生きていると結婚式だったり、立志式、学校、会社。様々な局面でスピーチを任される機会があります。
例えばプライベートで結婚式のスピーチを最近任されたという人は多いのではないでしょうか?あるいは学校であれば作文の発表だったり、課題の発表だったり、 将来の夢に関する発表だったり、結構その頻度は多くあります。
また会社でもプレゼンを任されることくらいどなたでもあるはずですですい、これから誰もが経験する道です。
これらすべてスピーチです。
しかしスピーチを任されると大変緊張しますよね。
何をどのように話せばいいのがいいのかわからないし、 そもそも人前で話すことが苦手だという人は多いですからね。
私も大の苦手分野です。スピーチをお願いしてきた人を恨んだこともありました。
しかし逆に言えばスピーチは自分の価値観だったり、自分の存在をアピールする機会にもなるのです。
この記事をお読みの方の中にはスピーチを任されて緊張している人もいると思いますが、自分をアピールできる場だと思ってぜひ良い方向に捉えてみましょう。
スピーチはコツをつかむと誰でもうまく話せるようになるし、きちんと練習を積めばどなたでも印象に残る演説をすることが可能です。
結論からいってスピーチは500文字程度で締めることが一番聞いている人への印象が残しやすいといわれております。
せっかく任されるのですから印象に残るスピーチを聞かせてあげたいですよね。
本記事ではそんなスピーチをする上でのコツや練習法について解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
スピーチってそもそも何?なんで行うの?いつ行うの?
そもそもスピーチとは英語で「演説」、「発言」、「話すこと」を意味する言葉です。
またその演説には必ず聴講者がいる場面であるということが前提です。
私も過去に何度かこのスピーチを任されたことがあります。
その中であえなく失敗に終わった作品もいくつかありました。
このスピーチを行う機会は何度かあります。
例えば冒頭でお伝えしたように、結婚式だったり、立志式、学校での発表や、会社のプレゼンなどがそうです。
そんなスピーチをなぜ行わなければいけないのか?というと、それはまずスピーチというのは一人の演説者を立て、その演説者の考えや、意見というものを全員で聞きたいという願望があって、そういった場を、設けることで立案者だけでなく、その場にいる聴講者全員の利益に繋がると信じられているからです。
そのためにスピーチというのはあって、そしてそのための時間が設けられているわけですね。
つまりあなたの考えや価値観が認められており、それをぜひみんなで聞こうじゃないかというのがこのスピーチの狙いです。
もちろんこのスピーチの中には定期的に行われるものだったり、義務的に行われるものもあると思います。
仕方なく任されたといった感じで。会社などの経過報告などがそうだと思います。
それでもスピーチを任されるというのは会話力だったり、プレゼン力があるから任されるのです。
まったく力のないものにスピーチを任せたりはしません。
それこそ大勢の人間の時間の無駄になってしまうからですね。
なのでスピーチを任されるというのは本当にすごいことなんですね。
例えば学校でのスピーチなんて生徒だけでなく、職員もまきこんでの大掛かりなものとなります。
それだけの人の時間を奪ってしまうわけですから。
なのでスピーチをまかされて嫌だという気持ちもあるでしょが、まずは自分をほめてあげてください。
スピーチの適切な文字量について
スピーチには文字量とそれに伴う時間に関するあるルールがあります。
演説の時間さえ適切であればそのスピーチはある程度うまくいきます。
中には親切に「今回のスピーチは1000文字くらいで5分程度でお願いします」と始まる前からその文字量や時間が指定されていることがあります。
またそのような場合であれば、周りの聴講者もある程度長いスピーチになるんだなと心構えをして聞いてくれるからです。
しかしほとんどの場合、そういったことはなく自分の裁量でスピーチの文字量や時間を推し量らなければいけません。
そこが難しいんですね。
文字や時間が長すぎると情緒的になってしまい、退屈なスピーチになってしまう。
かえって短すぎても印象に残らないスピーチになってしまうからです。
そこで短い時間のスピーチ、中くらいの時間の長さのスピーチ、長い時間をかけてのスピーチ、それぞれのスピーチの文字量と時間の目安についてここで整理してみたいと思います。
短い時間のスピーチの場合
スピーチはぜひ短くとお願いされたら1~2分間くらいが妥当です。
そしてその際の文字量は300~500文字程度が良いでしょう。
またこの程度であれば内容を暗記して話す必要もあります。
2分そこらのスピーチでいちいちメモを見ながら発表していては少し格好が悪いですからね。
短いスピーチでは短的に自分の思いを伝える必要があります。
そもそもスピーチは発表者の意見や価値観に需要ががあると思われているから開催されます。
みなあなたの意見を聞きたいのです。
しかし短いスピーチであると、発言する機会が必然的に減ってしまうので、肝心なその意見をかならず添えるようにしましょう。
中くらいの時間の長さのスピーチ
スピーチを行う際、中くらいの時間をもらえたのであれば大体3~5分が目安となります。
その際の文字量は700~1000文字くらいです。
結婚式のスピーチなどがこれに該当しますね。
このくらいになってくるとどんなに時間や文字量を調整しても聴講者によっては飽きがでてきます。
のちに解説する話し方や話の構成などを工夫するとよいでしょう。
長い時間のスピーチ
長い時間のスピーチをお願いされたら、大体8~10分程度で話すようにしましょう。
その際の文字量は1500~2000字程度です。
このくらいまでがいわゆるスピーチの領域になって、これ以上の長さになると、もはやスピーチというよりは本格的な演説会や講演会の位置付けとなります。
そのようなことを任される機会はほとんどの場合ありません。
長いスピーチをお願いされた場合は結構大変です。
私は過去学生時代の時にで10分くらいのスピーチをお願いされたことがありますが、聞いている学生はみな退屈しているのがわかったし、向けられる視線も冷たかったのであの時はほんとうにつらかったです。
長く人前で話すときは聞いている人が飽きない話の構成が本当に大切です。
のちに解説しますがPREP法というものがあって、それは結論をまず述べた後にその後にたとえ話や根拠を補足していくやり方なのですが、こういった方法を用いて何とかやっと聞いてもらえることができるレベルです。
かなり大変だったと記憶しています。
500文字のスピーチは何分くらいが目安?
今回のお題にもなっていますが、スピーチは500文字程度が一番聞いている人への印象が残りやすいといわれております。
それはなぜかというと、人が誰かの話を聞く際に飽きない時間がこの500文字程度、つまり2分弱だといわれているからです。
それ以上になってくると、人によっては飽き始めてしまうのです。
どんなに良いことを言っていても、印象に残りませんし、覚えてもらえません。
それでは発表したあなたの労力が無駄になってしまうし、聴講者の時間も無駄になってしまいますよね。
時間は有限です。そして時間ほど貴重なものはこの世にありません。
スピーチを任されて、特に時間や文字量に指定がない場合はこの500文字、2分弱を目指して話すと良いでしょう。
スピーチをうまく話すためのコツとは?
適切な文字量や時間を理解できたらあとは発表するだけです。
しかしその発表の仕方がそもそも難しいのがこのスピーチでもあるのです。
中にはどのような構成にしたらいいのか。
文章を書くのが苦手な人はどのように文章を書けばいいのかもわからないはずです。
そこでここではスピーチをうまく発表するコツと、発表する文章の作り方のコツについてお伝えします。
- 長すぎると飽きられる。短いと印象に残らない。的確な時間や文字量を意識する
- 伝えるべきことを伝えること
- はっきりとしゃべり、わかりやすく伝える
- PREP法を意識する
- 練習をしっかり行う
長すぎると飽きられる。短いと印象に残らない。的確な時間や文字量を意識する
先ほども言いましたが、スピーチには最適解があります。
スピーチは長すぎると飽きられてしまうし、短いと印象に残りません。
そうならないように時間や文字量を工夫することが大切です。
その際特に指定がなければ500文字くらいで2分弱の長さのスピーチにできるように心がけましょう。
伝えるべきことを伝えること
そもそもスピーチはあなたの価値観や意見に需要があるから、発表をお願いされます。
なので自分の伝えたいことをしっかり伝えること、そのスピーチで求められていることを理解し、それを漏らさずに伝えることが大切です。
例えばあなたが結婚式のスピーチを任されたとしましょう。
なぜあなたがそのスピーチを任されたかわかりますか?それはあなたが新郎および新婦と仲が良く、新郎、新婦がどのような人だったかを誰よりも理解しているからです。
そこで求められているのは決してあなたの人生経験などではなく新郎新婦の人物像なのです。
主役はあなたではなく、新郎及び新婦だからです。
伝えるべきことを伝える、スピーチにおいてこれ以上大切なことはありません。
はっきりとしゃべり、わかりやすく伝える
またスピーチを行う際ははっきりと話すことが重要です。スピーチはそもそも何を言っているかわからないだったり、人によって理解できたり理解できなかったりしてはいけないのです。そのためにもはっきりとしゃべること。
そして誰でも理解できるように論理的かつ、平易な言葉を用いて話すようにしましょう。
PREP法を意識する
そんな肝心のスピーチの原稿をどのように作ればいいのか?長いスピーチであれば適当にその場で思いついたことを話すなんて手法は通用しません。
そんなことはほとんど人の場合無理だし、かしこまった状況でのスピーチであれば反感をかってしまうことでしょう。
また短いスピーチであってもある程度の文章の構成は必要です。
そんなときスピーチの長さや状況に限らず、あらゆる場面で共通して使い回しができるのがPREP法という手法です。
またこのPREP法を用いることで文章を書くのが苦手な人でも簡単に文章を書くことができます。
これであればグッと話がわかりやすくなり、聞いている方も飽きずにその話を聞くことができます。
また構成があらかじめ用意されているので、文章を書くのが苦手な人でも着想をえられ、あとは自分の考えを当てはめていくことで簡単に文章を構成することができます。
良いスピーチというのは大体がこのPREP法からできています。
ぜひこのPREP法を参考にしてみてください。
練習をしっかり行う
ここまで準備できればあとは練習あるのみです。
ここではおすすめなスピーチの練習方法についてお伝えします。
- 声に出して練習する
- 時間を計りながら練習する
- 聴講者役を立てて練習する
声に出して練習する
声に出して練習してみましょう。
というのもスピーチは原稿を実際に声に出して読むことになります。
やはり本番通りに行うことで実際の本番時に適応しやすくなります。
それに声に出して読むことで、じぶんがつまずくポイントだったり、おかしい箇所を見つけることができます。
時間を計りながら練習する
また時間を計りながら練習することも大切です。
時間が決められているのであれば、その時間を超えてはいけません。
しかし当日は時計がなかったりしますし、いちいち腕時計なんて見てられませんからね。
なのでその時間の感覚を養うための練習が必要です。
聴講者役を立てて練習する
本番になると、大勢の人があなたのスピーチを聞きに訪れるかもしれません。
そのせいで緊張してしまって本来のスピーチを行えずに失敗に終わってしまうことが本当に多くあります。
私も実際にその失敗を何度もしてきました。
あがり症のひともいますし、人前で話すことが苦手な人も大勢います。
なのでそういった環境に少しでも慣れるために家族や友人に当日の聴講者の代わりになってもらいながら練習してみるとよいでしょう。
500文字のスピーチであれば、2分くらいで終わらせられるようにしましょう
スピーチをこれから任される人で、そのスピーチに時間や文字数の規定がない人はぜひ500文字程度の2分弱のスピーチにできるよう心がけてみてください。
あなたの考えや意見、価値観には需要があると認められて、お願いされているわけですからぜひ自信をもって行ってみてくださいね。
またスピーチはきちんと準備をすれば誰でも印象に残るスピーチにすることができます。
本記事でのべた準備方法をぜひ参考にして当日のスピーチを迎えてみてくださいね。
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