たちがそのような状況なのに、年をとって思うように働けなくなったら、自分ではどうすることもできなくなってしまうじゃないか。
そういう心配が尽きないんですね。
ましてや保証もない。
助けてくれる友人も家族もいなくなる。
長生きする意味とは何か?
現代の日本ではこのように考えざるを得ないのです。
なぜ長生きしたくないと思う人が多い?その時代背景
特徴 | 詳細説明 |
---|---|
精神的な問題 | うつ病や不安障害などの精神的な問題を抱えている人は、自らの未来や人生の価値に対して悲観的になることがある。 |
身体的な苦痛 | 重い病気や慢性的な痛みを持つ人は、その苦しみから解放されたいと感じることがある。 |
孤独感 | 社会との繋がりが希薄で孤独を感じている人は、長生きの意義を見いだせないことがある。 |
財政的な問題 | 経済的な困難や将来に対する不安から、人生に対する希望を失うことがある。 |
無目的感 | 人生の目的や意味を見出せず、何のために生きているのか分からないと感じる人は、長生きに対して消極的になることがある。 |
過去の経験 | トラウマや過去の失敗など、過去の経験が現在の人生観に影響を与えている場合がある。 |
ここまで長生きしたくないと思う原因を世代や置かれた立場ごとに見てきました。
世代ごとに直面する問題は違うし、それぞれに様々な要因があることをわかっていただけたかと思います。
それでもやはり長生きしたくないと思う原因は「時代」が関係していると思うんですよね。
そこでここでは今が「どういう時代」なのか?
そしてその時代背景が長生きしたくないと思わせている原因になっていることは何か?について明確にしていきたいと思います。
- 人との関りが軽薄になった時代になったから
- 家族で過ごす時間が少なくなった時代になったから
- ストレスが多い時代になったから
人との関りが軽薄になった時代になったから
一昔前とちがって、現代は人との関りが軽薄になったと言えるでしょう。
それこそ高度経済成長期の日本は隣の人と手を取り合って、家族ぐるみで生活をしていたものです。
しかしいまは近所に誰がいるのか、隣の部屋に誰が住んでいるのかすらわからない状況ですよね。
そのように現代社会では、人との関わりが軽薄になっていると指摘されているのです。
そのような時代にあって、やはりさみしさを覚えてしまうのは必然的なことなんですね。
人生に魅力を感じられるポイントが欠如しているといってもいいのです。
もちろんこの状況が長生きしたいと思わなくなる直接的な理由に繋がるとは言えないでしょう。
しかし人との繋がりを失うことで、孤独感やストレスが増し、健康に悪影響を与えることも知られているんですね。
人はさみしさを覚える生き物です。
それが当たり前の時代に生まれた人であれば、そこまで大した問題ではないのかもしれません。
しかし古き良き日本の姿をしっている人からすれば、やはり今の時代に魅力を感じられなくなってしまうのでしょう。
家族で過ごす時間が少なくなった時代になったから
また今の話に少し重なる部分があるのですが、長生きしたくない理由として、家族で過ごす時間が少なくなったという時代背景も無視できません。
家族っていいですよね。
どんなにつらい仕事でも、家族が自分にはいる。
だから頑張れる。
しかし近年はその家族で過ごす時間が少なすぎると言われています。
もちろんそれは過去の日本と比べての話ですが、、
それでも現代社会では、仕事や社会活動に多くの時間を費やすことが求められ、年々家族との時間が減少していると言われているのです。
毎日仕事を遅くまでやる。
帰宅しても自分以外誰も起きていない。
次の日になり、まだ誰も起きてこない時間にまた一人会社に出かけていく。
また仮に時間があったとしても息子や娘には相手にすらされない。
家族の為に働いていても、これでは結局なんのために仕事を頑張っているのかわかりません。
それに家族で過ごす時間が、いつかきっと来ると思っていても、案外それは実現しないものです。
その場その場でしっかりと家族との時間を作らないと、本当に実現しないものなのです。
生きるために働くのか?それとも働くために生きるのか?
長生きうんぬんの前に改めてその問題を自分に問いかける必要がありそうです。
ストレスが多い時代になったから
また近年はストレスが多く、多忙な生活が当たり前となっています。
このような時代にあっては、確かに長生きしてもなぁ・・と思えてくるものです。
だってストレスの多い時代ということは、その分苦労するということですからね。
一秒でも長く生きれば、その分ストレスもかかるし、お金もかかる。
そんな時代では長生きしたくないと思うのは当然でしょう。
まったく嫌な時代になったものです。
みんな毎日生きるのに必死です。
ストレスにつぶされないように。
明日生きるためのお金を稼ぐために。
果たしてそのような生活を誰がずっと続けたいと思うのでしょうか?
なぜ長生きしたくないと思う?10個の原因をまとめてみた!
これまで人が長生きしたくないその理由について、時代背景に原因があるのではないかと考え、その原因を探ってきました。
しかしそれはあくまでも、全体のお話です。
なので時代背景をみてもあまりピンとこなかったという人もいるのではないでしょうか?
長生きしたくないという問題は個人レベルでも当然起こりうる問題です。
むしろその個人間で抱えている問題がややこしく、また多いせいで長生きしたくないと思えてくるんですね。
ここではその個人レベルに目を向けて、なぜ人は長生きしたくないのか?その原因を探っていきたいと思います。
- 年金
- 子供に面倒をかけたくない
- 親の介護があるから
- 資金が足りない
- 生きるのが怖い
- 病気になるのが怖い
- 認知症になるのが怖い
- 人生に楽しみが無い
- 独身だから
- 医療費が高いから
1、年金
まず長生きしたくない理由として第一にあげられるのは「年金問題」でしょう。
これはよく高齢者の間で問題視されている問題のように思いますが、実は若者のほうがこの年金問題に対し、よりシビアな見解をもっているんですね。
というのも高齢者の生活を支えるための年金制度が、将来的に破綻する可能性があると言われているんですね。
なのでいまの高齢者の方も年金が少なくて大変でしょうけど、いまの若者はそれよりももっと低いか、最悪もらえない可能性だってあるんですね。
現在の国家制度では、高齢者が長生きするほど、いまの高齢者に対しての年金の支給期間が長くなり、財政的な負担が増大します。
そしてそのせいで将来的には年金額の減額や支給期間の短縮が検討される可能性があるため、特に若者からすれば悩ましい問題になってくるのです。
しかも年をとったら自分で働いて稼ぐことも難しくなりますからね。
生きていくために必要なお金を手に入れたくても手に入れられないんですね。
生きていくにはお金が必要だというのに、そのお金を生み出すことができなくなるのです。
少額でも年金などの資金に頼りたいところなのに、その年金すらもらえない。
まさに生き地獄の可能性を現在の若者は考えているのです。
2、子供に面倒をかけたくない
続いては高齢者からの目線になりますが「子供に面倒をかけたくない」というのも個人間における長生きしたくないと思われてくる原因でしょう。
人は年を重ねるにつれ、どうしても思うように動けなくなります。
中には早くにして身体的な不自由や介護が必要になる場合もあるため、そしたら将来的に自分が子供たちに迷惑をかけないか心配になってしまうんですね。
親としては子供の負担にならないようにしたいと思いますので、それが非常につらく感じてしまうんですよね。
しかも介護には時間やお金がかかるため、その分子供たちに大変な迷惑をかけてしまうんじゃないかと考えてしまうのです。
子供たちは親が長生きしてほしいと願っています。
自分自身も自分の子供と一秒でも長く一緒にいたいと考えますしね。
その気持ちがあるから、余計そのギャップに苦しむんですね。
悩ましい問題です。
3、親の介護があるから
いまの問題は別の視点からも提言されております。
つまり親の介護問題です。
自分が年を取るということは親も年を取るということです。
そして親が高齢になれば、介護が必要になる場合もあります。
しかし自分も年をとるので、親の介護を果たして自分ができるのか、不安に思うんですね。
近年、医療技術の進歩により人々はますます長生きするようになっています。
しかしその一方で、介護が必要となる高齢者も増え、介護問題が深刻な社会問題となっているのも事実なんですね。
また介護には時間やお金がかかることもあり、経済的な負担も大きくなります。
介護する側も、介護される側も生きる上で非常に負担に感じてしまう。
これが人々が「長生きしたくない」と考える理由の一つとなっているのです。
4、資金が足りない
また人が長生きしたくない理由の1つとして資金問題の観察も避けては通れません。
生きることは非常にお金がいります。
高齢になると、医療費や介護費などの生活費が増え、経済的な負担がより大きくなるのです。
また、先ほども話に上がった年金制度が不安定な現状では、退職後に十分な収入が得られないことも懸念されます。
現代人は老後の資金どころか、今生きていくために必死になっているのが現状ですよね。
それに長生きしても老後の資金が無ければ、かえってつらい思いをするだけです。
お金を生み出すための方法はもう限られてきており、しかもそれは一部の人間にだけ与えられた特権になりつつあります。
5、生きるのが怖い
またいまみてきた理由だけでなく「生きるのが怖い」と感じている現代人はいま非常に多いのです。
あまりにも現在は将来への不安が多く、希望も見出すことが出来ません。
孤独や経済的な不安。
健康的な問題や日々のストレス。
また体は健康でも、認知症などの病気になるリスクもある。
不安で不安でしょうがない。
怖くて怖くてしょうがない。
当然生きるのが怖いのならとても長生きしたいとは思えません。
長生きせず人生を終えたいと思うのが自然な感情でしょう。
6、病気になるのが怖い
また「病気になるのが怖い」というのも人が長生きしたくないと思う一因となっています。
高齢になると、免疫力や代謝機能が低下し、様々な病気にかかりやすくなります。
つまり長生きをし、年を取ればとるほど、病気になる可能性が高くなるということです。
病気というのは嫌なものです。
入院や退院を繰り返す毎日。
思うように動かないからだ。
自分一人ではどうすることもできなくなる体。
そういったことを想像すると、果たして長生きすることはいいことなのかという疑問が芽生えてくるのです。
7、認知症になるのが怖い
また高齢になると体は健康でも認知症になる場合があります。
認知症になると、自分自身や周囲の人たちに迷惑をかけてしまう可能性があることから、多くの人が恐れる病気です。
また、認知症になると、自分自身のアイデンティティーや人生の記憶を失ってしまうこともあります。
それが非常につらく悲しく思うんですね。
まるで自分が自分じゃなくなる。
長生きしてもこの認知症になる可能性があるのではないかと、現代の若者は頭を悩ませているのです。
8、人生に楽しみが無い
また人生に楽しみが無いことも人が長生きしたくない理由として挙げられます。
そのため特に最近の若者は長生きするよりも楽しく充実した人生を送りたいと思っているのです。
楽しみは、人それぞれですが、趣味や興味があることに没頭すること、旅行をすること、家族や友人との時間を過ごすこと、新しい経験をすることなどが挙げられます。
しかしそういった考えを持っている人ならまだいいのかもしれません。
そういう人は何とか自分で楽しみを見つけることができるでしょうからね。
問題は楽しみを自分で見いだせない人です。
ただなんとなく毎日を生きている人です。
そういう人は大人になった途端、生きる意味を見いだせなくなります。
毎日が同じようなことの繰り返しで、希望が見いだせなくなります。
長生きすることにも意味が無いように感じてしまうのです。
9、独身だから
また長生きしたくない理由として独身だから、人生のパートナーがいないからというのもよく挙げられる事例でしょう。
これは実際に統計的なデータから明らかになっているんですね。
つまり、独身の人たちは、既婚者に比べて平均寿命が短いという事実があるということです。
では、なぜ独身でいることが長生きに悪影響を与えるのでしょうか?
それは、独身でいることがストレスの原因になることが多いからです。
例えば、仕事や家事を一人でこなす必要があるため、孤独感や疲労感がたまりやすくなると言われています。
また、独身でいることが社会的な孤立を招くこともあり、それがうつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性もあるとされています。
人生にはパートナーが必要です。
みんながみんなというわけではありませんが、ほとんどの人間は1人では生きていくことはできないのです。
誰かと支えあって、苦楽を共にして長い人生を歩んでいく。
それが人生を謳歌するという意味にもつながるし、人生は苦楽を共にできるパートナーがいた方が断然楽しいものなのです。
しかし独身だと、それがわからない。
独身だとどうしても長生きしても意味がないと感じられてしまうのです。
10、医療費が高いから
また切実な悩みとして「医療費が高いから」という問題も避けては通れないでしょう。
生きていくためには健康な体が必要です。
若ければもちろん病気をすることなく、普通に過ごしていくことができるでしょう。
しかし年をとれば、そうもいかなくなる。
どこかしら悪いところをかかえ、病気を抱えることが自然の常です。
その際自分ではどうすることもできないので、医療機関に頼ろうと思いますよね。
しかしその医療機関が高い。
ちょっと悪いところをみてもらっただけなのに5000円くらいかかる。
高齢者であれば、この金額がどれだけ高いものか想像できるでしょうか。
高齢者は生きていくためにかならず医療機関に頼らざるをえません。
つまり本来医療機関はコンビニのようにもっと手軽であるべきなんです。
しかしそのコンビニがバカ高いんですね。
生きるために必要なものなのに、それが手に入らない。
そういう事実をしっているから長生きしようとは思えないんですね。
長生きしたくないと思ったらどうすればいい?その対処法
なので長生きしたくないと思うのはこの時代にあって、ある意味自然な感情なのかもしれません。
長生きするメリットなんてあまりないように思いますからね。
なのでそんな自然な感情ですから、そう思ってもあまりふさぎ込まないようにしたいですね。
「長生きしたくない」のは自然な感情だと思ってほしいのです。
そこでここでは、長生きしたくないと思ったらどうすればいいのか?その対処法ととるべき行動についてみていきたいと思います。
長生きしたくないと思ったとしても、そこはやはり人間。
充実した一コマを送りたいと望むものなんですね。
つまり人生を長生きしたくないなりの、充実した終わり方をしたいと考えるのです。
たとえば、その手段として生前に医療的ケアや終末期の意思決定を話し合うことができます。
また、自分の人生を振り返り、何が大切だったのかを振り返り、それを自分なりにまとめることも良いでしょう。
長生きしたくないと感じることは、決して珍しいことではありません。
自分なりに最期を迎えるための準備をすることで、少しでも安心感を得ることができるかもしれませんよ。
- 生前に医療的やアフターケアについて話し合う
- 自分の人生を振り返り、終活をはじめる
- 今を精一杯楽しむ
生前に医療的やアフターケアについて話し合う
「長生きしたくない」とあなたが本気で望むのならば生前に医療的やアフターケアについて話し合うことが必要ですね。
例えば、重大な病になったとして、その際に人工呼吸器を使用しないことや、延命治療を受けないという意思表示をしておくなどですね。
現在の医療は物凄く発達しております。
なのできちんと意思表示をしておかないと、生きながらえてしまうこともあるんですね。
人生を終わりにしたいと思っても終わりにできないのです。
またこのような話し合いは、いつでもできるわけではありません。
なので健康なうちから、自分の意志を明確にすることが大切なのです。
自分の人生を振り返り、終活をはじめる
長生きしたくないと思ったとしても、それでも人生の最後まで自分らしく生きたいと思うのが人間です。
例えば「自分の望むような終わり方にしたい」だとか。
そこで、そういう思いになったら終活を始めてみてはいかがでしょうか?
終活とは、自分の死後に残すことや、葬儀についての計画を立てることです。
例えば、自分の葬式にどのような花を使いたいか、どのような棺に入れられたいか、あるいはどのような形で自分の思い出を残したいかなどを考えたりですね。
また終活は、遺族に負担をかけないためにも非常に重要な行動です。
葬儀にかかる費用や手続きなどは、遺族にとっては大きなストレスとなることがありますからね。
しかし、自分自身で事前に計画を立てておけば、遺族が慌てふためることもなく、自分の最期を自分らしく迎えることができます。
そうした終活をおこなっておくことで、生きながら自分の物語の終わり方を自分の思い通りに決めておくことが出来るのです。
何よりも気持ちを落ち着かせることができるんですね。
今を精一杯楽しむ
また長生きしたくないといってもやはり人間ですから、人生を楽しみたいと思うものです。
人生にはさまざまな出来事があります。
楽しいこともあれば、辛いこともあります。
長生きしたくないと思った理由も、きっと過去につらい経験をしたり、将来に希望を見いだせないからでしょう。
しかし、どんなことがあっても、今を精一杯楽しむことができれば、人生は素晴らしいものになります。
それは長生きしたくないと思っている人間であっても同じです。
私たちは、今の気持ちの持ちようで一日を大切に生きることができます。
例えば、充実した休日にするために好きなものを食べたり、大好きな人と時間を過ごしたり、好きな本を読んだりすることができます。
また、自分が興味を持つことを見つけて、それを追求することもできます。
長生きしたい、したくないという思いはそれぞれでよいでしょう。
しかしいずれにせよ後悔だけはしたくないと思いませんか?
なので今を精一杯楽しんでみましょう。
具体的な方法はここでは記しませんが、せめて今を楽しめるように努力をしてみましょう。
そうすることで、長生きしたくないと思っている人間であっても後悔のない人生を送れるはずです。
長生きするメリットとは?
さきほどの話にふれ、この記事を読んでいる方の中でも、長生きしてみてもいいかなと思っている人はいるのではないでしょうか?
今さらですが、長生きはいいものですよ。
何故なら長生きには、なんだかんだ数多くのメリットがあるからです。
例えば一つ目にあげられるのは、たくさんの経験をできる点です。
つらい経験、楽しい経験、様々な経験。
そういう経験は生きているときだからこそできるもので、人生を長く生きることができればできるほど、そういったかけがえのない経験を数多くできるのです。
辛い経験も楽しい経験も、生きている人間だけに与えられた特権なんですね。
そういった生きているときにしかできない経験を私はやはり、数多く経験してみたいとおもうのです。
また長生きすることで、家族や友人との関係をより深めることができます。
時間をかけて築いた人間関係は、深い信頼関係や愛情に繋がるんですよね。
例えば「愛」とは何か?いまわからないという人も、もしかしたら年を重ねるごとにその答えがわかるかもしれません。
また「人生の答え」というやつも、もしかしたら年を重ねればわかる時がくるのかもしれません。
そう思うと、長生きすることも悪くないと思えませんか?
長生きしなければわからない答えがある。
長生きしなければ見えない景色がある。
そんなものがあるのかもしれないと思うと、長生きしてみる価値もありそうですよね。
長生きしたいと思ってる人の特徴とは?
それでは長生きしたいと思ってる人ってどういう人なんですねかね?
いまあげたように、人生の答えを探してる人?
生きることに執着してる人?
やりたいことや、かなえたいことがたくさんある人?
そのどれもが正解でしょうね。
やはり長生きしたいと思っている人は、明るく前向きな性格を持ち、人生に対して積極的な姿勢である傾向があります。
そしてそれをかなえるために健康的な体と心を維持することに努め、日々努力を重ねてるひとです。
もちろん長生きしたいと思ってる人全員が明るい性格であるわけではありません。
暗い性格でも、やりとげたい何かがあるひと。
誰かに会いたいと強く願う人。
そういう願いがある人も人生を長生きしたいと考えております。
長生きしたい人の心理は?
しかし一方で、長生きを希望する背景には、死を恐れる心理があるとも言われています。
つまり死ぬのが怖いから、生にしがみつきたいという心理ですね。
別になにかやりたいことがあるわけじゃない。
かなえたいことがあるわけじゃない。
ただただ死ぬのが怖い・・。
だから少しでも長生きをしたい。
そういった心理の下、長生きをしたいと考える人も当然います。
特に高齢になると、病気や身体の不調が増え、その不安から逃れるために長生きを望むことが多いんですね。
逆にそういう面から、若い方の方が長生きしたくないという思いを抱いている人は多いのかもしれません。
長生きできる人の特徴は?
それでは「長生きできる人」には何か共通する特徴があるのでしょうか?
科学的根拠からいうと、長生きできる人にはいくつかの共通点が見られるようです。
それは、
- 体を動かすのが好きな人
- ポジティブな考え方ができる人
- ストレスを独自で発散できる人
- 人と定期的に交流がある人
- 趣味や好きなこと、没頭できるものがある人
- バランスの取れた食生活を送っている人
この5つだというんですね。
確かに特徴をみただけですごく健康そうですよね。
長生きの秘訣は当然心身ともに健康であることです。
本記事を通して長生きに興味が芽生えたという方はぜひこの4つのことを意識してみてはいかがでしょうか?
長生きしたくないに関する疑問
- 逆に長生きしたい理由って何?
-
長生きしたい理由としては、「少しでも長く人生を楽しみたいから」が最も多く、次いで「子どもや孫たちの成長を見たいから」という意見があります。
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