書いて稼げるようになれたらいいですよね。
「書くこと」は楽しいことだし、脳の若返り効果も期待できますからね。
それに「書く行為」は幼いころから誰しもが慣れ親しんだ行いであるだけに、「まったく字が書けない人」というのもそうめったにおりません。
そういった条件も含めて、良いこと尽くしの「書くこと」を職業にしたいと思う方はおおいはずです。
特に現在就活中の大学生で、卒業後やりたいこともなければ、ただなんとなく「ライター」や「編集業」に携わってみたいなぁと考える機会も多いと思うんですね。
今回そんな「書いて稼ぐ職業」に卒業後就きたいと思っている新卒の方に、「書く仕事には一体どのような種類があるのか?」をはじめ、その「雇用形態」、「今のうちに行っておくべき注意点」などを解説していきたいと思います。
暇な時間が多い「大学期間中」なだけに、本記事を読んでしっかりと準備にあたれば卒業後「書いて稼ぐ職業」に就くことができるはずですよ!
前置きがながくなってしまいました。
それでは参りましょう。
新卒でも文章を書く仕事はできる?
就職を控えたあなたは、「そもそも新卒でも文章を書く仕事ができるのか?」このような悩みを抱えるはずです。
結論から言って、それはまったく問題ありません。
むしろ「書くこと」というのは「考えること」と等しく、若いあなたであっても新しい「発想」や柔軟な「思考」をいかせば人に読まれる楽しい文章を書くことは可能です。
またあなたにもし「これまで誰もしたことのない経験」でもあろうものなら、多くの人に読まれるコラム記事を書くことだって十分に可能なのです。
つまり「人を惹きつける文章」において重要になるのは、「文法」や「文章能力」、「語彙力」や「表現力」ではなく、あなたの「経験」や「考える力」なのです。
ということは「考え方」が柔軟だったり、他の人では思いつかない発想ができるほうがよっぽど重要なスキルになるんですね。
なのでそういった意味では、仮に現在文章能力に自信がなくても何も恐れる必要はないし、心配もいりません。
どんどん「書いて稼ぐ職種」の就職を目指していってください。
ただ一点あなたの耳にいれておきたいのは、採用側はあなたに「専門知識」を求めているということです。
「専門知識」といっても色々ありますが、例えばサッカーを10年以上やってきた人は「サッカーの練習がとてもキツイこと」や、「サッカー部あるある」、「おすすめのスパイク」や「おすすめなチーム」など、サッカーにまつわる情報に関して理解があります。
つまりサッカーに関しての情報量が豊富にあるので、文章におこしやすいはずです。
同じように、「ペットショップ」で10年以上アルバイトをしてきたという人も、「ペットショップで働くことの大変さ」や、「楽しさ」、「動物のかわいさ」などに理解があるので文章におこしやすいはずなのです。
このように「書く」人間に対しいつでも求められるのは、「経験」や「専門知識」なんですね。
もっといえば「経験」や「専門知識」だけが書き手を支える武器となるのです。
文章力や文法能力というのは後からいくらでも身につけていけるんですね。
そのことを採用側も重々承知していますので、こうした専門知識を保有しているかどうかが採用時に大切となるのです。
なので、仮に「大した専門知識」はないにしても「自分が得意とするもの」や「自分が興味のあるもの」を今一度自分の中で棚卸してみてもいいかもしれませんね!
可能であれば何かしらの「専門知識」を身につけておくこともお勧めします。
特に大学生のあなたは時間には割と余裕があるでしょうから、その時間を利用すれば様々な専門スキルを身につけられるはずですよ!
そしてその「専門スキル」が必ず就職活動の際にいきてくるはずです!
新卒のひとはおさえたい!文章を書いて仕事をする場合の形態について
さてそれでは続いて「書く仕事」を行う際、「どういった働き方があるのか?」について見ていきたいと思います。
現在は会社に属しながら専門的に「書く仕事」に従事している人もいれば、フリーランスという立場で「書く仕事」をしている人、副業として「書く仕事」を行っている人もいます。
こうした多様な働き方が、この「書く」に限らず世の中で認められ始めているんですね。
特に最近ではインターネット上でクライアントと在宅ワーカーを繋ぐクラウドソーシングサービスが普及されてきているし、何も会社に属しながらじゃないと「書いて稼ぐことはできない」というわけでもなくなってきているのです。
会社に属しながらじゃなくても自分のスキルさえあれば、大学卒業後「書いて稼ぐ」ことができるんですね。
是非ここで解説していることを参考に、自分にあった働き方を考えてみて下さい。
会社に属して書いて稼ぐ
まずは「会社に属して書いて稼ぐ」という手法です。
会社に属するメリットは、少しずつ経験を培っていけるという点にあり、仮に経験がなくても着実にスキルアップしていけるという点にあります。
それに分からない時や、思うように仕事がはがどらないといった時でも会社に属しているのであれば同僚や先輩に助言を求めることが出来るためその点も安心です。
また採用する企業によっては正社員としてだけでなく、契約社員や派遣社員、パートやアルバイトといった様々な雇用形態を用意してくれているのでこちら側としても嬉しいんですね。
ただ入社した企業によっては多くの仕事量を振られる可能性があります。
「書く」タスクを多くこなしていかなければならないでしょうし、社員である以上そういったノルマを課せられることもある程度は覚悟しなければならないでしょう。
それに記事納品や代行執筆をメインで行う企業であれば、お客様の目に直接触れる記事を書くことにもなるので、情報の扱い方など責任は重大です。
企業に属しながらライティングを行うということは、そういった責任感が伴うといったことは考慮しなければなりませんね。
フリーランスとして書いて稼ぐ
もしくは「フリーランス」として書いて稼ぐという手法もとることができます。
ただ正直大学生のあなたが卒業後、いきなりフリーランスとして稼ぐのは現実的ではありません。
それは事実です。
というのもフリーランスとして食べていくにはそもそも一人で「案件」を獲得していかなければならないからです。
そしてその「案件」を獲得することは非常に難しいからなんですね。
クラウドソーシングでwebライターのバイトをやったことのある人ならわかると思いますが、案件を獲得するのって非常に難しいですよね?
全国には本業でwebライターとして活動している人が多くいるわけだし、フリーランスライターとして長く活動してきた人も多くいます。
そしてその方々のライティングスキルというのは本当にすごい物です。
その方々と混じって案件を獲得していかなければなりません。
当然難しいですね。
勿論在学中にスキルを養って、ある程度一人で稼げるようになっていれば、いきなりフリーランスとして活動することも可能です。
しかしフリーランスは収益が安定しないうえ、そもそも案件を獲得できるかわからない状況に常に置かれています。
あなたの文章力を買ってくれるクライアントがすでにいたり、その際の納品先も決まっているなどの好条件を満たしていない限り、思いとどまった方がよいでしょう。
副業として書いて稼ぐ
またどこか違う企業に就職して「副業として書いて稼ぐ」という手法も選ぶことが出来ます。
現在我が国は、会社員の副業を比較的容易に認めるようになってきています。
その際「webライター」や「副業ブログ」などを行う人が多くいますが、このように仮にあなたがまったくジャンル違いの会社に勤めたとしても、副業として「書いて稼ぐ」ことが可能なんです。
先ほども少し触れましたが、現在はクラウドソーシングというサービスがあります。
その「クラウドソーシング」はPCやスマホさえあれば誰でも登録が可能なので、簡単にwebライターとして活動ができます。
また「ワードプレス」よ呼ばれる「CMS(コンテンツマネジメントシステム)の普及により、誰でも簡単にブログの開設が行えます。
そのためのノウハウも既にインターネット上に無料公開されていますしね。
つまり自分がどのような境遇にあったとしても、「書いて稼ぐ」ことは可能なのです。
なので経験を積んだり、スキルを身につけるためにまずは副業として活動してみるという手法もおすすめです。
副業であれば収入源が他にきちんとあるでしょうから、仮にうまくいかなかったときでも対処できるし、リスクも回避できますね。
新卒におすすめな文章を書く仕事
さてそれでは、そろそろ本記事の本題に入って参りましょう。
ここでは新卒のあなたにおすすめな「書く仕事」をご紹介します。
これまでの解説を踏まえてどういった職種があるのかを、是非ここで参考にしてみてください。
また併せて転職サイト「リクナビ」でその職種にマッチした求人数ものせておりますので、そちらも参考にしてみて下さいね♪
- 記者
- コピーライター
- webライター
- ディレクター
- コラムニスト
- ブロガー
- 翻訳家
- 作家
ひとつずつ見ていきましょう。
記者
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
450万 | 情報分析力、リサーチ力、正確な文章能力 | 82求人 |
まずは代表的な「書く」職業として「記者」が挙げられます。
「記者」として活動するためには、新聞や雑誌を発行する企業や、ニュース等のメディアを扱っている企業に属す必要があります。
この「記者」の主な仕事内容は取材を行い、その取材で得た情報をもとに記事を書くといったものです。
またその際「実際に起きている事件」などのネタも記事にしますので、事実に実直でなければなりません。
決して事実無根な情報を書いたりしてはいけないんですね。
そのためには「実際に起きたことをそのまま忠実に文章にする能力」や「取材力」が求められます。
企業によっては扱うジャンルはグルメ、芸能、教育、ビジネス、IT、ファッションなど様々ありますが、どのジャンルを扱ったとしても記者にとって重要となるスキルは「事実を事実のまま伝える能力」です。
コピーライター
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
400万 | 人をひきつける文章能力 | 46求人 |
続いては「コピーライター」ですね。
「コピーって何?」と思うかもしれませんが、要するに広告作りですね。
「キャッチコピー」と言ったりもしますね。
企業が宣伝に使う、チラシやポスターなどに掲載する文章を考えるお仕事なのですが、テレビのCMで使われる文言を考えたりする場合もありますね。
この「コピーライター」に求められるスキルは、人を惹きつける文章能力です。
その広告を見たユーザーにハッとした気づきを与える。
これが何よりも重要となるのです。
そのためにも企業が推したい商品の良さを徹底的にリサーチしたり、ターゲットがどのような人なのかについてもリサーチする必要がありますね。
なので長い文章を書けるというよりも、短い文章であってもユーザーに気づきを与えられるような発想豊かな文章を書ける能力の方が求められます。
webライター
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
420万 | SEOスキル、インターネットに適した文章設計能力 | 20求人/個人事業 |
続いては「webライター」です。
「webライター」は、インターネット上に公開される記事の文章を書く仕事です。
「記事代行を行う企業に属し記事納品を行う」だったり、企業に属さなくとも個人で案件を獲得すれば活躍できるのがこの「webライター」ですね。
そもそもなぜインターネット上に記事を公開する必要があるのか?というと、現在はスマートフォンやインターネットインフラ設備の普及で、多くのユーザーがインターネット上で記事を読むからです。
そしてそのインターネット上に公開された記事を読んで、商品購入を行ったり、サービスを契約したりするからなんですね。
なのでただ記事を書ければいいという訳ではなく、「どうすればインターネット上で記事を上位表示できるか?」や「どうすればインターネットユーザーに好まれる記事を書けるか?」などを追及する必要があるのです。
インターネット上で上位表示させるスキルを「SEOスキル」と呼びますが、そういったスキルがこの「webライター」には求められるのです。
なので逆に言えばこの「SEOスキル」に長けたライターは何も企業に属さなくとも「個人」で仕事案件を多く獲得できたりするので「個人webライター」として活躍することも可能なんですね。
「webライター」にとって、この「SEOスキル」は必須と言えるでしょう。
ディレクター
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
450万 | 統括能力、メディア設計能力 | 1558求人 |
続いては「ディレクター」です。
「ディレクター」といってもわからないですよね。
要するに「編集者」のことです。
メディア運営を行っている企業は、「記事を作成する者(ライター)」や「サイトをデザインするもの(デザイナー)」など業務ごとに専門者を配置しております。
この「ディレクター」は、いまいった「ライター」や、「デザイナー」の業務を統括する役職にあたる者をいうのです。
そのためこの「ディレクター」の采配がその企業の命運を握ると言っても過言ではないんですね。
なので現場を取り仕切れなくてはいけないし、ライターには「こういった記事を書いて欲しい」やデザイナーには「もっとこのようなデザインにしてほしい」といった的確な指示もでせなくてはなりません。
その際当然「ディレクター本人」にも「ライター」としてのスキルや「デザイナー」としてのスキルが備わっていないと、指示の出しようがないですよね。
ですからこの「ディレクター」になるためには経験を長く積む必要があるし、それ相応のスキルも求められるのです。
コラムニスト
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
案件による | 統括能力、メディア設計能力 | 10求人 |
続いては「コラムニスト」です。
元々は新聞などで常設されている「時評」や、「感想文」に寄稿することを「コラム」といいますが、「コラムニスト」とはそうした文章を寄稿するひとの事を指します。
いまは人気雑誌などにもこうした専属の「コラムニスト」がいて、面白い記事を我々ユーザーに公開してくれておりますが、それを行っている「コラムニスト」の大半は長いこと経験を積んできたライターが行っていたり、有名なライターが本業とは別に空いた時間で請け負っているケースがほとんどです。
また収入面においても執筆するライターの能力によって違ったり、執筆する記事の文字数によって違ったりしますね。
ですから新卒のあなたがいきなり「コラムニスト」として、雑誌の投稿を請け負うだったり、新聞の一角を請け負うというのは現実的にはかなり難しいんですね。
つまりそうしたコラムの執筆を任されるようになるためには長い期間経験を積んで、実績や名声が伴うライターになる必要があります。
ブロガー
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
400万 | webマーケティングスキル、ライティングスキル、忍耐力 | 個人事業 |
続いては「ブロガー」です。
「ブロガー」とは、ブログを運営している人のことをいいます。
そもそも「ブログ」とは「weblog」の略ですが、この「ブロガー」は自身でメディアを運営し、そのメディアに掲載した「広告」から収入を得ているのです。
その際記事を書くことは勿論、読者の興味を引くような画像を挿入したり、様々な工夫をこらながらメディア運営を行っていきます。
そして読者にとって有益なメディア運営を行っていけば、おのずと自分のブログにファンがつき始め、いずれは毎月多くの読者が訪れてくれるようになります。
そうなれば、このブロガーとして生計をたてていくことができるようになるのです。
勿論そうなるためには、地道に記事作成や更新を行っていかなければならず、長い年月が必要になります。
なのでこの「ブロガー1本」で稼いでいきたいと思っている人も、初めは副業としてこのブログ運営を開始し、3~5年後に独立を目指す方がほとんどです。
私もいずれは独立を目指す者として、現在は副業ブロガーとして活動しております。
またこの「ブログ運営」というのは「個人でメディアを運営していく」ということです。
それはつまり「起業」と等しいんですね。
なので、webマーケティングスキルや、webライティングスキルなどの技術面はもちろん、収益がでなくとも耐え凌ぐことができる精神力も必要となるのです。
ただ学生の内にこの「ブログ運営」に着手できていれば、いずれは必要とされるwebスキルを前もって身に付けることができます。
なので時間に割と余裕がある大学在学中にブログを開設しておくといいかもしれません。
月々1000円程度で運営できますから、そこまで負担にはならないでしょう。
これからは「個人で稼ぐ時代」とも言われておりますしね。
個人メディアはそんな時代を生き抜くために必ず必要となるでしょう。
翻訳家
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
500万 | 外国語能力、翻訳能力 | 23求人 |
続いては「翻訳家」ですね。
「翻訳家」は外国の書籍や、映画などを日本語に翻訳したり、はたまた日本語を外国語に翻訳するお仕事です。
その中でも、小説や雑誌などの出版物を翻訳する「文芸翻訳」。
契約書やマニュアルなどの翻訳をする「実務翻訳」。
映画やドラマなどの映像作品の音声を翻訳して、吹替のセリフや字幕を作成する「映像翻訳」とにわかれます。
例えば、その中でも我々になじみ深いのが「映像翻訳」ですね。
よく「Netflix」などのVODで海外作品を「字幕」で鑑賞した際、その作品の終わりに翻訳家さんの名前が出てくることがありますよね。
あれも「映像翻訳」に携わっている人です。
この「翻訳家」として働くためには、翻訳部署のある会社に就職する方法か、翻訳会社に登録してフリーランスとして働く方法の2パターンがあります。
この「翻訳家」は今回ご紹介している職種の中でも高給取りに分類されますが、外国語スキルに精通していて、文章読解能力にも自信があるのなら是非挑戦してみるべきですね。
映像作品に携われるということもあり、やりがいも感じられるはずです。
作家
平均年収 | 必要なスキル | リクナビでマッチした求人件数 |
---|---|---|
300万 | 物語を想像する能力 | 個人事業 |
最後にご紹介するのは「作家」です。
「作家」は、小説やビジネス書などの文庫本を執筆する仕事です。
執筆した書籍がヒットすれば多くの印税収入を稼ぐことができますが、余程売れない限り多額の印税が入ってくることは少ないのが現実です。
また「常に書き続けなければならない職業」でもあるため、本当に書くことが好きな人だけにおすすめしたい職業でもあります。
この「作家」は、自分の書いた書籍がヒットすれば収入を得ることができますが、世に認められるヒット作品を作れる人は一握り。
秀逸な表現力や想像力、そして収入が無くても書き続けられるだけの忍耐力が必要になります。
また専業作家として生計を立てるのは現実的に難しく、兼業や副業として活動している人がほとんどなんですね。
ただ「憧れがある」といった感情だけでは成り立たないのがこの「作家」という職業です。
この「作家」になるためには決まったコースはありません。
例えば文芸誌などが主催する新人賞に応募したり、知り合いの編集者に持ち込んだりしてデビューを果たすケースが多いようです。
また最近では、同人誌でずっと作品を書き続けたり、ホームページ上で公開しつづけていた作品が人気を呼び、編集者の目に留まったりすることもあるようです。
文章を書く仕事のメリット、デメリット
ここまで「書く仕事」にはどういった職業があるのか見てきました。
それでは続いて「文章を書く仕事」を選ぶことでどういったメリットやデメリットがもたらされるのでしょうか?
以下でそれぞれ見ていきたいと思います。
文章を書く仕事を選ぶメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
文章を書く仕事を選ぶメリットは次の3つに分類されるでしょう。
- 生きるために必要な能力が備わる
- 最小限のコミュニケーションで活動できる
- 実力が認められればある程度自由に仕事ができる
1つずつ見ていきます。
生きるために必要な能力が備わる
初めから飛躍しすぎて恐縮ですが、文章を書く仕事に就けば「生きるために必要な能力」が備わります。
というのも本記事の冒頭でもお伝えしましたが「書くこと」は様々なメリットを我々人間にもたらしてくれるんです。
例えば「書く」ことによって左脳が使われ、その結果脳の若返りを期待できたり。
文章力が向上して、物事を論理的に考えられるようになったり。
語彙力が向上して、コミュニケーションに活かせたり。
「書く」ことは=「考える」ことなので、柔軟な考え方ができたり。
挙げだすとキリがないですが、そうした様々なメリットをもたらしてくれるんです。
そしてそれらは人が生きていく上でどれも必要な能力なんですね。
そんな書くことを本業にすることは、そうした能力を余すことなく身につけていけるということなのです。
この「書くこと」を本業にされている方の中で、若くてもしっかりされている方が多いのはそういう理由からなんですね。
最小限のコミュニケーションで活動できる
また「書く」仕事は、基本的には一人で淡々と行っていくものです。
誰かと話しながら行うものではないんですね。
一人で集中して行うから「良い文章」が書けるわけですから。
なので最小限のコミュニケーションで活動が出来るんですね。
例外として「記者」などは取材のためにターゲットと会話したりすることも工程に含まれますが、そんな「記者」であっても濃密なコミュニケーションは「案件についてのやり取りをするとき」や「取材を行うとき」だけに限られます。
「一人で書く」。これが基本となりますから、「文章を書くのは得意だけど、コミュニケーションを取るのは苦手」という人でも、安心して働くことができるんですね。
実力が認められればある程度自由に仕事ができる
また「書く仕事」では実力が顕著にあらわれます。
それに現在はどの企業もメディア運営に力を入れており、自社の宣伝のために「物書き」ができる人材を集めております。
そのため良い文章が書ける人は本当に重宝されるんですね。
仮に若くしても「よい文章」が書けるのであれば、優遇される時代なのです。
書ける人はだんだんとその実力が認められ、いずれはメディア運営において欠かせない中心人物になれるし、自分の裁量でそのメディア運営の仕事をしていけるでしょう。
そしてやるときはやる、休みたい時は休む。
そのように自分のペースで仕事をしていけるようになるのです。
文章を書く仕事を選ぶデメリット
それでは続いて「文章を書く仕事を選ぶデメリット」についても見ていきましょう。
文章を書く仕事を選ぶデメリットには次の3つがあると言えるでしょう。
- 納期に追われる
- 書けない期間は苦しい
- 報酬が安くても我慢しなければならない
1つずつ見ていきましょう。
納期に追われる
まず1つめは「納期に追われる」ということです。
これは「案件」や「依頼」を獲得している「仕事」に従事する人間によくみられる傾向です。
例えば記事納品代行を行う仕事に就いていれば、当然その記事には納期がありますので、その納期に間に合わせなければなりません。
どんなに忙しくてもお客様が指定した納期に間に合わせなければならないのです。
仮に納期に間に合わなければ、信用問題にかかわりますし、下手をすれば損害賠償を請求される可能性だってあります。
なので職種によってはそうした納期が発生することを覚えておきたいし、その場合は厳しい仕事量を振られることも覚悟しましょう。
書けない期間は苦しい
また人間は誰しも「書くこと」はできますが、同様に誰しも「書けない期間」があります。
書きたいのに書けないという時期が誰しも必ず訪れるのです。
そして「書けない」ときは本当に苦しいですよね。
どんなに頭をひねっても書けないものは書けない。
逃げ出したいけど、納期も迫っている。
それでも自分でなんとかしなければならない。
とりわけ「納期」のある仕事をしている人間はそういった悩みが常につきまとうことを覚悟しなければなりません。
報酬が安くても我慢しなければならない
また先程もお伝えしたように、書く行為は誰しもが行えるものです。
そのため「書く職業」は総じて、収入が低い傾向にあります。
その際ほとんどの案件が「1文字あたり1円」にも満たない世界です。
自身の力で高額な「案件」を獲得できれば話は違いますが、そういった案件を獲得できない時期や、入社したての時は支払われる報酬が安すくなることも覚悟しなければなりません。
この「書く業界」というのは、自身のスキル=収入額という特徴が色濃くある世界なのです。
このことも覚えておきたいですね。
新卒で文章を書く仕事につくために今のうちに行うべき準備は?
さて、新卒の方にとって就職活動期間は実に早く過ぎ去るものです。
なのでしっかりと準備をしていかなければあっという間に、本番を迎えてしまうんですね。
そうならない為にも、今のうちのしっかりと準備を行いましょう。
私も大学3年の夏ごろから、本格的に就職ガイダンスに顔を出したり、企業説明に参加するようになりましたし、世が動き出すのと同時に、あなたも準備を着々と進めていってください。
また恐らく通っている学校によっては就職ガイダンスや、専用窓口が設けられているかと思うので、アンテナをはって新しい情報を常にアップロードしていきたいですね。
ただそんな中、本気で新卒で「書く仕事」に就きたいと思うのなら、世で言われている就職活動はもちろん、それと平行して行っていただきたい準備があります。
ここでは新卒で「書く仕事」に就くために、少しでも就職活動を有利にもっていけるように行っていただきたい準備について解説したいと思います。
ブログを開設する
新卒で「編集プロダクト」を初めとする「書く業界」に就職するためには、何よりも今のうちに「書く作業」に慣れておきたいところです。
そのためにもおすすめしたいのが「ブログ運営」です。
このブログ運営を行えば「書くこと」は勿論、webマーケティングやサイト設計などのスキルも身につけることが出来ます。
それに開設するにあたっては「ワードプレス」と呼ばれる「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」を利用するだけで、簡単に開設できてしまうので、それまでまともにPCすら触ったことがなかった人でも簡単に開設できてしまうんです。
また自身でブログを運営していれば就職活動の際に、自身の「ポートフォリオ」としてこの「ブログ」を提出できるため大変有利に働かせることができるのです。
なので仮に新卒でなくてもゆくゆく「書く作業」に就きたいと思った際に、非常に有利なのです。
この「ブログ運営」のいい所は、この「ブログ」から収益を得ることが可能になるという点です。
そうなれば企業に属せずとも、「書く」を生きるための手段にすることができますよね。
すぐに収益がでなくても、この「ブログ」は育てることができるため、いずれは大きな収益をあなたにもたらしてくれることでしょう。
ですからきたる就職面談の時はもちろん、今後あなたの人生のためにも今のうちに「ブログ」を開設しておいてほしいのです。
いずれはこの「ブログ」があなたの「人生のパートナー」として寄り添ってくれるでしょう。
ブログは以下の記事を参考にしていただければ10分と掛からずに開設できます。
webライターとしてバイトをする
また今のうちに副業の「webライター」として活動しておいてもらいたいのです。
バイトやサークル活動で何かと忙しいとは思いますが、これをやっておくのとおかないのとでは、180度違ってきます。
それに現在は「クラウドソーシング」に登録するだけで、その日から「webライター」として活動することもできます。
なぜ「webライター」として活動しておくのがおすすめなのか?というと、書くことに慣れる事は勿論、「どういったライティングが市場で評価されるのかがわかるから」なんです。
ブログであれば独りよがりの記事を書いたとしても誰からも責められることはありません。
しかしこの「webライター」は実際にクライアントのために記事を納品したり、アンケートを書いたり、レビューを書いていかなければなりません。
またそうなると実力のあるものしか、そもそもの「案件」を獲得できなかったりします。
つまり「書いて稼ぐことの難しさ」に触れることができるのです。
そういった貴重な経験を大学在学中に是非触れておいてほしんですね。
何よりも就職面談の際に「webライターとしてこれまでいくつも案件を獲得してきました」というアピールができれば、有利になることでしょう。
それに大学生の若い知識というのはクライアントからも好まれやすいですし、大学生は時間に余裕があると思われておりますから、案件も獲得しやすい傾向にあります。
なのでどんどん「webライター」として活動してほしいのです。
大学卒業後、書く仕事に就きたいと思うのなら、飲食店などでアルバイトするより、よっぽど「webライター」として活動したほうが自分の為になりますよ。
特に「Bizseek」さんは豊富に「ライター案件」を紹介しており、大学生でも比較的「案件」を獲得しやすくなっております。
是非この機会に「webライター」としてデビューしておきましょう。
以下の記事を参考にすれば本日からでも「webライター」として活動することができます。
第二新卒でも文章を書く仕事につくために、おすすめな転職サイトは?
さて本記事もそろそろ終盤です。
ここまで「新卒の方」向けに解説をしてきました。
恐らく「新卒」のあなたはこれから何度も就職をし、何度も面接をしていくことでしょう。
その際当然ですが、志望していた企業から落とされることも視野にいれていかなければなりません。
そうなると内定欲しさに興味のない職種に応募することもあるでしょうし、「新卒」で「書いて稼ぐ職業」につけない可能性も視野にいれていかなければなりません。
しかしどうか安心してください。
「新卒」ではなく「第二新卒」であっても「書く仕事」に就くことは可能だからです。
長い人生です。
やりたいことや就きたい職業があってもどうかあきらめず、その機会をうかがって欲しいと思います。
現に「第二新卒向けの優良転職サイト」はインターネット上に多く存在しているし、そうした転職サイトを利用していけば新卒では無理だった「書く仕事」に就くことができるようになるかもしれませんよ。
なのでここで紹介している「第二新卒向けのおすすめ転職サイト」を存在を知り、今後の将来設計のために是非参考にしてみてください。
- doda
- リクナビNEXT
- Green
doda
会員数 | 掲載求人 | 書く仕事にまつわる求人件数 |
---|---|---|
629万人 | 約10万 | 287求人(都内) |
まず一つめは「doda」です。
私も過去にこの「doda」を使って転職を成功させたことがあります。
今回の「書く仕事」に限らず、この「doda」は公開している求人数が多いことが特徴です。
またエージェント制も導入しており、転職に不慣れな人でも安心して職探しを行えます。
またそのエージェント制においては「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」転職エージェントサービスです。
現に私もこの「doda」を利用したことがありますが、忙しいにもかかわらずアドバイサーの方が親身にこちらの要望を聞いてくれたり、スケジュールを組んでくれました。
そんな「doda」で「書く」にまつわる仕事を検索すると、287求人ヒットしました。
年収も高い求人も紹介されていたり、リモートワークを推奨していたり、魅力的な求人が非常に多くありましたよ。
是非一度覗いてみてください。
リクナビNEXT
会員数 | 掲載求人 | 書く仕事にまつわる求人件数 |
---|---|---|
700万人 | 約12万 | 306求人(都内) |
続いては「リクナビNEXT」ですね。
こちらも転職サイト、最王手の筆頭ですね。
しかもこの「リクナビNEXT」は第二新卒の方だけでなく、新卒を控えた学生も利用する転職サイトなのです。
その際、この「リクナビNEXT」に登録している学生の専攻特徴を見てみると文系の方が多い傾向にあるようです。
ということは、まさに「書く仕事」に強い転職サイトと言えるのではないでしょうか。
このことを是非第二新卒のあなたも考慮しておきたいですね。
実際にこの「リクナビNEXT」で「書く」にまつわる仕事を検索してみると、「306求人」ヒットしました。
手堅い印象の「リクナビNEXT」は登録しておかないと損ですよね。
リクナビは↓で登録できます。
Green
会員数 | 掲載求人 | 書く仕事にまつわる求人件数 |
---|---|---|
59万人 | 約1万5千 | 408求人(都内) |
最後は「Green」ですね。
最近はよくテレビCMもやっているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
先にご紹介した「doda」や「リクナビNEXT」に比べると、会員数、掲載求人数ともに見劣りする感じは否めませんが、この「Green」も現在飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している転職サイトと言えるでしょう。
何より、第二新卒など若い世代からの支持があついことで知られているんです。
そんな「Green」ですが、かなりフランクなイメージの強い転職サイトと言えます。
というのも、「doda」や「リクナビNEXT」はそれこそ就活を控えた学生も利用するサイトでもあるため、採用までの流れが形式じみていたりするんですね。
その点この「Green」はいきなりオファーがきてその日のうちに面接をしてくれるなんてこともあるので、楽しく就活をしたいという方や第二新卒の方におすすめなんです。
また紹介されている求人もユニークな企業が多く、普段で出会えないような求人とも出会えると評判なんです。
そんな「Green」で「書く」にまつわる仕事を検索すると今回最多の「408求人」表示されました。
総合掲載求人数では前の2社にかなり劣っていたこの「Green」ですが、「書く」にまつわる求人紹介は断トツで多かったんです。
興味のある方は是非一度覗いてみて下さい。
文章を書く仕事 新卒に関する疑問
- 文章力を活かせる仕事
-
作家
ジャーナリスト
脚本家
エッセイスト・コラムニスト
ライター・WEBライター
広報担当
コピーライター
編集者 - 文章力がある人が文章を書くときに行っていることとは?
-
- 伝えたいメッセージを明確にする。
- 文章全体に目を配って整える。
- 場合によっては、図表も利用する。
- 文法の誤りや誤字脱字が少ない。
- 生産性が高い。
文章を書く仕事に新卒でつきたいあなたにおすすめな職種8選!まとめ
ここまで、新卒をひかえるあなたに向けて記事を作成しました。
就職活動は面倒だし、大変ですよね。
またその際「文章を書く仕事」がしたいけど、「未経験でも大丈夫なのか?」や、「実際に就職することは可能なのか?」、「今のうちに行っておくべきことは何か?」といった不安も同時に抱えると思います。
「書く仕事」は親しみがある反面、未知の業界でもあるため、そういう不安を抱える気持ちは痛いほどわかります。
しかし本記事で解説している準備や注意事項をきちんと踏まえていただければ、必ず「書く仕事」向けの就職活動を行う際、有利に働かせることができるはずです。
「書く業界」は若いあなたの力を必要としております。
何故なら「書く」行為は、「考えること」と等しいからです。
なので現在書くスキルが備わっていなくても、そこまで心配するはないのです。
是非、きたる就職活動にむけ本記事を参考にしながら準備をおこなっていってください。
コメント