「フェアトレード」って何だろう?あなたの買い物が世界をかえる!

フェアトレードとは何か?今回はこの「フェアトレード」を題材に記事を書いていきます。

あなたは「フェアトレード」という取引を知っていますか。

最近多くのメディアで取り上げられるようになり、コーヒーや食材など国内でも多くこの「フェアトレード商品」が出回っております。

フェアトレードとは簡単に言えば、公正な取引をさします。

今何故この「フェアトレード」というものが我々普段の生活にも密接になってきたのか。

それは自分の買い物を通して目に見えない他人や他の地域に貢献しようという運動が広がっているからです。

本記事を読んでいただければ、この「フェアトレード」の仕組みを簡単に理解できます。

我々の生活は気付かぬうちに大きく変貌を遂げようとしています。

この「フェアトレード」という仕組みもその一つです。

是非あなたが本記事で「フェアトレード」についての知識を深め、今後の生活に活かせてもらえれば嬉しいです♪

それでは参りましょう。

この記事を書いているのは

こんにちは「shu」です!当ブログでは「サステナブル」についての記事を書いております。今後益々大きくなる「サステナブル」の取り組み。持続可能な社会の為に我々ができる事は何でしょうか?

目次

1、フェアトレードとは?

「フェアトレード」とは一体なんでしょうか。ここではまずフェアトレードとはどういうものか、簡単にご説明します。

フェアトレードの目的とは?

まず、「フェアトレード」とは英語で書くと「fairtrade」で、直訳すると「公平な取引」を意味します。

また「フェアトレード」と出てきたらそれは「公正な取引における買い物」と捉えられることが一般的です。

この「フェアトレード」とは、どの間の公正さを言っているのか?

それはつまり、「物を輸入する立場」「物を生産する立場」の間の公正さを指します。

我々が普段買っている「コーヒー、カカオ、ナッツ」などの多くは、「発展途上国」で得られる原材料を国内に輸入し、加工したものを我々が購入しています。

その商品の多くは日本では安く購入することができます。

僕も「チョコレート」が大好きなのですが、あんなに甘くておいしいチョコレートが100円もしないで購入出来ちゃいますよね!

しかしその反面、原材料を提供する生産国では先進国にこの原材料を安く提供するために、低賃金で過剰労働を強いられております。

まだ人権もままならない幼い児童に労働をさせたり、必要以上の農薬を使い生産者の健康を脅かしたりと生産者側に悪影響を及ぼしております。

この「フェアトレード」によって生産国の原料や製品を適正な価格で購入することにより、立場の弱い生産国の生産者や労働者の生活改善と自立を支援することが出来ます。

この「取引の仕組み」を「フェアトレード」といいます。

フェアトレードが広がった背景は?

2013年にバングラディシュで起きた「ラナ・プラザ」事件

この「フェアトレード」が広まったのは第二次世界大戦後、東欧諸国の経済支援を目的に西ヨーロッパで始まったとされております。

「フェアトレード」が広まった背景として様々な要因があげられますが、その中でも特に挙げられるのは、

先進国が自国で手に入らない材料を途上国に安い値段で提供させていること

があげられます。

我々日本を例にするとこれまで輸入に頼らず、国内のみで取れる材料を使用し衣食住を賄ってきました。

無い物はないという、それに見合った生活を送っていたんですね。

それにより国内で働く人たちの労働もバランスが取れていました。

しかし近年、生活嗜好品やファッション、トレンドの需要拡大によって国内の生産では賄えないものを欲するようになりました。

例えば、「バナナ」、「コーヒー」、「チョコレート」などの我々が普段目にしている物産の多くは、外国から原材料を輸入することによって今日食べられるようになり、広く一般的になっていきました。

しかし例えば、日本のように原材料をもたない国が「チョコレート」を食べるためには途上国でカカオを栽培し、それをチョコレートに変えるための労働力が必要となります。

日本でそのチョコレートが100円もしないで購入できるというのは、生産者にとってはほぼ無賃労働が行われているような物なのです。

このアンフェアな仕組みを改善し、「先進国」と「途上国」の公平さを保とうというのがこの「フェアトレード」が広がった背景です。

また、昨今で言うと2013年にバングラディッシュで起きた「ラナ・プラザ事件」というものがあります。

この「ラナ・プラザ」という商業ビルには我々も普段お世話になっている「ファストファッション」ブランドの工場が多く入っておりました。

「ラナ・プラザ事件」ではそこで働く若者たちの命が犠牲となりました。

死者は1000人を超え、このビルのオーナーはビルの崩壊の危険性があるのにもかかわらず「問題ない」と主張し若者たちに強制労働を課したのです。

この「ラナ・プラザ」の事件もフェアトレード精神が世界的に広まった大きなきっかけとなりました。

何故フェアトレードが必要なのか?

こうした悲惨な事件は何故起こるのでしょうか。

先進国と途上国の格差が要因なのですが、もう少し具体的に言うと生産国で働く労働者の方々の労働賃金が安すぎる為です。

勿論この「ラナ・プラザ事件」で言えば直接的な原因はビルの倒壊が進んでいたからなのですが、そのような状況であっても労働をしなければならない状況下におかれた人々が大勢いたというのが問題なのです。

そもそも賃金が保証されていれば、命の危険を冒してまで働く必要などないわけですから。

なので、フェアトレードが何故必要か?

それは簡単に言えば、

働く人々の賃金が保証され、人々の命も同時に保証されるから

です。

後程詳しく解説しますが、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)によって設定される国際フェアトレード基準というものがあります。

この基準は、生産者の持続可能な生産と生活を支えるために必要な「フェアトレード最低価格」が定められており、国際市場価格がどんなに下落しても、輸入業者は「フェアトレード最低価格」以上を生産者組合に保証しなければならないというものです。

言い方をかえれば、生産者はどのような状況であっても「最低賃金」が保証されるという事です。

この国際フェトレード基準を満たすことによって輸入業者と生産者とで公平さが保たれるという訳です。

フェアトレード最低価格は、生産地域の物価・経済状況等と、買い手側の意見を考慮した上で、産品ごと、生産地域ごとに明確に設定されています。

以上簡単にまとめると、「フェアトレード」とは、世界中で行われている「貿易」において、生産者が輸入業者によって労働力や労働金が搾取されない為の仕組みを言います。

今後益々グローバル化が進み、貿易における「自由度」は高くなります。

この「フェアトレード」の仕組みは生産国、人種に縛られずどんな状況であっても生産者の「命」を保証する大切な仕組みと言えます。

2、フェアトレード商品が手元に届くまで

世界中で行われる貿易において「物を輸入する立場」と「物を生産する立場」の間の公正さを保つために「フェアトレード」の仕組みがありますが、そのフェアトレードの商品が我々消費者の手元の届くまでにどういった流れがあるのか見ていきます。

国際フェアトレード認証ラベルとは

国際フェアトレード認証ラベル

国際フェアトレード認証ラベルとは、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られている事を証明しているラベルで、このラベルが貼られているかどうかで我々消費者は生産者と輸入業者との間で適正な取引が行われているかどうかを判断することが出来ます。

この取り組みは消費者が製品を買う際にフェアトレード製品であるかどうかを分かりやすく判断できるというメリットがあります。

つまり、製品を通して行うフェアトレードの取り組みです。

国際フェアトレード認証ラベルは、Fairtrade Internationalが所有およびライセンスをしている国際登録商標です。

国際フェアトレード認証ラベルは、生産から、輸入の商品が実際に店頭に並ぶまでの工程において追跡が可能で、認証原料100%からなる製品に表示されます。

国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade Internationalとは

「フェアトレード・ジャパン」公式サイト

国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)とは世界のフェアトレード運動を促進する国際機関を言います。

略称を「FLO」とします。

国際的なフェアトレード基準を設定し、基準を満たした農産物や雑貨に国際フェアトレード認証ラベルを認定する役割を担っております。

1997年に発足し、本部をドイツに置きます。

フェアトレード認証ラベルを希望する業者はこの国際フェアトレードラベル機構に登録料を払い、許可が下りることでこの運動に参加することが出来ます。

日本​国内ではフェアトレードジャパンが、Fairtrade International の構成メンバーとして国際フェアトレード認証ラベルのライセンス事業、製品認証事業、フェアトレードの教育啓発活動を主に行っています。

フェアトレードの基準とは

国際フェアトレード基準は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)によって設定されるフェアトレード全般に関する基準です。

現在、国際フェアトレードに認定されている商品は現在、バナナ、コーヒー、カカオ、綿花、花、生鮮果物、蜂蜜、果汁、米、香辛料、砂糖、茶、金、スポーツボール、ワイン、複数の認証産品による加工品の16品目です。

国際フェアトレード基準によって、途上国の生産者には「フェアトレード最低価格」が保証され、最低限の生活が保証されます。

生産者にとってはフェアトレード製品を確実に生産する責任があり、輸入業者にとっても確実に市場に陳列する責任があります。

なので国際フェアトレード基準を遵守した製品を広く流通させるために双方がお互いに協力し、この基準を満たさなければなりません。

国際フェアトレードラベル機構がその製品が本当にフェアトレード製品にふさわしいかどうかを重点的に点検する基準は以下の3つです。

  1. 経済的基準
  2. 社会的基準
  3. 環境的基準

それぞれ簡単に見ていきましょう。

1、経済的基準

  • フェアトレード最低価格の保証
  • フェアトレード・プレミアムの支払い
  • 長期的な取引の促進
  • 必要に応じた前払いの保証など

2、社会的基準

  • 安全な労働環境
  • 民主的な運営
  • 差別の禁止
  • 児童労働・強制労働の禁止など

3、環境的基準

  • 農薬・薬品の使用削減と適正使用
  • 有機栽培の奨励
  • 土壌・水源・生物多様性の保全
  • 遺伝子組み換え品の禁止など

このように農場などの生産現場だけでなく、輸出入業者、加工・製造業者、販売業者までの全過程で点検して認証しています。

3、フェアトレードの商品を紹介

ここでは具体的にフェアトレード商品の見分け方を確認していきます。

「フェアトレード」製品のものは大きく分けて以下の2つに分類されます。以下の代表的なラベルの種類を確認しておきましょう。

  1. 製品が「フェアトレード」と認定された国際フェアトレード認証ラベル
  2. 団体が「フェアトレード」と認定された「WFTO系フェアトレード」ラベル

1、製品が「フェアトレード」と認定された国際フェアトレード認証ラベル

国際フェアトレード認証ラベル

先程も解説しましたが、国際フェアトレード認証ラベルは国際フェアトレードラベル機構の定める基準をクリアすることで製品にラベルを貼付することができます。

このラベルの貼られた製品は国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られている製品であるため、フェアトレード製品であると言えます。

主な商品

  • UCC社、エコグリーンコーヒー
  • イオン社、カカオ調達制度 ひとくちクリーミーチョコレート
  • wakachiai社、アルガンオイル 60ml

2、団体が「フェアトレード」と認定された「WFTO系フェアトレード」ラベル

「WFTO系フェアトレード」ラベル

WFTO(World Fair Trade Organization)は、開発途上国の立場の弱い人びとの自立と生活環境の改善を目指す世界中のフェアトレード組織が1989年に結成した国際的なネットワークです。

WFTO(World Fair Trade Organization)には、事業活動全体を通して、生産者の労働賃金、環境などフェアトレード基準10の指針を満たしている団体のみ加盟することができます。

国際フェアトレードラベルと同様、WFTOラベルを発行する為には認証が必要となります。

認証基準をクリアした企業はこのラベルを貼付した製品を販売することが出来、その製品のはすべては「フェアトレード製品」だと認証をもらうことが出来ます。

国際フェアトレードラベルが「製品」に対する「フェアトレード評価」だとすると、「WFTOラベル」は団体に対する「フェアトレード評価」だと言えます。

主な商品

  • バナナペーパー 用紙
  • バナナペーパーカレンダー STAND
  • バナナペーパー ハンガー

4、フェアトレードを通して変わる未来

ここでは最後に、「フェアトレード」が進むことによってもたらされる未来について見ていきたいと思います。

世界中で行われる貿易において「物を輸入する立場」と「物を生産する立場」の間の公正さを保つために「フェアトレード」の仕組みがあります。

双方の間の公平・公正さを権威ある認証機関(国際フェアトレードラベル機構)がきちんと判断する。

それによって途上国の生産者や 労働者が、自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現を目指す持続可能な取組みです。

そもそもSDGs「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals(略称SDGs)」が採択されたのは2015年の事。

2030年までに達成すべき目標は17にも上ります。

SDGsについて詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。

今回ご紹介した「フェアトレード」の取り組みはこの「SDGs17の目標」すべてに関連していると言っても過言ではありません。

SDGs17の目標

例えば、目標1の「貧困をなくそう」改善においてこの「フェアトレード」がもたらす効果が大いに期待できるし、目標16の「平和と公正をすべての人に」改善においても同等の事が言えるでしょう。

現在世界人口の40%が農業によって生計を立てていると言われております。

我々が「フェアトレード商品」を購入する事は、このような人々の生計を助けるだけでなく、その後自立する機会を与えることにも繋がります。

我々一般人が「買い物」という普段行う日常作業の一環で、参加できるのがこの「フェアトレード」という取り組みの最大の強みです。

持続可能な未来のために、人間感の公正さを保つこと。

また人種、宗教、価値観関係なくしてみんなが助け合える仕組みである「フェアトレード」の取り組み。

「フェアトレード」が普及することによって得られる未来は、世界の皆が生きやすい未来となるはずです。

どれだけこの「フェアトレード」に取り組めるか

現在国内における「フェアトレード」認知度は5%ほどだと言われております。

まだまだこの「フェアトレード」は国内のみならず、世界で認知されていない状況です。

「フェアトレード」において、今後どれだけこの「フェアトレード」に取り組めるかが重要な課題となります。

普段の買い物で、低賃金で働く途上国の方々を手助けすることが出来るこの素晴らしい取り組み。

この取り組みをより沢山の方々に知ってもらうためにはどうしたら良いでしょうか。

「フェアトレード」なんて「偽善活動」に過ぎず、自分には関係ないと思われるかもしれません。

確かに僕も最近になってこの「フェアトレード」の仕組みを理解しただけでとてもではないですが、読者の方に行動を促せるような人物ではありません。

しかし、先日「フェアトレード」の商品を購入してみた際、どこか満たされる「思い」を体験しました。

この「フェアトレード」の取り組みというのは確実に労働者の元に「自分の行為が還元される」仕組みです。

今までの自分のただの行為だった「買い物」が、遠い異国の誰かと繋がる思いを体験したんですね。

「フェアトレード」というのは、自分と他人が本当の意味で繋がることではないかと思いました。

目に見えない相手の為を思って行動をとることはこの「フェアトレード」に限らず今後、人類が生きていく上で大切な精神となるのではないでしょうか。

お読みいただきありがとございました。

宜しければ「フェアトレード」と同様、持続可能な未来のために重要とされる「エシカル」についての記事もお読みください。

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この記事を書いた人

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