自炊は確かに面倒です。
私も一人暮らしの経験が長いことから、この「自炊」と長年向き合ってきました。
そこで「自炊」に対して、疑問を思うことも多くあったんですね。
自炊が果たして妥当な選択なのか、そうではないのか、常に葛藤してきました。
自分があまり料理が上手じゃないことや、食材の買い出しが面倒だということもあリマして、自炊は始めるにあたって様々なハードルをクリアする必要があります。
本記事ではなぜ自炊ができないのか?その原因や対策について解説していきます。
自炊できない人はどのくらいいる?
まずはこの日本において、自炊ができない人がどのくらいいるのか見ていきたいと思います。
国内における自炊ができない人の割合
株式会社ブロックと一般社団法人「食の窓口」が実施した「自炊の有無・頻度に関するアンケート」によると、週間に「1度も自炊をしない」「週に1〜2回自炊」「週に3〜4回自炊」の比率は58.5%にも上ったと言います。引用
つまりこのアンケートを答えた4人に1人は一週間に一度も自炊をしていない計算になったのです。
調査対象は、20歳〜59歳の男女ということなので、既婚者、独身者に関わらず、これだけの割合で自炊は行われているということですね。
自炊できないのは男性?女性?
またその調査で分かったのは、なぜ自炊ができないのか?その原因については全体の52.6%の人が「面倒だから」と回答したと言います。
またその回答をしたうち、男性が61%、女性が66%という結果になったということです。
まぁこれは致し方ないですね。
女性の方が確実に忙しいですから。
なぜ女性の方が忙しいのか?その理由について改めてここで述べるようなことはしません。
自炊といえばやはり「時間がかかってしまうこと」。
これが一番のネックですから、忙しい女性には不利なのはしょうがないことです。
自炊しない国はどこ?
ここで少し視点を変えてみます。
世界には全く自炊をしない国もあります。
たとえばカンボジアやタイ、シンガポールなどは外食文化なので、ほとんど自炊をしないということです。
どうやら昔から外食文化が根付いているようで、毎晩みんな屋台などで食事を済ませるようです。
自炊と外食する場合の食費対比について
自炊する場合と外食する場合の1ヶ月にかかる料金の違いについてもみておきましょう。
30代一人暮らしの男性 | 自炊派 | 外食派 |
---|---|---|
1ヶ月にかかる料金 | 47,553円 | 74,400円 |
これは30代一人暮らし、男性が1ヶ月の間で、自炊をし続けた場合と外食をし続けた場合の食費の違いを表したものです。
結構な違いが見て取れますよね。
仮に毎食牛丼などコスパがいいものにしたとしても、これだけの開きが出てしまうようです。
自炊ができない人の特徴について
特徴 | 説明 |
---|---|
時間的制約 | 忙しいスケジュールや仕事で十分な時間が取れない |
調理スキルの不足 | 料理の基本的な知識や技術がない |
購買力の制約 | 食材や調理器具を揃える経済的余裕がない |
料理への関心の欠如 | 料理に対する興味や楽しみを感じない |
料理の手間や面倒さへの抵抗 | 調理作業の手間や後片付けの面倒さに抵抗を感じる |
料理に対する自信の不足 | 自分で作った料理が美味しくないと思い込んでいる |
健康面の無関心 | 栄養バランスや食事の健康面に無関心 |
外食習慣の定着 | 頻繁に外食する習慣があり、自炊する習慣がない |
家事全般への取り組みの難しさ | 料理以外の家事全般に対する取り組みが難しい |
単身暮らしの場合 | 一人暮らしであるため、一人分の料理を作るモチベーションが低い |
↑は独自で考えてみた「自炊ができない人」のおおまかな特徴です。
以上を踏まえ、以下ではより深く自炊ができない人についてみてみたいと思います。
- 料理が下手、苦手
- 一人暮らしの場合自分だけなので手を抜いてしまう
- 家に何も入れたくないミニマリスト
- 自炊しない家庭で育ってきた、自炊という文化がない
なお、ここではめんどくさがり屋とか、大雑把な性格をしているといった内面のことには一切触れておりません。
料理が下手、苦手
自炊ができない人の特徴として「料理が下手、苦手」だからというのは大いにありそうですよね。
実際に私も自炊の回数はそんなに多くはないのですが、その要因は料理が下手だからと思っています。
料理が下手だと、作っても美味しくないし、残念な感じになってしまいます。
作った時間も無駄になる気がするし、お金も食材も無駄にしてしまったような気がするんですよね。
一人暮らしの場合自分だけなので手を抜いてしまう
先ほどの統計にはありませんでしたが、一人暮らしの人も自炊ができない、もしくは進んではやらない傾向があるように思います。
自炊をする以上、しっかりと準備をしてせっかくだから手の込んだ料理を作りたいと思います。
もし誰か食べさせてあげられるような人がいればモチベーションも上がるし、食べて喜んでもらえれば作った甲斐があったというものです。
しかしそれが一人ですと、どうしても手を抜いてしまうというか、自炊をする気にならないんですよね。
家に何も入れたくないミニマリスト
最近は「ミニマリスト」という生活スタイルが流行っています。
「ミニマリスト」とは、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のことです。
インフルエンサーなどの活動により、この「ミニマリスト」という生活スタイルを取り入れる一般人もここ最近で非常に増えてきた印象です。
もちろん「ミニマリスト」は食材や調味料を買ったりしません。
中には冷蔵庫や冷凍庫すら持っていないという人もいるのです。
当然自炊などする気もありませんし、できない人もいます。
自炊しない家庭で育ってきた、自炊という文化がない
あるいはこういったことも考えられます。
幼い頃から自炊はせず、外食ばかりしてきたという家庭です。
親の仕事の都合もあるでしょうし、家庭が裕福だったりすると、外食文化になったりするようです。
先ほども話に上がりましたが、世界には全く自炊をしないところもあるので、家庭環境でそうなったとしてもなんらおかしくありません。
そういった家庭環境で育った子供は大人になっても自炊はしないでしょうし、できないのだと思います。
自炊をしたくない時にモチベーションを上げる方法について

自炊は自炊でメリットも当然あります。そこを考えて頑張って自分に自炊するように仕向ける。
とはいえやはりモチベーションが必要だと思うんですよね。
金銭的な問題や、時間の問題よりも、自炊を行うために何よりも必要になるのは、調理をする人のモチベーションなんです。
ここでは自炊のメリットはすでに置いておいて、どうすれば自炊に対するモチベーションを上げられるか、その工夫についてみていきましょう。
- 料理に正解はない、自炊をすることに意味があると自分に言い聞かせる
- 健康のためと言い聞かせる
- 節約のためと言い聞かせる
- 結婚した後のことを考えて修行だと思う
- 食費や、栄養バランスに囚われるのではなく、たまには自分の好きなものを食べてみよう
料理に正解はない、自炊をすることに意味があると自分に言い聞かせる
料理に正解はありません。
自分の好きなように料理をしていいんです。
レシピ通りでなくても、仮にまずくなってしまってもいいんです。
上手に作ろうとするから、億劫になってしまう。
もっと料理は自由でいいんです。
料理そのものを楽しむというスタンスをとってみてはいかがでしょうか?
健康のためと言い聞かせる
外食をすると思ったより野菜の量が少なかったりして、健康面で不安が残ります。
外食のデメリットは栄養不足に陥ることなんです。
その点自炊をすれば、自分の好きなだけ野菜を取り入れることができます。
野菜重視のメニューにすれば、不足している栄養を自分自身で補うことができるんです。
健康のためだと思って自炊をしてみてはいかがでしょうか?
節約のためと言い聞かせる
なんだかんだ自炊は安いです。
30代一人暮らしの男性 | 自炊派 | 外食派 |
---|---|---|
1ヶ月にかかる料金 | 47,553円 | 74,400円 |
こちらは冒頭でもご覧いただいたものですが、自炊と外食とでは3万円近く金額の違いがあります。
めちゃくちゃ大きいですよね。
節約だと思って自炊をしてみましょう。
結婚した後のことを考えて修行だと思う
こういった意見はもう古臭いのかもしれませんが、昔から女性は「肉じゃが」が嫁入り道具だとかって言われてきました。
自炊ができる女性は認められやすかったんですね。
そういった傾向は残念ながらいまだにあります。
現に自炊ができる女性はモテると思いますしね。
男性もまた然りです。
なので男女問わず、結婚のアピールポイントとして自炊を普段から行ってみてはいかがでしょうか?
食費や、栄養バランスに囚われるのではなく、たまには自分の好きなものを食べてみよう
自炊を継続させるためには無理なく行うことが大切です。
自分にあったペースで、やりたい時にやるくらいでいいんです。
食材が無駄になることも気にせず、モチベーションが上がった時にやる。
そんな時冷蔵庫に少しでも食材があれば自炊は可能なわけですから。
なので無理せず行う。やりたい時に行う。
こういったフランクな気持ちで臨んでみましょう。
案外そのおかげで、自炊が楽しくなったり、長続きしたりするんです。
自炊したい時に自炊する。外食したい時には外食をする。
こういった素直な気持ちを大切にするようにしましょう。
それでも自炊ができないときの対処法
しかしそれでもやはり自炊ができない人はいると思います。
ここでは自炊ができない時のおすすめな手段として、いくつか候補を挙げてみました。
お馴染みの外食や出前はもちろん、私も普段から利用している宅配弁当サービスなどがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 外食する
- コンビニ弁当で済ませる
- 出前をとる
- 宅配弁当サービスを利用してみる
外食する
まずはお馴染みの外食です。
30代一人暮らしの男性 | 自炊派 | 外食派 |
---|---|---|
1ヶ月にかかる料金 | 47,553円 | 74,400円 |
外食は便利です。
美味しいし、簡単だし。
しかし上の表で表しているように自炊に比べて高いです。
外食ばかりでもいいですが、きちんと値段は考えるようにしたいですね。
コンビニ弁当で済ませる
またコンビニ弁当で済ませるというのも王道の手段ですね。
コンビニは24時間やっているので、頼りになります。
どんな人でもいつでも食事を摂ることができます。
しかしその分保存料などを使っており、栄養面で問題があります。
コンビニ弁当は確かに美味しいですが、そういったリスクがあることはきちんと覚えておきましょう。
出前をとる
また自炊はしたくはないが、家で食事をしたいという人におすすめなのが出前です。
今はウーバーイーツがあるので、本当に好きなメニューを出前してもらうことができるようになりました。
こうしたサービスを利用すれば、お店の味を自宅で楽しむことができます。
ただその分配送料やチップがかかる場合があり、外食以上にお金がかかる点がネックです。
またすぐには食べられないというデメリットもあります。
宅配弁当サービスを利用してみる
またこれは実際に私も行っている手法の一つですが「宅配弁当サービス」を利用する手もあるかと思います。
やはりコンビニやファストフードでは栄養面が心配です。
ずっとそれらを利用し続けるのはあまりにもリスクが伴いますよね。
また外食をしようにも金銭面で不安が残ります。
そのあたりの自分の願望のバランスを考えて、一番理にかなっているのが「宅配弁当サービス」です。
私が長い一人暮らしを経験した中で行き着いた、一番自分の理想にあっている食事の仕方だと思いました。
宅配弁当サービスの良いところとして、
- 調理が簡単
- 時間を節約できる
- 栄養が摂れる
- 美味しい
- 自分の好みのメニューを選べる
- 自分の好きな食数を、好きな頻度で頼める
- 後片付けが簡単
このような特徴が挙げられると思います。
おそらくみなさんの中にもこの「宅配弁当サービス」の存在は知っているものの、まだ利用したことがないという人も多いと思うんですね。
そんな中私がおすすめしたいのはこのブログでも紹介している「ナッシュ」です。
「ナッシュ」の良いところは先ほどの利点は全て補っているのはもちろん、専門の栄養士とシェフがついた健康に良い宅配弁当サービスだということです。
また「ナッシュ」が提供する全メニューは糖質30g ・塩分2.5g以下で提供されているという点も私のようなめんどくさがり屋の中年男一人暮らしには嬉しいポイントです。
またお値段も「宅配弁当サービス」の中ではコスパに優れている方で、私も実際に長いことこの「ナッシュ」を利用しているわけですが、毎月の食費も利用する前と比べて安く済ませることができております。
30代一人暮らし男性の食費 | ナッシュを月に毎食食べた場合 | ナッシュを平日だけ食べた場合 |
---|---|---|
44,466円 | 63,414円 | 42,276円 |
注文方法も簡単で、配達後の保存方法もしやすく、食べた後のパッケージも自然環境に配慮されたパッケージで、食べたあとはそのまま捨てることができます。
自炊はめんどうだけど、健康にも気を遣いたいという人はもちろん、一人暮らしの方にもとってもおすすめな宅配弁当サービスなんです。
このようなサービスを利用するのも一つの手だと思います。
時短にも繋がるし、栄養も摂取できる。
かなり今の生活が変わると思いますね、非常におすすめです。
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